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死都日本 の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2024/05/08

災害ものだと大体の政治家はボンクラの集まりだったりするが、今回の首相はかなり頑張ってる。こんな人が現実に居てくれたらいいのに。 早い段階で噴火するので物語はスピーディーに進んでいく。途中の説明や伝説の話は退屈だが、噴火から逃げ惑う辺りは面白い。 個人的な好みとしては、避難する...

災害ものだと大体の政治家はボンクラの集まりだったりするが、今回の首相はかなり頑張ってる。こんな人が現実に居てくれたらいいのに。 早い段階で噴火するので物語はスピーディーに進んでいく。途中の説明や伝説の話は退屈だが、噴火から逃げ惑う辺りは面白い。 個人的な好みとしては、避難する人達の話や救助にきた自衛隊の話など、ハラハラ・ドキドキするような展開をもっと入れて欲しかったな。

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2012/06/05

火山の大噴火を、巨大地震と大津波に置き換えれば、そのまま3.11の悲劇に繋がりそうなリアリティが迫ってくる。ただし、完全なる人災である原子力発電所から放射能がダダ漏れ、という描写はさすがに小説にはありません。 和製災害パニックものとしては「日本沈没」が筆頭と思いますが、こちらも...

火山の大噴火を、巨大地震と大津波に置き換えれば、そのまま3.11の悲劇に繋がりそうなリアリティが迫ってくる。ただし、完全なる人災である原子力発電所から放射能がダダ漏れ、という描写はさすがに小説にはありません。 和製災害パニックものとしては「日本沈没」が筆頭と思いますが、こちらもちゃんとエンタメしていながらも、科学検証など緻密な描写でグイグイ惹きつけてくる、一気読み出来る作品。 科学シミュレーション、パニック、災害 というキーワードに興味を引かれたら、読む価値ありです♪ 賞も取ってるのに意外と知名度低いのはなぜだろう?

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2012/04/15

日本で巨大噴火が起こったら…というif小説 主人公が噴火現場から生還し大混乱の現場で再開する等 出来すぎだっ!と思うところも多々ありましたが 噴火の恐ろしさやどういったことが起こるのか またその際どのような行動や蓄えが有れば良いか等 参考になる部分も多々有りました。

Posted byブクログ

2011/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブログにも書きました: http://zuruzuru-ikiru.blogspot.com/2011/11/blog-post.html クライシス部分はやや冗長。阿鼻叫喚の地獄絵図をもっと克明に筆圧込めて書けば楽しかったはず。 ポリティカルフィクションの部分は途中までは良くできているけど、むりやり総理大臣の演説で良い方向に丸め込むラストはいかがなモノか。 とはいえ、東日本大震災以降の日本をバックグラウンドにして読むと、民主党政権の成立、原発の大量建設の危険性、土建屋国家の危うさなどをきちんと指摘しているところが身にしみる。

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2011/10/02

私たちはこんなにも恐ろしい国に住んでいるのか、と感じる一冊。 数万年前に起きた、今の日本の地形を作った火山の破局的大噴火。 そんな大規模な噴火が現代の日本に起これば、日本はどうなるのか。世界は、人間は、、、、 その発生メカニズムや被害、混乱、影響・・・ 実際に起こるのではないか...

私たちはこんなにも恐ろしい国に住んでいるのか、と感じる一冊。 数万年前に起きた、今の日本の地形を作った火山の破局的大噴火。 そんな大規模な噴火が現代の日本に起これば、日本はどうなるのか。世界は、人間は、、、、 その発生メカニズムや被害、混乱、影響・・・ 実際に起こるのではないか、また起こったことがあるのだろうかと感じるほど生き生きと、リアルに、精密に描かれている。 地学に関する知識がなくてもわかりやすく解説されており、ぐいぐいと引き込まれ、読み進めていってしまう。 並大抵のホラーよりよっぽど怖い!

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2010/05/31

火山の恐ろしさをまざまざと描いた、災害小説の傑作です。 あらすじ 宮崎県の霧島火山で噴火の兆候が認められる。 防災工学の研究者にして「火山屋」の黒木は政府の要請を受けて、極秘の噴火対策チームに加わることになる。 噴火への対策が進んでいく中、予測よりも早く噴火が始まってしまう。そ...

火山の恐ろしさをまざまざと描いた、災害小説の傑作です。 あらすじ 宮崎県の霧島火山で噴火の兆候が認められる。 防災工学の研究者にして「火山屋」の黒木は政府の要請を受けて、極秘の噴火対策チームに加わることになる。 噴火への対策が進んでいく中、予測よりも早く噴火が始まってしまう。そしてそれは当初の想定をはるかに越える、日本を破滅に追いやる「破局的噴火」であった・・。 怖い小説です。であるがゆえに面白い小説です。 フィクションではあるのですが、火山学・地学的に裏付けされたその描写は、火山を多く抱えた日本人にとって、描写される以上の恐怖を感じさせてくれるでしょう。 我々の知る噴火・溶岩の怖さの数倍上を行く脅威。 特に火砕流が海を渡り対岸を蹂躙するシーンでは、心底ゾッとしました。溶岩といえば海に流れ込むシーンしか思い浮かばないのですが、そんな楽観を軽々と飛び越える火砕流の怖さ・・。 淡々と描かれる、噴火が街を、人を飲み込んでいく様子がその怖さをさらに引き立てます。 そんな状況でありながら、小説自体が暗く重い印象を与えないのは、登場人物がどこかコミカルで憎めないキャラであったり、首相が誠実で決断力に富む人物であったり(苦笑)と、小説的に誇張された部分ゆえでしょう。 そのおかげでエンターテインメントとしても十分に楽しめる作品になっていると思います。 「実在する恐怖の大王をご覧ください」との著者のコメントにふさわしい、「恐ろしく」て「面白い」傑作です。

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2009/10/07

圧倒的なスケールで、災害が迫ってきます。今まで聞いたことも考えたこともないようなのが。用語がどうしても難解で文章が長くなるのがきつかったけど

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2009/10/07

20XX年、天孫降臨伝説で有名な宮崎県の霧島火山に噴火兆候が現れる。普通の火山活動と思われたそれは、やがて驚くべき霧島の正体をあばきはじめた。高まる緊張。募る不安。そして迎えたXデー……。多くの人々の災害観を圧倒的な筆力と、怒涛の論理展開で覆し、火山学者に激賛された第一級のクライ...

20XX年、天孫降臨伝説で有名な宮崎県の霧島火山に噴火兆候が現れる。普通の火山活動と思われたそれは、やがて驚くべき霧島の正体をあばきはじめた。高まる緊張。募る不安。そして迎えたXデー……。多くの人々の災害観を圧倒的な筆力と、怒涛の論理展開で覆し、火山学者に激賛された第一級のクライシスノベル誕生! 第26回メフィスト賞、宮沢賢治賞奨励賞、日本地質学会表彰受賞作

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2009/10/04

単純に面白い。 驚きも何も無いが、もうすごい勢いで地学の薀蓄が増えていく。 言うなれば、地学版京極夏彦。 それにしても、どうしてメフィスト賞作家は理系が多いんだろう・・・ 森博嗣に、高田崇史にこの石黒耀も理系人間。 結構俺がメフィスト賞を好む理由もここら辺にありそうです。 で...

単純に面白い。 驚きも何も無いが、もうすごい勢いで地学の薀蓄が増えていく。 言うなれば、地学版京極夏彦。 それにしても、どうしてメフィスト賞作家は理系が多いんだろう・・・ 森博嗣に、高田崇史にこの石黒耀も理系人間。 結構俺がメフィスト賞を好む理由もここら辺にありそうです。 でも、この『死都日本』作品としては単純なクライムノベルかと思ったが、以外や以外最終的には経済小説もどきになってた。 副題をつけるなら『日本再生』って所かな〜 ただし、やはり“もどき”である事は否めない。 前半に多く振られている地学の薀蓄と、後半に振られている石油エネルギー脱却におけるプランの説明の差が大きい。 ノベルズにあたって加筆すればいいのにな〜、今だったら石油エネルギー以降のエネルギープランの本なんてトンでも本から実用書まで腐るほど資料はあるんだろうから。 まぁ、きっとそこら辺は好きじゃないんでしょうねw まぁ、京極夏彦や森博嗣、高田崇史などの薀蓄小説が読める人で、理系の薀蓄が嫌いじゃなきゃ、結構面白く読めると思う。

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2009/10/04

かーなーり読ませてくれましたっ 発売日に買って今まで積読していたのが勿体なかった… ってのが読み終わってからの感想。 なんでハードカバーの時点で買うのやめてしまったのだろうorz ハードカバーだからって買い控えてしまった自分がとっても情けない。 あの時読んでいたら絶対石黒さんファ...

かーなーり読ませてくれましたっ 発売日に買って今まで積読していたのが勿体なかった… ってのが読み終わってからの感想。 なんでハードカバーの時点で買うのやめてしまったのだろうorz ハードカバーだからって買い控えてしまった自分がとっても情けない。 あの時読んでいたら絶対石黒さんファンになってたはず。というか、石黒ファンになりました。 火山が噴火してからのスピード感は絶品です。 本の厚さからみて、噴火するの早いんじゃないの?と最初は思いましたが、 全然ダレない!だらけさせない!読み手をダレさせる隙を与えない! デビュー作でこれは凄すぎる… やっぱりメフィ賞凄いな。

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