1,800円以上の注文で送料無料

ゲーデルの謎を解く の商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2014/04/08

ゲーデルの定理について、その証明に深入りせずに、その意義についてていねいに説明しているところがこの本の特徴。 「無矛盾」と「完全性」というキーワードに対し、それぞれ「両方のプレイヤーに勝ちの可能性がある」、「「どちらも絶対に勝てない」ということはない」という説明はわかりやすいと思...

ゲーデルの定理について、その証明に深入りせずに、その意義についてていねいに説明しているところがこの本の特徴。 「無矛盾」と「完全性」というキーワードに対し、それぞれ「両方のプレイヤーに勝ちの可能性がある」、「「どちらも絶対に勝てない」ということはない」という説明はわかりやすいと思った。

Posted byブクログ

2013/06/08

画なども用いた平易な類推で、不完全性定理のイメージを説明した書。 厚みは無いが、内容は凝縮されている。(伝聞だが、著者は最終的に文体を変えるという“禁じ手”まで使って原稿の枚数を減らしたらしい。) ただし一つだけ、背理法について知っている(理解はある意味不要)ことが必要。gg...

画なども用いた平易な類推で、不完全性定理のイメージを説明した書。 厚みは無いが、内容は凝縮されている。(伝聞だが、著者は最終的に文体を変えるという“禁じ手”まで使って原稿の枚数を減らしたらしい。) ただし一つだけ、背理法について知っている(理解はある意味不要)ことが必要。ggrks! 入門と、後から理解を再確認するには適切な書であろう。 本棚に欲しい一冊。

Posted byブクログ

2009/10/04

「理論体系には真だが証明できない数学的文章が存在する」「系の無矛盾性が証明できるならばその体系は矛盾している」という数学屈趾の哲学的難題、若き天才ゲーデルの不完全性定理を非常にわかりやすく解説した一冊。薄いのに濃度はとても濃い。カントールの集合論、ヒルベルト計画、対角線の悪魔など...

「理論体系には真だが証明できない数学的文章が存在する」「系の無矛盾性が証明できるならばその体系は矛盾している」という数学屈趾の哲学的難題、若き天才ゲーデルの不完全性定理を非常にわかりやすく解説した一冊。薄いのに濃度はとても濃い。カントールの集合論、ヒルベルト計画、対角線の悪魔などのキーワードも合わせて解説がなされており、加算無限とかチューリング機械とかフラクタルとかω無矛盾性とか、今をときめく訳の分からない数学キーワードを勉強する為の強力な一歩になる事は間違いない。完璧な理論が無いと言う事は、人間が理論以上の存在であることを表しているのか?論理で理論の壁を打ち破る事はできるのか?理論の集大成がコンピュータであるとするならば、コンピュータ(理論)は人間の理解を越える事は出来ない。となると、人間の理解は神のパズルを解くことは出来ない……ということになるのか?神の存在を示唆するものなのだろうか?

Posted byブクログ

2009/10/04

2006/11/25前後。とても読みやすかった。集合論を完璧なものにしようとしてた人の論理が、実は穴があって、その穴をツェロモロさんやラッセルさん達が埋めようと、公式作る。その後、ヒルベルトさんは、更に完璧な定理にするために「ヒルベルト計画」を作成し、自分の悲願を大成させようと実...

2006/11/25前後。とても読みやすかった。集合論を完璧なものにしようとしてた人の論理が、実は穴があって、その穴をツェロモロさんやラッセルさん達が埋めようと、公式作る。その後、ヒルベルトさんは、更に完璧な定理にするために「ヒルベルト計画」を作成し、自分の悲願を大成させようと実行したけど、ゲーデルが不完全定理を出して、それも作れなかった。・・・と理解したんですけど、合ってるんかな。こういう数学理論は、読んでて面白い。理解箇所が合ってるか終始不安だが。

Posted byブクログ