わたしにふさわしい場所 ニューヨークセレブ事情(下) の商品レビュー
結婚により上流クラスに仲間入りしたヒロインが悪戦苦闘の末見つけたものは・・・と、ヒロインがなんとなく『レベッカ』の「わたし」的。 噂でしか知らない前妻に引け目を感じたりライバル視したりとその辺りも似てるかな。 ただ、社会経験もあるからあちらほどウブじゃないし、今を生きるアメリカ女...
結婚により上流クラスに仲間入りしたヒロインが悪戦苦闘の末見つけたものは・・・と、ヒロインがなんとなく『レベッカ』の「わたし」的。 噂でしか知らない前妻に引け目を感じたりライバル視したりとその辺りも似てるかな。 ただ、社会経験もあるからあちらほどウブじゃないし、今を生きるアメリカ女性らしく(?)上流志向バリバリというか成金丸出しといった感じで「金で全てを解決する!」というその行動がねぇ・・・ しかもどうも「あらあらなにやってるの、おバカさん」という優しい視線じゃなく「バッカじゃないの、この女!」といいたくなってしまうのはどうしてなんだろう・・・? テンポいいし、聞きなれない固有名詞には訳注がついてて、とても読みやすい小説なんだけど、なんかねーラストが安易というか、上手くまとまりすぎというか、その辺がとても不満。
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