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信玄と信長 の商品レビュー

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2010/04/20

非常に対照的なリーダーである信長と信玄。 完全トップダウン型である信長。 民主委譲型である武田信玄。 時代に必要とされながらも儚く本能寺に散った 信長は部下の意見を全く聞かない。(笑) 超合理主義。 現代人には理解されても、同時代の人々には なかなか理解されない...

非常に対照的なリーダーである信長と信玄。 完全トップダウン型である信長。 民主委譲型である武田信玄。 時代に必要とされながらも儚く本能寺に散った 信長は部下の意見を全く聞かない。(笑) 超合理主義。 現代人には理解されても、同時代の人々には なかなか理解されない存在だった。 信長に対して、信玄は父である信虎(トップダウン型)の反面教師のように思える。また状況的にも民主型に せざる終えなかった背景もあるように思えるが・・・ 「人は城、人は人垣、人は堀。 情けは味方、仇は敵なり。」 (どれだけ城を堅固にしても、人の心が離れてしまったら世を治めることはできない。情けは人をつなぎとめ、結果として国を栄えさせるが、仇を増やせば国は滅びる) とは信玄の言である。 人と人との信頼関係を重要視していたように伺える。 家臣の総意をどのように 正しくまとめあげ、実践するか。 信玄の人身掌握術は非常に巧である。 戦国の世も、現代社会においてもリーダー であるべき人物像はその時代における背景 があるとはいえ変わらぬものである と考えさせられた1冊。

Posted byブクログ

2011/08/01

私は戦国武将でもリーダーでもないけれど…ちょっと読んでみた。信玄と信長 ともに戦国時代のスーパースターである。そしてともにてっぺんを取れなかった大将でもある。日本的ムラ社会を基盤に合議制でもって人心をつかんだ信玄と、西洋的独裁専制主義と天才的カリスマ性で突き進んだ信長、その共通点...

私は戦国武将でもリーダーでもないけれど…ちょっと読んでみた。信玄と信長 ともに戦国時代のスーパースターである。そしてともにてっぺんを取れなかった大将でもある。日本的ムラ社会を基盤に合議制でもって人心をつかんだ信玄と、西洋的独裁専制主義と天才的カリスマ性で突き進んだ信長、その共通点と相違点が歴史マニアでもなくビジネスマンでもない私にも十分わかるように書かれている。ラストのビジネス書的解説はあまり面白くなかったけれど、その結論に至る解説には興味を引かれた。あまりスキではない戦国時代の あまりスキではない二人の小説も読んでみたいと思った 雨の午後であった。

Posted byブクログ