1,800円以上の注文で送料無料

アポロの歌(文庫版)(2) の商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2010/04/10

少年誌で性を大きな題材として取り扱った画期的作品。愛の本質を描こうとする作品の主題は「火の鳥」や「ブッダ」や「ブラック・ジャック」にも通じており、物語の構成もすばらしく、もっとこの作品は評価されるべきだ~と改めて読んでみて思う次第です。 オムニバス形式で夢と現実が交互に繰り広げ...

少年誌で性を大きな題材として取り扱った画期的作品。愛の本質を描こうとする作品の主題は「火の鳥」や「ブッダ」や「ブラック・ジャック」にも通じており、物語の構成もすばらしく、もっとこの作品は評価されるべきだ~と改めて読んでみて思う次第です。 オムニバス形式で夢と現実が交互に繰り広げられる中、悲劇の連続は悲しい限り。第3章と第5章に登場する渡ひろみの姿は、成人したメルモちゃんそのものです。

Posted byブクログ

2009/10/04

生と死があるがままに描かれている。当たり前のように。それは実は凄いことなのだ。これだけ自然に本質を描ける人など他に知らない。また、本人による後書きでも語られているが、主人公にはかげがあり、その時代にここまで社会問題を抉っていたことに感嘆してしまう。読後には深い余韻が残った。

Posted byブクログ