ヴァイオリニスト の商品レビュー
デッサン絵本。父親に蔑まれるヴァイオリン奏者が、窓の向こうの聴衆を得てヴァイオリニストになっていく物語。 作:ガブリエル・バンサン、訳:今江祥智
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青年の感情や少年の感情がしっかり伝わる。苦悩、悲しみ、喜び、最後は希望で終わって良かった。少年が窓の外から静かに青年を見守ってるように見えて温かい気持ちになった。
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一枚の絵から ヴァイオリンの音色が届いてくる 一枚の絵から ヴァイオリニストのため息が聞こえてくる 一枚の絵から 男の子の心臓の鼓動が届いてくる 一枚の絵から 村人たちのヴラボーの声が届いてくる 一枚の絵から 無限の感情が届いてくる
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これもまた先週読了!ほぼ主人公のモノローグで進む展開はバンサンの絵と合わさって、読んでて想像力を刺激されたなぁ…!さみしいところもあるけど、シンプルに良い話なところも好き!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自信をなくしたヴァイオリニストが自分を窓越しにいつもみている少年のまなざしにいつしか励まされ、自分自身を確立します。 ほとんど文のない、デッサン画で構成された印象的な絵本。
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晩年のバンサンの作品。 主人公が、自分のヴァイオリン演奏に、身近な人たちを喜ばせる力があると気づくお話し。 いい本です。
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バンサンの中で、「アンジュール」と並んで好きなのですが、これが自分の中では一押しです。たまたま原画展で原画を拝見する機会があったのですが、見ているだけでこのヴァイオリニストの苦悩が痛いくらい伝わって来て、しばらく動けませんでした。 その後、自分が全く同じ様な苦境で「ほっといてくれ...
バンサンの中で、「アンジュール」と並んで好きなのですが、これが自分の中では一押しです。たまたま原画展で原画を拝見する機会があったのですが、見ているだけでこのヴァイオリニストの苦悩が痛いくらい伝わって来て、しばらく動けませんでした。 その後、自分が全く同じ様な苦境で「ほっといてくれ!」と言うことになるとは。人生って、わかんないもんですね。私事ですが。
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字のない絵本。ないから、字が自分の内側からわき上がってくるのだろう。つまり、説明しない生き方が、一番の説明になっている生き方……な〜んて。
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出会うべくして出会った二人は 様々な柵を越えて旋律を心に刻むのだろうか。 音というものは、直接的であり間接的でもある。 聞き手の心の状態により選ぶことすらできるのだ。 耳をふさぐことは簡単だが、それは聴いてからでも遅くない…。
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