みずいろのこびん の商品レビュー
「ぼくはぼくのきもちのままでいたい」 水色の小瓶は、温かい癒しの心。読んでいると、胸がぎゅっと締め付けられたり、ふわっと温かく感じたりしました。とっても素敵な絵本です。
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ぼくの心のなかには みずいろのこびんがあるんだ。 だれにもいえない、だれもしらない、みずいろのこびん。 ぼくはそのなかに、ぼくのきもちをいれる。 こんな書き出しで始まるこの絵本。‘みずいろ’のきれいなこびんには、本当はいやなのに「いや」といえない気持ちや、「おかあさん...
ぼくの心のなかには みずいろのこびんがあるんだ。 だれにもいえない、だれもしらない、みずいろのこびん。 ぼくはそのなかに、ぼくのきもちをいれる。 こんな書き出しで始まるこの絵本。‘みずいろ’のきれいなこびんには、本当はいやなのに「いや」といえない気持ちや、「おかあさんはやくかえってきて」という寂しい気持ちを入れていき、ようちゃんはいい子を演じます。自分の気持ちを隠していく悲しい気持や、自分の気持ちをわかってくれないことに苦しんでいる、ようちゃんの気持ちが、自分と重なって、苦しい気持ちにも出会いました。 この本の作者は摂食障害になった方です。自分の気持ちを抑えてしまうことで、悲しい思いで毎日を過ごしている子供も大人もいると思います。その人たちもようちゃんのように、こびんのふたをポーンポーンと開けられたらいいなぁと思いました。
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