ねんどの神さま の商品レビュー
戦争が終わって1年 学校で粘土を渡され、好きなものを作るように言われる 健一が作ったものは、戦争を企む人や戦争で儲ける人を懲らしめる神さまだった 祖母の田舎に1人疎開していた健一は、戦争で家族をみんな亡くしていた やがて、都会に住むおじさんに引き取られた健一は引っ越して行く しか...
戦争が終わって1年 学校で粘土を渡され、好きなものを作るように言われる 健一が作ったものは、戦争を企む人や戦争で儲ける人を懲らしめる神さまだった 祖母の田舎に1人疎開していた健一は、戦争で家族をみんな亡くしていた やがて、都会に住むおじさんに引き取られた健一は引っ越して行く しかし粘土の神さまは校長室から倉庫へ移動して忘れ去られていた しかし50年後、粘土の神さまは大きくなって、動き始めた! これはどう考えればよいのか… 読み聞かせ時間は19分くらいです
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戦後47年、1992年刊行の作品。 疎開先の小学校でけんちゃんが作ったのはねんどの神さま。戦争をおこしたり戦争で金儲けにした人たちをこらしめる神様だという。少年は父親が中国で戦死し、空襲で家族も亡くしていた。 ねんどの神様は校長室に飾られていたが、その後顧みられなくなり、長く忘れ去られていた。 長い年月が経ったある日、突然粘土の人形は巨大化し、東京を目指して歩き始める。自衛隊が怪獣となった人形を兵器で止めようとするが止まらない。 長い年月の中、兵器会社の社長となっていた健一は、ついに核兵器を使い、怪獣をとめようとする。 予想を裏切る結末は、 変わってしまった心や世の中を、読者にトゲのように突きつけている。 読み始めるとそれぞれゲームして耳で聴いていた子どもたちが集まって見始めた。 50年を待たずに出した2021年に亡くなった那須正幹さんの思いが伝わる。武田美穂さんの絵もいい。長さを感じさせない著者の筆運びもあるが、文量と配分が考えられたレイアウト、表紙のセレクトなど本作りも素晴らしい。
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ズッコケ三人組で有名な著者による絵本。 とてもブラックな話。 終戦翌年が舞台。 ある田舎の小学校の授業で作られた粘土細工。 それは戦争をおこしたり、戦争で金儲けをする人をこらしめる神さまだった。 どんな話なのかと思ったら、かなりブラックな話でした。他の方の感想にもあったが、昔の...
ズッコケ三人組で有名な著者による絵本。 とてもブラックな話。 終戦翌年が舞台。 ある田舎の小学校の授業で作られた粘土細工。 それは戦争をおこしたり、戦争で金儲けをする人をこらしめる神さまだった。 どんな話なのかと思ったら、かなりブラックな話でした。他の方の感想にもあったが、昔のウルトラマンにありそうな話。
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神さまが少しかわいそうにおもえる。 最後のオチがなんともいえない。 作者と絵を描いた人が大コラボだなあ。
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こっこれはっ!えっそうくる?という内容。 繊細なお子様には見せられないかな。 全体的に黒い表紙に真っ赤なタイトルがなんとも内容を反映なさって… 一言言えるのは、ケンちゃん、クズになっちゃったなー 大人が読んだほうが心に刺さります。
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戦後すぐねんどで神さまをつくった男の子 戦争をするわるいやつをこらしめる神さま 大人になってねんどが大きくなって東京にむかってきて 攻撃したり毒ガス使ったり核爆弾つかったりする
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内容が子供向けにしてはちょっと難しかったです。ただ単純明快な本ばかりでなく、事の結末を自分で想像することも必要だと考えれば、少々難しいけれど、色々な想像をすることができる本だと言えると思います。
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