カスピアン王子のつのぶえ 改版 の商品レビュー
ナルニアシリーズ第二弾。 印象に残っているのは、 現実時間とナルニア経過時間が大きく異なっていることと、 黒白、二人の小人の性格・行動・生き方の違い。 ピーターとスーザンのナルニア入りが最後になり、 この世界は子どもしか来れないことが語られます。 さすが、作者が子どもに読み...
ナルニアシリーズ第二弾。 印象に残っているのは、 現実時間とナルニア経過時間が大きく異なっていることと、 黒白、二人の小人の性格・行動・生き方の違い。 ピーターとスーザンのナルニア入りが最後になり、 この世界は子どもしか来れないことが語られます。 さすが、作者が子どもに読み聞かせるために作った絵本だ。 BCC版は愛のある作り方、Disney版はカスピアン、かっこえぇ。
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- ネタバレ
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2011.2 TVではじめて映画版を見て、「あれ?こんな話だっけ??」と思い再読。ずっとあのままナルニアにいられた方が、きっと幸せだったんだろうなぁ。映画では、もしかしてスーザンもこちらに戻ってくるのかしら。
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『ナルニア国ものがたり』シリーズ第2弾。 1話は小学生の頃に読みましたが、なんとなく話の流れに引っかかるところがあり、ずっと続きを読まずにきました。 (あとになって、それは作中のキリスト教観が苦手なんだと知りました) 数年前に2話が映画化されたので、せめてそこまでは読もうと思い...
『ナルニア国ものがたり』シリーズ第2弾。 1話は小学生の頃に読みましたが、なんとなく話の流れに引っかかるところがあり、ずっと続きを読まずにきました。 (あとになって、それは作中のキリスト教観が苦手なんだと知りました) 数年前に2話が映画化されたので、せめてそこまでは読もうと思いました。 寄宿舎学校に戻る途中の駅のホームで、突然兄弟4人が再びナルニアに入り込むというシーンは、まさに『ハリー・ポッター』です。 順番は逆で、ハリーがこちらの影響を受けているのですね。 前回は、魔女が敵でしたが、今回の敵は人間なので、前よりは不気味さや恐ろしさが緩和されていました。 また、前回は悪の手下でまったくいけすかなかった小人が、今度はカスピアンやピーターたちの味方についています。 初めはそれがわからなかったため、カスピアンの先生が小人と知って、危険だとドキドキしました。 それにしても、4人の兄弟たちと会った小人が、現在のナルニアの状態を話すくだりが、この物語の大半を占めていることに驚きました。 あらかた説明してしまっています。バランスの悪さお構いなしのフリーダムなストーリー構造です。 吹くと、助けがやってくるという角笛アイテムや、森が動いて人間たちに攻め込んでくる、というシチュエイションは、彼の友人トールキンの『指輪物語』にも共通して見られるものでした。 アナグマが活躍しましたが、ビーバー夫婦の子孫に再会したかったです。アスランがまた登場して、ほっとしました。 ピーターとスーザンは、大きくなったため、次の冒険からは、ナルニアには来られないそうです。 年齢制限がある国だったとは。 映画のようなカスピアンとスーザンの恋愛要素は皆無でしたが、物語としては変な色気を出さず、冒険ファンタジーとしてまとめているのが一番だと思います。 今回は、前回のような強い宗教観は特に感じられず、楽しい冒険談として読めました。
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ナルニアシリーズは想像力を高めるのに最高の本だと思います! 今まで読んだファンタジー作品の中で断トツに好きです☆ 頭の中で完璧にできあがっていた世界なので、今後の映像化も楽しみです。
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これは7冊で人気投票したら下位に近いのではと予想しますが私は好きです。(というか順位はつけられないです。)最後の方に、ナルニア的世界の成り立ちのヒントがちらりとあり、そういうのがすきな人は、「魔術師のおい」を読んでから再読するとおもしろいのでは。私が好きなのは、やはり、子どもたち...
これは7冊で人気投票したら下位に近いのではと予想しますが私は好きです。(というか順位はつけられないです。)最後の方に、ナルニア的世界の成り立ちのヒントがちらりとあり、そういうのがすきな人は、「魔術師のおい」を読んでから再読するとおもしろいのでは。私が好きなのは、やはり、子どもたちが再びナルニアへ行った最初のあたりが相変わらず異世界へ入る新鮮な感覚があって好きです。単純にこどもたちが○○○を焼いて食べるだけでも好きですね。
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ペベンシー兄弟が出てくる第2弾。あっという間に年月がたってしまっていたナルニア国内の様子に最初は驚きます。 4人とカスピアン王子活躍がたのもしくて楽しい本です。
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突然ナルニアに引き戻された4きょうだい。かつて所有していた「助けを呼ぶつのぶえ」に、なんと自分たちが呼ばれてしまうというのがおもしろい。呼んだのはテルマールの王子カスピアンで、敵は叔父であり簒奪者である現テルマール国王だ。両陣営ともに裏切りと不信の気配が漂い、シェイクスピア劇を見...
突然ナルニアに引き戻された4きょうだい。かつて所有していた「助けを呼ぶつのぶえ」に、なんと自分たちが呼ばれてしまうというのがおもしろい。呼んだのはテルマールの王子カスピアンで、敵は叔父であり簒奪者である現テルマール国王だ。両陣営ともに裏切りと不信の気配が漂い、シェイクスピア劇を見ているようだ。実際、「マクベス」を連想させる場面もある。(「指輪物語」にも「マクベス」を思わせるシーンが散見される。マクベスは悪い王のアイコンとして、リチャード3世にずいぶん水をあけているようだ。)終盤、アスラン登場とともに、眠れるナルニアの民たち(バッカスや木の精など)が次々と目覚めていく。ナルニア全土に喜びがあふれ、ローマ神話的な祝祭の気分がもりあがる。これを見ると、テルマール王国というのは実はキリスト教による支配をあらわしているのではないか、と思えてしまう。カスピアンは背教者ユリアヌスだ。が、著者は篤信のキリスト教徒であるそうだから、こんな読み方をされたら不本意に違いない。前作と違っていかにも長編の一部であり、読後非常に落ち着かない気分である。7冊読んでからでないと評価できない本のような気がする。(読んだのだが、大昔だ。忘れてしまった。)さっそく続きを読まなければ。
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子供の頃からの大事なシリーズだが、指輪物語やゲド戦記と並んで映像化は無理だと思っていた。 けれど指輪物語が元の作品のイメージを損なう事無く、いやむしろ自分の想像を遥かに超えた映像となって現れたあたりから『もしかすると…』と思いが変わっていた。 はたして映像化された作品を観た時に自...
子供の頃からの大事なシリーズだが、指輪物語やゲド戦記と並んで映像化は無理だと思っていた。 けれど指輪物語が元の作品のイメージを損なう事無く、いやむしろ自分の想像を遥かに超えた映像となって現れたあたりから『もしかすると…』と思いが変わっていた。 はたして映像化された作品を観た時に自分の中の架空の“絵”よりも鮮やかな色で表現された世界に驚くと同時に嬉しかった。 自分の大好きな作品が映像化された喜びもあるけれど、抱いていたイメージが台無しにならなかったから。 自分勝手ではあるけれど、やはり大事な作品のイメージが壊されたように感じるのは楽しいものではないので。 でもやはり自分の中にある“絵”やそれに付随している香や手触りや感触は全然別のもの。 そしてそれはそれで映画を観たあとでも損なわれる事無く存在している。 面白い事に子供の時によんだ頃からそれは変化していない。
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