ことばの力 の商品レビュー
大人こそ読んだ方がい…
大人こそ読んだ方がいいかもしれません。大人のくせに知らなかった・・・と思わず青ざめてしまうようなことも載っていますよ。
文庫OFF
「いってみれば,わたしは,コミュニケーションということばが,あまり好きではありません。人と人との関係を,手ぎわよくさばいてしまいすぎる感じがあるのです。」 「ことばはみんなの共有財産です。しかもどれだけたくさん持っていても税金はかかりません。」
Posted by
ことばにはどのくらいの種類があるのか、どんな意味があるのか、方言では同じ言葉がまったく違う言い方になること等。詩に込められている思いを自分で読み取ることが少しはできたと思う。
Posted by
30年前に初版発刊の「ことば」について詩人が綴った岩波ジュニア新書。 悪口の言葉がとてもウィットに富んでいて豊富なこと(現代はものすごく少なくなっていると思う。しかもウィットのかけらもないものが多い)、人間だけがもつユーモアの感覚、電話での言葉(「声」を読み解くおもしろさ!)、...
30年前に初版発刊の「ことば」について詩人が綴った岩波ジュニア新書。 悪口の言葉がとてもウィットに富んでいて豊富なこと(現代はものすごく少なくなっていると思う。しかもウィットのかけらもないものが多い)、人間だけがもつユーモアの感覚、電話での言葉(「声」を読み解くおもしろさ!)、「書く」ことの大切さなどが著者のユーモアや皮肉もたっっぷりに書かれていて痛快な1冊。 「人間は、それほどかんたんにきもちを伝え合うことのできる生きものではない、もっと複雑で、かつ不完全なものだ、そしてむしろそういう点にこそ、人間である証がある、(略)」と書いてある章で、コミュニケーションということばが、あまり好きでないという著者に共感する。いま、そのことばは、あらゆるところで重宝され、非常に高いスキルとして崇められてしまっているけれど。
Posted by
詩人である著者が身近にあることばをテーマに詩を交えつつ書いた本です。 言葉の偉大さ、無力ささまざまなことを考えられる一冊です。
Posted by
言葉というのは難しい。ちょっとした言い回しで怒らせてしまったり、伝わりきれてなかったり。『あいさつは人と人とをつなぐ、ナカグロのようなものです』と文中で詩人らしい言い方をされています(詳しくは文中で)。あいさつに限らず、物の言い方、言葉使いに気をつけようと改めて感じた。
Posted by
資料番号:015061443 ご利用の細則:貸出可能です 備考:複本資料(資料番号:019114719)は,新川和江コレクションに所蔵中です http://lib-yuki.city.yuki.lg.jp/info/shinkawa.html
Posted by
亡くなる前の一月、門前に立っていたおばあさんの話から、いきなり引き込まれた。 「ことばの力」について、川崎さん自身の体験なども含め、たくさんのエピソードを交えたエッセイ。 でも、端々に、ことばの無力さ、ことばを越えるなにかへのまなざしを感じられる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ことばを介したコミュニケーションとは? ユーモアたっぷりな文章で、ことばの力について固くならずに考えさせられる。 ことばでどう伝えるか、ことばで伝わらない場合は? そして、自分自身の気持ちは自分ですら100%はわかっていないよね?という展開に。 ところどころに織り交ぜられた詩も、とてもステキです。
Posted by
[ 内容 ] ことばには、人びとの心を愉快にしたり、怒りや悲しみを和らげたり、ときには人を突き動かすほどの力があります。 詩人である著者が、挨拶など日々なにげなく交わしていることばを見直し、言い回しを探るなかから、人の気持ちを受けとめ、自分の思いや考えを伝えるにはどうしたらよいか...
[ 内容 ] ことばには、人びとの心を愉快にしたり、怒りや悲しみを和らげたり、ときには人を突き動かすほどの力があります。 詩人である著者が、挨拶など日々なにげなく交わしていることばを見直し、言い回しを探るなかから、人の気持ちを受けとめ、自分の思いや考えを伝えるにはどうしたらよいかを語ります。 豊かなことばの世界へ導く一冊。 [ 目次 ] あいさつのことば おどろいたとき 悪口の息づかい ユーモアのアンテナ うれしいときと悲しいとき 愛のことば 電話でしゃべるとき 方言による表現 自分の考えを伝えるとき [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
Posted by
- 1
- 2