アンガスとあひる の商品レビュー
1y3m あひるの鳴き声やアンガスの吠える声が好きなようす。読み聞かせるのはまだ早いかな?と思ったけれど、案外気に入ってくれたようで、日に何度も読むときもあります。
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「マージョリー・フラック」は、『100まんびきのねこ』の「ワンダ・ガアグ」と共に、アメリカ絵本の基礎を築いたといわれる絵本作家で、本書のオリジナルは1930年との事ですが(ちなみに日本版テキストは1974年)、決して古びた印象は無く、寧ろ、シンプルながら、人生の辛苦にも擬えること...
「マージョリー・フラック」は、『100まんびきのねこ』の「ワンダ・ガアグ」と共に、アメリカ絵本の基礎を築いたといわれる絵本作家で、本書のオリジナルは1930年との事ですが(ちなみに日本版テキストは1974年)、決して古びた印象は無く、寧ろ、シンプルながら、人生の辛苦にも擬えることが出来て、普遍性のある物語だと思いました。 登場キャラは、スコッチ・テリアの「アンガス」と、二羽のあひるだけで、アンガスの表情豊かで躍動感のある絵と、あひるたちの飄々とした無表情そうに見えながらも、確かな意思を持った絵とが、見事な対照性をなしており、白黒とカラーを交互に繰り返す絵もメリハリがあって、良いと思いました。 そして物語は、アンガスが未だ見たことのない、外の世界に初めて踏み出していったら、いきなり現実の厳しさを思い知ったという、切なさがありながらも、それを鳴き声で表現しているところが、どこかユーモラスで印象的でしたし、おそらく、これを繰り返して、人も学び生きていくのだろうなと思わせるところに、この絵本の変わらぬ普遍性を感じましたが、あひるという言葉には、今村夏子さんの同名小説を思い出させるものもあり、決して見た目で判断してはいけないといった、教訓ものにもなっております。
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あひる出てきたらガーガーってところで笑う息子 何か惹きつけるものがあるんだなと思いました しりたがりやのアンガスが ジョージとかぶるようです
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好奇心旺盛でわんぱくなテリア犬のアンガスがとにかくキュート。 リアリティがありつつ、レトロかわいい絵柄が魅力的でした。オチもくすりと笑えて和みます。 動物の鳴き声などの擬音語のページが多いので、読み聞かせにも良さそう。犬好きの方におすすめ。
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個別支援級の読み聞かせ用に公共図書館から学校貸し出しを受けた本。 江國香織さんの「絵本を抱えて部屋のすみへ」でも紹介されていたと思うのだが…。 スコッチ・テリアのアンガスは好奇心旺盛。 ある日、空いたドアの隙間から外に出て、2羽のあひると遭遇し、もちろんのこと、吠えて追いかけ...
個別支援級の読み聞かせ用に公共図書館から学校貸し出しを受けた本。 江國香織さんの「絵本を抱えて部屋のすみへ」でも紹介されていたと思うのだが…。 スコッチ・テリアのアンガスは好奇心旺盛。 ある日、空いたドアの隙間から外に出て、2羽のあひると遭遇し、もちろんのこと、吠えて追いかける。 アンガスとあひるの攻防が面白い。 スコッチ・テリアとあひるという、どちらもちょっとずんぐりむっくりした体形が、横長の画面構成にぴったりだ。 動物の生態もきちんと捉えている。見返しの絵もいい! 2020.11.2
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行って帰るお話。絵がはっきりしていてかわいい。 そういえばアンガスシリーズはちゃんと読んでいない。本の解説に「5冊」とあるのは以下かな。 アンガスとあひる(本書) アンガスとねこ まいごのアンガス ベスとアンガス トプシーとアンガス 同じく本の解説では「9冊(中略)絵本を作...
行って帰るお話。絵がはっきりしていてかわいい。 そういえばアンガスシリーズはちゃんと読んでいない。本の解説に「5冊」とあるのは以下かな。 アンガスとあひる(本書) アンガスとねこ まいごのアンガス ベスとアンガス トプシーとアンガス 同じく本の解説では「9冊(中略)絵本を作っています」とあって、 「おかあさんだいすき」 「あひるとピンの話」 「おたまじゃくしのチム」 が載っているけれど、ウェブキャットにはもう少し載っている。 http://webcatplus.nii.ac.jp/#/16f68fb2970 『おかあさんだいすき』 『あひるとピンのぼうけん』 『ふわふわしっぽと小さな金のくつ』 『なまけねずみのウォルター』 『くませんせいにきいてごらん』 『こねずみせんせい』 「おたまじゃくしのチム」は訳されていない絵本なのか、違うタイトルになっているのか…どうなのだろう。
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1歳8、9か月 スコッチテリアのアンガスがいけがきの向こう側の音が気になり、隙をみて飛出し、あひるに出会う。水飲み場をあひるからうばい、自分が水を飲むも、あひるに追いかけられ、家に逃げ帰ってソファの下で三分間じっとしているというような話。 白黒とカラーのページが交互にあって、...
1歳8、9か月 スコッチテリアのアンガスがいけがきの向こう側の音が気になり、隙をみて飛出し、あひるに出会う。水飲み場をあひるからうばい、自分が水を飲むも、あひるに追いかけられ、家に逃げ帰ってソファの下で三分間じっとしているというような話。 白黒とカラーのページが交互にあって、話も面白いし、文量もちょうどよく、ワンワン、ガーガーなどの声も随所に出てきて、よく見ていた。
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好奇心旺盛な仔犬のアンガス。 いつも庭の境の向こう側から聞こえてくるやかましい音の正体が知りたくて、ある時こっそり家の外に飛び出します。 そこに待っていたのは真っ白なあひる達。 1匹と2羽の追いかけっこが今、始まる――……。 他愛もないお話なんだけど微笑ましいし、絵が本当にすて...
好奇心旺盛な仔犬のアンガス。 いつも庭の境の向こう側から聞こえてくるやかましい音の正体が知りたくて、ある時こっそり家の外に飛び出します。 そこに待っていたのは真っ白なあひる達。 1匹と2羽の追いかけっこが今、始まる――……。 他愛もないお話なんだけど微笑ましいし、絵が本当にすてき。スコッチ・テリア大好きになりました。 かわいいしかっこいいし、誰かTシャツとかトートバッグにしてくれないかなあ(絶対買う)。
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村上春樹と宮崎駿の物語の構造を極限までシンプルにしたのがこの絵本だという話を聞いて、読んでみた。「行きて帰りし物語」とされている。 まだ読んでいないが、タイトルだけ。 『物語論で読む村上春樹と宮崎駿-構造しかない日本』大塚英志
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「児童青少年の読書資料一覧」(中多泰子ほか『改訂 児童サービス論』樹村房、2004)の、「幼児むき」で紹介されていたので、図書館でよんだ アンガスは、知りたがりの犬 知りたがりな子どもが、アンガスに自己投影できそう 話の筋は一直線だけれど、アンガスとあひるの鳴き声を真似て読みきかせたら楽しそう
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