1,800円以上の注文で送料無料

ピリカ、おかあさんへの旅 の商品レビュー

4.5

12件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/02/05

ピリカの旅(サケ達の旅)はとても壮大でかけがえのないことなんだよね。 体が朽ちてなお、遡上する姿は人生で一度は見たほうがいいのかも。 しかし、この作品に出会ってから見るのは、さらにいいことだと感じました。 さらに『川の中で ・ぶん石渡みお、・え宮本忠夫』という石目線の本を併せて...

ピリカの旅(サケ達の旅)はとても壮大でかけがえのないことなんだよね。 体が朽ちてなお、遡上する姿は人生で一度は見たほうがいいのかも。 しかし、この作品に出会ってから見るのは、さらにいいことだと感じました。 さらに『川の中で ・ぶん石渡みお、・え宮本忠夫』という石目線の本を併せて読むと、とても壮大なスケールで感じる事ができる。

Posted byブクログ

2021/12/23

「ピリカは岩をとびこえ、かべをなんどもおちては、とびはねて  鼻先も体もすりきずだらけになりながら、ようやくかべを  のりこえると、ふっと流れが、ゆるやかになりました」 鮭の壮大な世界が、溢れんばかりに迫ってきます。読み聞かせることはもちろん、ぜひ子供自身が手にとって、自分で読...

「ピリカは岩をとびこえ、かべをなんどもおちては、とびはねて  鼻先も体もすりきずだらけになりながら、ようやくかべを  のりこえると、ふっと流れが、ゆるやかになりました」 鮭の壮大な世界が、溢れんばかりに迫ってきます。読み聞かせることはもちろん、ぜひ子供自身が手にとって、自分で読んでほしい。(13分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #ピリカおかあさんへの旅 #越智典子 #沢田としき #福音館書店

Posted byブクログ

2020/06/26

2020.06.19 鮭の一生、生まれてから子孫を残し息絶えるまで 海から川への旅、ただ見たこともない母のにおいだけを追い求めて… 描写がリアルで所々に自然の厳しさがある。死と隣り合わせの世界で本能のままに生きる姿の なんとすばらしいことか

Posted byブクログ

2021/11/01

とても感動しました。常に死と隣り合わせの厳しいピリカの世界も、語り口がやわらかいせいか、終始どこか穏やかでした。そして、最期の時もスッと自然に死が理解できる素晴らしい絵本でした。

Posted byブクログ

2017/03/04

ピリカのおかあさんたちが、サメにおそわれそうになったとき、にげられたところが、かっこよかったです。せいぎのヒーローみたいでした。

Posted byブクログ

2013/04/21

さけのピリカが海から川をのぼってお母さんになる 命は幾つも、幾年も重なって… さけの生態と命と死の物語 何度読んでも、感動する。 すべてのお母さんに、そして、お母さんから産まれたすべての人に、読んで欲しい名作です!

Posted byブクログ

2012/10/30

私の住む街の川には、秋になると鮭が遡上してきます。うちの子の通う幼稚園では、その様子を観察しに行くのですが、事前にこの絵本を2回ばかり読み聞かせてくださったようです。 園児が聞くには長いお話だと思ったのですが、そんな心配はいりませんでした。 海で暮らす雌鮭のピリカに、ある日、ふと...

私の住む街の川には、秋になると鮭が遡上してきます。うちの子の通う幼稚園では、その様子を観察しに行くのですが、事前にこの絵本を2回ばかり読み聞かせてくださったようです。 園児が聞くには長いお話だと思ったのですが、そんな心配はいりませんでした。 海で暮らす雌鮭のピリカに、ある日、ふと宿った「何かに呼ばれる感覚」。導かれるままに海の果てまで泳ぎ、真水から感じる「おかあさんの匂い」を追って川を上り、たどり着いた先で卵を産んで『おかあさんになる』神秘的な旅。力尽きたピリカは、代々同じ川で命を繋いだおかあさんたちの匂いに包まれて、息絶えます。横たわる体は、捕食したものの体の一部となり、いずれ木や土になって、また川に流れ込んでいく…。 そんな壮大な営みが、シンプルな言葉でさりげなく、しかし説得力を持って描かれています。 読後に、鮭の遡上を観察したこどもたちは、上流を目指して泳ぐ鮭に「フレーフレー!ピリカ!」と声援を送り、死んだ鮭には「よくがんばったね」と労っていたそうです。 いい絵本だと思います。

Posted byブクログ

2012/08/10

女性には特に読んでいただきたい、素敵な絵本。なんでお魚の本なの?と、プレゼントで渡された時びっくりしてしまった覚えがありますが、読後は母に甘えたくなります。落ち着く感じの本。

Posted byブクログ

2012/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

北の海で仲間の鮭たちとすごしていたピリカ。毎日プランクトンを食べて大きくなってきましたが、ある時、だれかに呼ばれているような気がしました。鮭たちは、みんなでどこかに移動します。それは、生まれた川への長い旅。 川には他の海からきた鮭の群れも合流して、鮭でいっぱいになります。けれど、川にも危険がいっぱい。川をのぼって、やっとのことで産卵場所にたどりつくときには、どの鮭も傷だらけです。 そして卵を無事に産み終えると、メスもオスも死んでしまいます。 ピリカはもうひとつの旅に出るのです。 いつしか、土になり、木になり、ゆたかな川の水になるでしょう。

Posted byブクログ

2012/05/13

サケの一生を絵本にしていますが、無駄のない文章と、大画面の鮮やかな絵で生命力を感じられます。読んでいても力が湧いてくるようです。中学年でも読めますが、高学年におすすめ。

Posted byブクログ