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クラバート(上) の商品レビュー

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19件のお客様レビュー

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2023/06/03

一年目の章は謎をばらまく感じなので読むのに根気が要る。二年目からグッと面白くなります。投げ出さなくて良かった。

Posted byブクログ

2022/06/18

魔法使いの弟子として水車場で働かされる話。 魔法というとキラキラしたイメージがあるけど全然そんなことなくて、逃げる事が出来ずに強制されて働かされていて、それに付随して魔法も教わってる、、みたいな感じ。 面白いかな、、?とりあえず下も読む。

Posted byブクログ

2022/06/04

子供の頃から気になるのに何故か読まずにきたお話の一つ。クラバート伝説というものがもともとあり、そこから創作されたお話。主人公のクラバートと魔法、カラスに変身、仲間の死、仲間も良いやつがいたり、悪いやつがいたり、秘密の恋があったり、内容盛りだくさん。面白かった。大人で読んでも満足だ...

子供の頃から気になるのに何故か読まずにきたお話の一つ。クラバート伝説というものがもともとあり、そこから創作されたお話。主人公のクラバートと魔法、カラスに変身、仲間の死、仲間も良いやつがいたり、悪いやつがいたり、秘密の恋があったり、内容盛りだくさん。面白かった。大人で読んでも満足だったので、子供の時に読んどくべきだったなあ。

Posted byブクログ

2021/09/16

この表紙。インパクト大。水車場で働きながら11人の仲間と共に親方の元で魔法を勉強するクラバート。それはどこか異様で何か秘密がありそうで。親方との奇妙な関係、カラスの魔法、新月の夜の訪問者、リーダーの奇妙な死、仲間との友情、少女への恋心…。その中でクラバートはどう決着をつけていくこ...

この表紙。インパクト大。水車場で働きながら11人の仲間と共に親方の元で魔法を勉強するクラバート。それはどこか異様で何か秘密がありそうで。親方との奇妙な関係、カラスの魔法、新月の夜の訪問者、リーダーの奇妙な死、仲間との友情、少女への恋心…。その中でクラバートはどう決着をつけていくこか。不穏で魅惑的な空気が常に纏わりついた物語。一筋縄ではいかない難しさや読みにくさもある分骨太で深い。何もせず何も考えず言いなりになることに慣れることは恐ろしい。人は自分の頭で考えて自分の心で感じて賢くあらねば。

Posted byブクログ

2021/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

下巻まで読了。 とても面白かった…! プロイスラーオリジナルの、勉強して身につく魔法と愛する人にたいする心配からうまれる魔法が最後の試練で生きてくるところが良かった。本編ではさして語られなかったけど、親方から離れると魔法を失うことへの答えのようで。 硬めの文章と表紙は、私がこどもの頃ならとっつきにくいと感じたかもしれないけど、読み終えるとこれがクラバートらしくて好きだなあと思える。

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2021/03/13

司書の間で話題になっていたので読みました。 登場人物の名前が覚えられなく、また、キリスト教のいろいろな祝祭日などの知識がないと理解できない部分が多いですが、そんなことにとらわれずにとにかく先へ先へと読み進めたくなって一気読み。 結末が気になるとき、先に読んでしまうこともありま...

司書の間で話題になっていたので読みました。 登場人物の名前が覚えられなく、また、キリスト教のいろいろな祝祭日などの知識がないと理解できない部分が多いですが、そんなことにとらわれずにとにかく先へ先へと読み進めたくなって一気読み。 結末が気になるとき、先に読んでしまうこともありますが、この本は結末を知りたいような知りたくないような(ずっと読み続けたいような)不思議な気持ち。 最後まで読み切ったらまた最初に戻って、登場人物一人一人味わいながらゆっくり読み返したいです。

Posted byブクログ

2020/05/18

「井戸を干上がらせる魔法」を教える親方。 その瞬間にこの物語は期待できると感じました。 そしてクラバートって名前が良いよね。 この本の表紙もずっと記憶に残ってた。

Posted byブクログ

2020/01/17

中世だか近世だかのドイツ、チェコの中間あたりの地方で、乞食をするよりはましという理由で怪しい水車小屋(実は魔法学校)で働くことになった少年クラバートの物語。暗くて先が見えなくて、ループに陥ったような不安になる雰囲気がよい。水車小屋での生活も二周目に入ったところなので続きが楽しみ。

Posted byブクログ

2018/06/07

学生時代、サークル室においてあって気になっていたのであるが、これを研究している方に会って、読んでみたくなった。前半はとにかく、ドキドキして、美しい自然のなかで、生きることの不条理を感じる物語である。

Posted byブクログ

2014/03/18

雰囲気がありすぎる表紙に躊躇して、長い間読めずにいた本。 ただ、作者は子供の頃から馴染んでいる『大どろぼうホッツェンプロッツ』や『小さい魔女』と同じと知り、俄然読む気になりました。 舞台は18世紀のザクセン地方。 物乞いの少年クラバートが、夢に導かれるように水車小屋に行き、そこ...

雰囲気がありすぎる表紙に躊躇して、長い間読めずにいた本。 ただ、作者は子供の頃から馴染んでいる『大どろぼうホッツェンプロッツ』や『小さい魔女』と同じと知り、俄然読む気になりました。 舞台は18世紀のザクセン地方。 物乞いの少年クラバートが、夢に導かれるように水車小屋に行き、そこで住み込み修行を始めます。 村人は誰も寄り付かない水車小屋。親方のもとで働く、どこかなぞめいた11人の粉挽き職人たち。 見習い期間が明ける頃、不思議な状況がわかってきます。 親方と徒弟は魔法使いと弟子たちで、水車小屋で働く傍ら、弟子は魔法を教わっていきます。 粉挽きも魔法で行っているようですが、効かない時もあり、弟子たちはなかなかの重労働。 はじめにそうした話もなく、1年経ってから悟らせるというのでは、「聞いてない!」と反抗する弟子も出てきそうなものですが、誰もがクラバートのように、やむにやまれぬ状態で訪れたのでしょうか。 自分から願ったわけではなく、たまたま魔法使いの弟子になった彼ですが、魔法を覚える代わりに大きな代償を払うことになります。 それは、自分の命は親方に握られてしまうということです。 どんなに逃げても逃げられない状態。 大晦日には、12人のうちの誰かが死を迎えるという恐ろしい契約。 この作者の作品は、どれもドイツらしい重みがあって、今でもそこここに魔法が残っているかのよう。 暗く謎めいた物語世界に引きこまれます。 まったくわけがわからない状態で、あれよあれよといううちに水車小屋で働くようになった彼。 完全に巻き込まれ型です。 それまでは東方の三博士の格好で少年3人で物乞いをしていたのに、突然クラバートが抜けたため、残りの2人は困ってしまっただろうな、と思いました。 まだまだ分からない点は多く、特に大親方と死のうすのことが気になります。

Posted byブクログ