クラバート(下) の商品レビュー
いよいよ成長したクラバートの 愛と友情と勇気が未来を変えていけるのか? 魔法に打ち勝つことなどできるのか? 一気に読める!ハラハラドキドキの物語 死んでいった先輩達が切なすぎる 伝説や昔話には残酷な話しが多いのはなぜだろうか?そこから何が得られるのだろうか?
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毎年、職人仲間が一人が必ず死んでいくシーンが不気味で怖かった。魔法使いがカラスに変身するシーンでジブリのハウルの動く城を思い出していたら、どうやら宮崎駿が影響を受けた本らしい。
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千と千尋の神隠しのベースとなった話、というのをどこかで見たけど、すごく納得した。 強制的に働かされるとか、魔法使いとか、最後のシーンとか。 映像化したら面白そう。
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クラバートと親方のはらはらするやりとり。 最後に愛が勝った。 子供の頃から気になるのに何故か何年も読むタイミングがなくてやっと読めて満足。 子供時代に読むべきだったけど、大人の今でも満足できる内容。面白かった。 あー、長年のつかえがとれてすっきりした。
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この表紙。インパクト大。水車場で働きながら11人の仲間と共に親方の元で魔法を勉強するクラバート。それはどこか異様で何か秘密がありそうで。親方との奇妙な関係、カラスの魔法、新月の夜の訪問者、リーダーの奇妙な死、仲間との友情、少女への恋心…。その中でクラバートはどう決着をつけていくこ...
この表紙。インパクト大。水車場で働きながら11人の仲間と共に親方の元で魔法を勉強するクラバート。それはどこか異様で何か秘密がありそうで。親方との奇妙な関係、カラスの魔法、新月の夜の訪問者、リーダーの奇妙な死、仲間との友情、少女への恋心…。その中でクラバートはどう決着をつけていくこか。不穏で魅惑的な空気が常に纏わりついた物語。一筋縄ではいかない難しさや読みにくさもある分骨太で深い。何もせず何も考えず言いなりになることに慣れることは恐ろしい。人は自分の頭で考えて自分の心で感じて賢くあらねば。
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最後は確かにあれ?これで終わった?と思ったけれど、そこまで十分ハラハラドキドキしたのでよかった、と思う。 時間をあけてまたじっくり読みたい。 来年度は学校図書館への購入要検討。
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全体的に地味ではあるが何度か繰り返し読みたくなる。 いろんなところに伏線があることに気づく。 謎が謎のまま終わってしまうところも粋。
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おそらくドイツの伝承なんかを随所に取り込んんでちょっとダークな世界観を上手く出している 自分探しではなく、自分を見つけてもらう、あるいは見つけてもらえるよう努力する という青春期の過程をじっくり描いている
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「ホッツェンプロッツ」や「小さな魔女」と同じ著者プロイスラーによるものなのですが、表紙がどうも不気味なような神秘的なようなだなと思いながら読み始めてみました。やはり、基本的に愉快なそれらとは異なり、より重々しくダークなファンタジーでした。水車場に住む魔法の親方に、本人もそうと知らぬうちに弟子入りしたみなし子クラバートが、3年の間に成長し力をつけ、そして村の娘と恋に落ちるのだが運命的な選択を迫られる、という物語です。本書はホッツェンプロッツほどには日本では有名ではないのではなかろうかと僕は思うのですが、この本もとても面白かったです。謎とロマンスに引き込まれてしまいました。本書は舞台も物語もダークな雰囲気に覆われていて、これまでこのように緊迫感のある生死に関わる物語は、我が家の子供たちは怖がってしまうので読み聞かせしてこなかったのですが、この本では面白さの方が勝ったようですっかり展開に引き込まれていました。子供たちは、友人や愛する人に対する主人公クラバートのひたむきな思いにも心うたれたようです。さらに僕としてはこの本の持つ生々しい手触りのようなものも好きでした。それはラウジッツ地方という実在する一地方の民話や現実の生活に基づいているからなのだろうと推測します。そして物語が閉じきってないところがまたリアルな感じがします。世界は私たち個人々々の主観を越えた広がりを当然持っているわけですが、デカ帽、ザクセン選帝侯、大親分など本書では完結しきってないサブストーリーがあることから、本書にもそのような世界の奥行き感が感じられました。特に、恋愛や命という問題も気になり始めた思春期に入る頃の少年少女にお勧めしたいです。
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今ごろ、やっと…読んだよ。 壮大で、ドキドキして、湿地のぬめっとした感じとか、秘密とか、死とか、なんか、もういろいろあって。 上下巻に、なかなか手を出せず長い間 積ん読してたのがウソのように読み切れちゃった。 ラストだけ、ちょっとあっさりし過ぎで拍子抜けだったけど。
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