おばけリンゴ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おばけりんご、その名の通り大きくなりすぎたリンゴです。 ひとつでいいからと願って出来たりんご。 もっともっとと欲張って大きくなりすぎたりんご。 売りに出ても誰も買ってくれません。最後には国の役に立ちますが このりんご、子どものこと?と思ってしまう。 パラサイトチルドレンのようでどっきり。 手放すのに一苦労する主人公のようにならないかしらと。 普通のリンゴ、良く熟れておいしいふつうのりんごに育てよう、どきどき。。。
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ヤーノシュの家にあるリンゴの木には実がなりません。それで、 とにかく1つだけ実ができるのを祈るヤーノシュにリンゴの実が 1つだけつきます。とびきり大きなリンゴが。そのリンゴは 思いがけない役割を果たし、ハッピーエンドな感があるのですが 終わりは一筋縄ではいきません。解釈多...
ヤーノシュの家にあるリンゴの木には実がなりません。それで、 とにかく1つだけ実ができるのを祈るヤーノシュにリンゴの実が 1つだけつきます。とびきり大きなリンゴが。そのリンゴは 思いがけない役割を果たし、ハッピーエンドな感があるのですが 終わりは一筋縄ではいきません。解釈多様にできそうだし、 読む時によって変化します。
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貧乏なワルターさんのささやかな願い。りんごひとつ。とっても嬉しい気持ち、なかなか取れない気持ち、よく分かります、、で、大きくなりすぎちゃった。絵も素朴な感じでいいです。
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チビ1号、幼稚園にて。 ワルターのリンゴの木にやっと実ったリンゴでしたが、大き過ぎて、かわいそうなことになってしまったところが残念だったようです。
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びんぼうなワルターさんちの花も実もつけなかったリンゴが、ようやくつけた実が、ずんずん大きくなり、市場でも売れないほどに。そして、そのリンゴのお話は、ドラゴン退治にまで発展していきます。
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以前、これの芝居を見た。谷川俊太郎がアレンジした本だった。 うんうん、と思い出した。確かにこんな話だった。
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貧乏な男・ワルターと、ワルターが大事に育てて大きくなったリンゴのお話。 読んでいるうちに、ワルターが夫でリンゴの木が妻、そしてひとつでいいから欲しいと待ち望んだリンゴが子どもに思えてきました。子どもは絵とお話を素直に楽しみますが、大人は内容について深く考えてしまう絵本です。
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あるところに貧乏なワルターという男の人がいました。 ワルターはリンゴの木を一本だけ持っていましたが、この木はまだ実がなったことがありませんでした。それ以上に、花すらつけたことがなかったのです。(写真?) 隣の家のリンゴの木がたくさんの実をつけているのをみて、すっかり悲しく...
あるところに貧乏なワルターという男の人がいました。 ワルターはリンゴの木を一本だけ持っていましたが、この木はまだ実がなったことがありませんでした。それ以上に、花すらつけたことがなかったのです。(写真?) 隣の家のリンゴの木がたくさんの実をつけているのをみて、すっかり悲しくなったワルターは、心をこめて祈るのでした。(写真?) 「ひとつでいいから、うちのきにもリンゴがなりますように。そんなにりっぱなみでなくてもいいのです。ひとつでいいからほしいのです」 果たしてこの願いはかなえられました。 ある春の夜、ワルターのリンゴの木に、白い花がひとつ咲きました。 ワルターはそれはもう喜んで、リンゴの木の周りを飛び跳ねて喜びました。夜も昼も花の番をし、花を大事に大事にに守ってやるのでした。 こうして育てられたリンゴの花は、夏には小さな実をつけ、日増しに大きくなり、秋にはりっぱなリンゴになったのです。 でも…ワルターは取り入れ時になってもリンゴをとりませんでした。あと一日、あと一日…。 リンゴはどんどん大きくなりましたが、ワルターはそれでもとりませんでした…。 そして… とうとう、りんごはとんでもなく大きくなってしまいました。 お化けのように大きくて、売りに行くにも汽車に入らず、仕方なく背中に抱えて汗をしながら懸命に歩くワルターの挿絵が心打たれます。 市場でどんなに高く売れるだろう。 ただ、それだけを夢みて頑張りました。 でも… 市場では口々にののしられます。 「こんなリンゴ見た事ない」 「この嘘つきめ」 ワルターが予想だにしなかった事態に戸惑っています(写真?) 結局、夜になってもリンゴは売れませんでした。 仕方なくワルターは真夜中をリンゴを背負って帰りました。 ☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★ ここから先はネタバレになってしまうので、 気になる方は『おばけリンゴ』ヤーノシュ著、福音館書店で検索してみてください。 ワルターの素直さ、純朴さ、そして、憎めない彼の姿。 けなげさ。 何ともユーモア溢れる、そして、ほっこりとさせてくれる、とても素敵な絵本です。
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大切な人にもらった本。読むとその人の心の淋しさが見えてくるようで泣けてくる。多くは求めない。ひとつでいいんだよ。
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子どもの落書のようなこの絵本から、読み手はどんなメッセージを受け取るだろうか。小難しい理屈は置いといて、子どもと一緒に無邪気にお話の世界にひたりたい1冊。
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