アカネちゃんとお客さんのパパ の商品レビュー
相変わらず子どもが読む本?と思うぐらい大人びた内容。でも考えてみると沢山読んできた本の中でずっと記憶に残っているので1番最初の人生を変えた一冊と言えるのかも知れない。戦争反対の話や小さいのに1人でお留守番するなど初めて知る大人の世界にこのシリーズで影響を受けていたのかも知れない。
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プーにも家族が増えて。パパとの関係も相変わらずだし。戦争反対の話がこのように入ってくるとは。ママは意外とすごい人かしら。
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モモちゃんとアカネちゃんの本5冊目。 アカネちゃんは思います。お友達のパパはずっと家にいるのに、アカネのパパはふだんは違うところに住んでいて”お客さん”に来るだけです。本当はパパにもずっと家にいてほしいのに。 はなれていても パパはパパ 遠くへ行っても パパはパパ パパは相...
モモちゃんとアカネちゃんの本5冊目。 アカネちゃんは思います。お友達のパパはずっと家にいるのに、アカネのパパはふだんは違うところに住んでいて”お客さん”に来るだけです。本当はパパにもずっと家にいてほしいのに。 はなれていても パパはパパ 遠くへ行っても パパはパパ パパは相変わらずオオカミの姿です。たまにオオカミの皮を脱いでパパになります。ママが忙しい時にはアカネちゃんをお祭りに連れて行ってくれました。 でもママは思うんです。ママは364日ずーっとママをしているのに、パパは1日お祭りに連れて行ったら「パパ大好き!」って言われるんですね。 出張に行ったママが家に電話したらモモちゃんが「アカネちゃんがお腹が痛いと言っている」といいます。慌てて帰るママはハンドバックを忘れてしまいました。そこでママのお仕事の人はハンドバックに「カラスになってママのところに飛んでいけ!」と飛ばせます。 モモちゃんはもうすっかりお姉さんです。アカネちゃんとはけんかもしますが仲良し姉妹です。モモちゃんにとって、ふだんは赤ちゃん扱いするアカネちゃんですが、やっぱりいると心強いです。ある日曜日にモモちゃんは誰もいない学校に行かなければいけなくなりました。一人じゃコワイのでアカネちゃんを連れていきます。そこで出会った不思議な人たち。そう、空襲された時に学校で亡くなった用務員さんと女の子に出会ったんです。忘れられたら寂しい。学校の怪談話としてでも忘れないでほしいって言われます。 アカネちゃんにはあたらいいお友達、カバのぬいぐるみのカバコフ=モシモーノができました。ママが作ってくれたんです!このカバコフのお腹にはコインが入っています。”もしものとき”がきたら、カバコフを連れて逃げればパパに電話がかけられます。パパはお客さんのパパだけど、もしものときはきっと来てくれます。パパが来られなかったら、ママとモモちゃんでアカネちゃんを守らなければいけません。 それからくろねこのプーと、およめさんのジャムとの間に子猫が三匹生まれたんです。 プーはジャムと離れて暮らしているけれど、ちゃんと声が聞こえました。 子猫はご近所さんに引き取られて立派な名前もつけてもらいました。プーは勇んでジャムのところに報告に行きます。そう、プーは愛に一直線です。だからママは考えます。ママはご飯が冷めるってことばかり考えていたなって。
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前作でパパとママが離れて暮らすようになって、パパは「お客さん」になった。パパおおかみはアカネちゃんの前には出てくるけどモモちゃんの前には現れない。これはモモちゃんがパパのいない生活をすんなり受け入れているからなのか?と思っていたらそうでないことが次作であかされる。 またプーがお父さんとなり、ジャムの元に駆けつける姿を見てママが「プーは我が愛に向かって走っていった。それなのにママは、いつもいつも、ごはんがさめることばかり、気にしていた気がします。どこか、なにか、まちがってたのかしら」と自問するシーンが切ない
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シリーズ。 モモちゃんは小学生。アカネちゃんは4歳に。 よそのうちのパパはおきゃくさんじゃないのに、どうしてアカネちゃんのパパはおきゃくさんなの?という問いかけ。パパの見守り役をやめたママ。児童書なんだけど、こどもだけが読む本じゃないなぁ。
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『モモちゃんとアカネちゃん』シリーズ第五巻。ぐんぐん成長するモモちゃんとアカネちゃん。「からすのハンドバック」がとても不思議で印象的。オチもよかった。プーにも子供ができたりして、きゅん死しそうになる話しが変わらず盛りだくさん。
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図書館にて。 昔子供の頃、この本の前までの4冊は家にあった記憶がある。 児童文学だけれど、大人が読んでも十分楽しめて考えさせられる本。 そしてどうしてか、ちょっと物悲しいんだよなあ・・・。 過去の本で出てきたタッタちゃんとタアタちゃんの物語や、肩にヤドリギをのせて歩いていたパパの...
図書館にて。 昔子供の頃、この本の前までの4冊は家にあった記憶がある。 児童文学だけれど、大人が読んでも十分楽しめて考えさせられる本。 そしてどうしてか、ちょっと物悲しいんだよなあ・・・。 過去の本で出てきたタッタちゃんとタアタちゃんの物語や、肩にヤドリギをのせて歩いていたパパの木の物語が思い出された。 表紙のアカネちゃん(というか表紙のお人形の赤ちゃん)が娘にちょっと似ている気がして、それもなんだかキュンとする。 (人形を制作したのは、小室一郎さん・喜多京子さん・仲沢照江さんだそうだ)
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パパおおかみは本当にパパだったんだな…… アカネちゃんはいい子だな~~ あと松谷みよ子先生らしい戦争エピソードとか、幽霊のエピソードとかも収録 これはふたりのイーダっぽい モモちゃんの口がけっこう乱暴でびっくりする笑
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アカネちゃんはもう3歳になった。モモちゃんはたぶん9歳くらいかな。 パパのいない母子3人の生活に、たまに森のくまさんとかが登場する。 そういう平穏そうな生活に、たまに見え隠れする不安とか哀しさとか、それは作者の母としての大人目線。でも、子供の平和な世界と実に対照的だけに、現実味...
アカネちゃんはもう3歳になった。モモちゃんはたぶん9歳くらいかな。 パパのいない母子3人の生活に、たまに森のくまさんとかが登場する。 そういう平穏そうな生活に、たまに見え隠れする不安とか哀しさとか、それは作者の母としての大人目線。でも、子供の平和な世界と実に対照的だけに、現実味があって冷徹で、そしていて子供を思う母の情がひしひしと感じられる。いったい読者は母親なのか子供なのか、よくわからない本である。 お客さんのパパは、突然、おおかみパパとして登場する。ひとり遊びするアカネちゃんのところに、何気ない感じでやってきて、風船を飛ばして帰っていく。もともと一緒に暮らしてないのだから、懐かしくなることもないはずなのに、絶対に消せない父親の影。幸せなアカネちゃんとも、可哀想なアカネちゃんとも取れる、なんとも不思議な切ない話である。 大晦日に、カバの人形を作る話も、童話から急に大人の世界が始まるようで、なんとも残酷な、しかしこれも子供には必要なんだろうなと思わせる話だ。「もしママに何かあったら、モモちゃんがアカネちゃんを守らないといけない」なんて、なんという責任!300円じゃ何にもできないけど、モモちゃんに「がんばってね」と想いを託すママと、大きな責任に不安になりつつ答えようとする娘の絆が見えて、なんだか泣ける。 甘い甘いわたあめのような童話の世界から、一歩踏み出したのが松谷みよ子のすごいところだと思うのだが、その傾向は、モモちゃんシリーズがすすむにつれて強くなっていく。死ぬこと、生きることがくっきりと浮かび上がってくる。しかもメタファー的なのじゃなくて、モモちゃんが大きくなるにつれて、明らかに言語化されてきているような。 わたしは、進化する本モモちゃん、とよんでいる。
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ある意味思い出の本(シリーズ) 自分が小さい頃 読んでもらった本 大人になって自分の子供が寝る前に 何度も読んで聞かせた本 子供のころは単純にちょっとワクワクのお話 大人になって読み返すと 大人の事情や複雑な親の気持ちが沁みてくる 年代ごと、読み返す度に ちがった想いがに...
ある意味思い出の本(シリーズ) 自分が小さい頃 読んでもらった本 大人になって自分の子供が寝る前に 何度も読んで聞かせた本 子供のころは単純にちょっとワクワクのお話 大人になって読み返すと 大人の事情や複雑な親の気持ちが沁みてくる 年代ごと、読み返す度に ちがった想いがにじむ 《モモちゃんとアカネちゃんの本シリーズ》 ・ちいさいモモちゃん ・モモちゃんとプー ・モモちゃんとアカネちゃん ・ちいさいアカネちゃん ・アカネちゃんとお客さんのパパ ・アカネちゃんのなみだの海
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