小さな町の風景 の商品レビュー
哀しいお話もあるけれど、どれもこれも心があったかくなるいい話 こんな風に世の中をみつめていられたらいいな と2,3編読んでは眠りについた
Posted by
あの坂を登れば海が見える 中学生の時だったか、教科書に載っていたお話を唐突に読みたくなり購入。 でも割とそのほかのお話がしんどかったのは、どうしてだろう。 ここまで歩いてくるのに捨ててきたものすべてがあった気がした。
Posted by
私の周りの年配の女性に杉みき子ファンが多いので、気になって読んだ。 「わらぐつのなかの神様」で有名な著者だが、これも人の情愛と豊かな自然を、淡々と描く。一編一編は非常に短く、大きな物語ではないので、ストーリー性のある作品が読みたい人には向かないが、淡々としてはいるけれど、ちゃんと...
私の周りの年配の女性に杉みき子ファンが多いので、気になって読んだ。 「わらぐつのなかの神様」で有名な著者だが、これも人の情愛と豊かな自然を、淡々と描く。一編一編は非常に短く、大きな物語ではないので、ストーリー性のある作品が読みたい人には向かないが、淡々としてはいるけれど、ちゃんとだしをとったすまし汁みたいに、滋味に満ちた深い味わいで、あっさりしていても、作り手の愛情が感じられる。 こういう作品が、年をとった女性の心に沁み込むのもわかる気がする。 わたしはまだ生ぐさいのか、あまりたくさんいっぺんに読んじゃったせいか、「もう、いいか」という気持ちになってしまったけど、たまに読めばいいものだと思うだろうし、もっと年取ったら感じ方も違ってくるのかもしれない。
Posted by
小さな町を舞台にした短編集。これが、本当に短編。なんせこの1冊に45ものお話しが詰まっているのだ。 国語の教科書に載っていたり、道徳の授業で使われる物語もあるので、知っているものもあるのでは。 文の美しく読みやすく、朝読にぴったり。
Posted by
何度も何度も読んだ本。 町の風景をえがいた小さな話がいくつも入っている。 今でもふと、挿絵とともに物語を思い出す。 懐かしいような、夢の中の話のような、浮遊感が心地よい。
Posted by
国語の教科書に掲載されていた小説の中でも特に思い出深い「あの坂を上れば」が掲載されているという理由のみで購入。短編集であるため、時々読んでいるが、まだ読んでいない短編もある。「あの坂を上れば海が見える」は間違いない名作である。繰り返し使われる「あの坂を〜」のフレーズが言葉のリズム...
国語の教科書に掲載されていた小説の中でも特に思い出深い「あの坂を上れば」が掲載されているという理由のみで購入。短編集であるため、時々読んでいるが、まだ読んでいない短編もある。「あの坂を上れば海が見える」は間違いない名作である。繰り返し使われる「あの坂を〜」のフレーズが言葉のリズムをとりつつ、簡潔にテンポよく少年の心と物語が語られる。本当に短い話となっているが、それだけで十分と感じさせるだけの完成度の高い一編。
Posted by
- 1