ぞうのババール の商品レビュー
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最近、あんまり見ないけど、アニメにもなってる、世界で人気の象のババールシリーズの一作目。 森で生まれた象のババール。幸せな幼少期を送っていたが、ある時、狩人に母の命を奪われてしまう。捕まりそうになったところを、逃げに逃げて、街に辿り着いた。(フランスの作品らしいので、モデルはパリの街⁇) そこで人間の暮らしに興味を持ったババールは、運の良いことに大金持ちのおばあさんに出会い、ババールのパトロン(という言葉は当然出てきませんが)になってくれた。初めてのデパート。買い物。写真を撮ってもらいに行ったり。おばあさんと暮らして、車まで乗り回す。 ある時、森からいとこたちがやってきて、その2人を迎えに彼らのお母さんの象までやってくる。それを潮に、ババールはみんなと森へ帰ることになった。折しも、象の王様が亡くなり、ババールはいとこと結婚して新しい王様になる。 大人から見ればなんとも不思議で都合の良い話だけど、とにかく淡々として楽しい。世界の子どもに愛されるのがわかる。
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突然サイフをもらって人間のように服を着たり食べ物を食べたりするところは突拍子もなくて面白い。ただそのまま元の世界に戻っておうさまになるのはどうなんだろうか。
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のっけにお母さんが死んでしまう衝撃。でも、前に前に進むババール。理解者との出逢い。 生きるっておもしろいって感じられる良書。
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キャラクターとしてのババールは知っていたけれど、お話ははじめて読んだ。 ストーリー展開は劇的なのに、喜怒哀楽をあまり感じない。 シリーズものなのか…
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お母さんを撃たれたのに。人間の世界は物珍しさで溢れていたか。でもやっぱ違うよなあ。そういうのでは満たされないよ。
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『ぼくはあの戦争を忘れない』(ジャン=ルイ ベッソン ,講談社)という小学生向けの本.パリが占領されて解放されるまでの空気感を当時子どもだった作者の視点で淡々と描写.その作中に出てくる絵本『ぞうのババール』.日本でもシリーズが翻訳されている. ハンターにお母さんを殺された野性の...
『ぼくはあの戦争を忘れない』(ジャン=ルイ ベッソン ,講談社)という小学生向けの本.パリが占領されて解放されるまでの空気感を当時子どもだった作者の視点で淡々と描写.その作中に出てくる絵本『ぞうのババール』.日本でもシリーズが翻訳されている. ハンターにお母さんを殺された野性の子像が街へ行き,文明化(服を着て,車に乗り…)されて故郷へ戻り,近代的な街を築く… 奇想天外な展開だから子どもは喜びそうだけれど,植民地支配ってのは「土人に先端の文明を教えてやってるんだぜ」と言う価値観が前提.それをWW2へ突入する時代の子ども達はどのように受け取ったのか? 肯定でもなく否定でもなく,その当時の大人の価値観・常識・社会の空気,なのだなあ.
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キャラクターとしてのババールは知っていたけど、絵本は初めて。なかなかシュールな物語でびっくり。ババールはお母さんを人間(かりゅうど)に殺され、その場から逃れて行きついた先が人間の住む町。出会ったのは優しいおばあさんなのだけど、(憎むべき)人間と同じように洋服を着たり、車に乗ったりすることにかなり衝撃を受けた!子供向けだからそこまで深く考える必要はないのか・・・。絵柄が可愛いので、子供たちに安心して読んであげられる。
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子供達は動物が沢山出てくるから好きと言いますが、私には何度読んでもしっくりこないのです。 おさるのジョージを読んだ後のような幸福感に浸れず、なにかが違うと・・・
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ちょっとした大島弓子感あり☆ 森の話を人間にするときの ババールのどや的な態度がたまらない笑。
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