あかいくつ の商品レビュー
・しろいぶぶんがみりょくてき ・むちゅうになるのはこわいこと ・あとがきでアンデルセンのこともおしえてくれる
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子どもの頃大好きで繰り返し読んだ絵本です。 今回、改めて読み返しました。 子供の頃は、なかなかの惨たらしさに怖いな、と感じながらもいわさきちひろさんの素敵な絵が好きで、その気持ちの方が勝っていました、 大人になってから改めて読むと、アンデルセンの深い信仰心がよくわかります。
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私が幼い子供のころに読んだ今でも忘れないいわさきちひろさんの挿し絵と話に目から血が流れ震えを涙声から堪らない麻薬みたいな病めるには惜しい程の愛らしさに愛しさに殺意すら覚えた今でも忘れないかなりやつれた怖い感情です。
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少女を、おそろしい世界へ引きずりこむ魔力をもった赤い靴。 でも、そんな赤い靴に惹かれてしまう少女の気持ちが、 よくわかるのです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
現代の大人にこそ読んでほしい深く教訓的な内容です。 赤い靴の誘惑によって少女は大切なものを見失います。 残酷ななかにも最後は一条の希望の光がさしこむような美しさ。
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表紙絵に惹かれて、図書館で借りてきました。 キリスト教の信仰が基盤となっていることが分からなければ、 お話を理解できない、子どもには少し難しい内容ですね。 足を切り落としてなお、赤い靴の影におののき、 長い償いと祈りの果てに、ようやく救われる少女のお話。
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文字通り、身の毛もよだつ。 アンデルセンはグリム童話とちがって創作ものがほとんどで、さらに言えば死という究極の形によって成就されたとするパターンが多い。 彼の善悪の基準はおよそ信仰とその臆病な性格、貧しく多難な出自に由来するのかと思われ、彼の描く世界観において主人公は極端にも思え...
文字通り、身の毛もよだつ。 アンデルセンはグリム童話とちがって創作ものがほとんどで、さらに言えば死という究極の形によって成就されたとするパターンが多い。 彼の善悪の基準はおよそ信仰とその臆病な性格、貧しく多難な出自に由来するのかと思われ、彼の描く世界観において主人公は極端にも思えるような 罪と罰に駆られている。 本作でも自ら足を切断することでも足らぬ禊ぎを死に委ね、少なくともキリスト信仰の薄い日本人の大多数には違和感があるにちがいない。 しかれどもその純潔や聖に対するアンデルセンの執着は、読む者に理解よりも抵抗を、その先におぼろげな畏怖さえ感じさせるのである。
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ちひろの絵が好きで、子供の頃、母によく「ちひろ美術館」へ連れて行ってもらった。絵本を買ってもらうと何度も何度も読み返した。中でも「あかいくつ」は特に好きだった。
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