ちいさいおうち の商品レビュー
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この絵本を通じて、始めは自然の中で感じられる季節の移り変わり、その後、時代とともに変わっていく環境の変化を、大まかに理解できる。 田舎から都会に変わって失われた、自然、星空、子どもたちの遊び場、ゆったりと流れていた時間。 仕方のない変化だと思うけど、改めて目にすると寂しく感じます。 ラストは素敵な出会いがあり、ちいさなおうちは心安らぐ環境へ移ることができて、ほっと安心した気持ちになります。
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小さな家視点で描かれた話。 少しずつ変わっていく街並みに切なくなりました。 最後はハッピーエンドで良かったと思います。
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図書館にて。 何回か読んでいる本。 読むときによって、感じ方が違うような気がする。 いつか手元に欲しい。
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のどかな丘の上に立つちいさないえは、うつくしい景色と四季のうつろいを、静かに、穏やかに見守っていました。ちいさないえを建てた人は、まごのまごまで住めるような立派な家だと胸を張ります。その言葉の通り、ちいさないえは、長い長い間、壊れることもなく、同じ場所に立っています。しかし、馬車は車に変わり、ひなぎくの咲く丘はまちに変わり、大きなビルに囲まれて、ちいさないえはとうとう、花も、鳥も、星も、みんな見えなくなってしまいました。誰も住む人が居なくなり、荒れ果てたちいさないえの前に、ひとりの女の人がやって来ました。 静な言葉で語られる、ちいさないえをめぐる都市開発と田舎への望郷の念を描いた物語。愛するのどかな風景が徐々に削り取られ、息苦しい都会に閉じ込められていくちいさないえの悲しみに心が締め付けられる。
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実は息子がまだ4ヶ月くらいの頃、近くの書店で母ちゃんが立ち読みしていいなぁと思ってた本。 現在1歳9ヶ月。まだまだこれを読むには早いけれど引越しを兼ねて書店で買いたくて大好きな本屋で購入。あとでまたじっくり読もう。
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ママの思い出の一冊を息子のために購入。印象深いタッチの挿絵は、ちいさいおうちの変遷と街の成長を描き続けます。発展していく街並みを背に変わらないままのちいさいおうちは、子どもにはかわいそうという優しい気持ちを、大人には日頃忙しく過ごす中でふと立ち止まって振り返る大切さを教えてくれま...
ママの思い出の一冊を息子のために購入。印象深いタッチの挿絵は、ちいさいおうちの変遷と街の成長を描き続けます。発展していく街並みを背に変わらないままのちいさいおうちは、子どもにはかわいそうという優しい気持ちを、大人には日頃忙しく過ごす中でふと立ち止まって振り返る大切さを教えてくれます。古い本ですので、翻訳の言い回しや言葉選びも今となっては新鮮。子どもの語彙力成長にもひと役買ってくれると思います。
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ちいさいおうちは丘の上に建っていました 毎日毎日変わらない日々 春が来て夏がきて秋がきて冬になり1年が過ぎていく ところがある日、トラックが来て道路ができました 道路ができると車が行き交いどんどん街になっていきます そして人々はどんどん忙しそうになっていきます お日さまが少ししか...
ちいさいおうちは丘の上に建っていました 毎日毎日変わらない日々 春が来て夏がきて秋がきて冬になり1年が過ぎていく ところがある日、トラックが来て道路ができました 道路ができると車が行き交いどんどん街になっていきます そして人々はどんどん忙しそうになっていきます お日さまが少ししか見えず、星も月もわからない 季節が感じられなくなりました ある日、1人の女の人がちいさいおうちの前で立ち止まりました,,, さてどうしたのでしょう 考えさせられる1冊 読み聞かせ時間13分弱です
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今でいう立ち退き問題のような 昔は春夏秋冬が自然でわかったが 経済が進むと、そういう感覚がなくなる 最後に家が丸々引っ越しできたのは 絵本ならでは
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2019年 24冊目 『ちいさいおうち』 長谷部先生が最初に出会った本らしい。 便利とか発展とかを追い求める先には何があるんだろ。星が綺麗で四季を存分に楽しんで…そんな地球の素晴らしさを感じられるだけで充分なんだよなあ
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ちいさいおうち、という家の周りだけが 田舎から都会の街へと変わっていき 生活の変化に戸惑う気持ちが微笑ましかった 親世代からしたら今の生活の暮らしは 考えが合わなかったり、ついていけなかったり、と 大変な思いをする人が多いけど 変化が嫌なら嫌なりの生活をしにいくのもありなのかな...
ちいさいおうち、という家の周りだけが 田舎から都会の街へと変わっていき 生活の変化に戸惑う気持ちが微笑ましかった 親世代からしたら今の生活の暮らしは 考えが合わなかったり、ついていけなかったり、と 大変な思いをする人が多いけど 変化が嫌なら嫌なりの生活をしにいくのもありなのかな、と思った。
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