ちいさいアカネちゃん の商品レビュー
あかねちゃんのおみまいに、タッタちゃんとタアタちゃんがかえってきてよかったねとおもった。 ※図書館で借りた本
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モモちゃんとアカネちゃんの本4冊目。 パパとママはおわかれしましたが、「離婚しました。終わり」ではなく、パパもちょこちょこと姿を表します。 パパがどうしていないのか分からないアカネちゃんは家を探します。 そしてある時オオカミの姿のパパに出会います。 アカネちゃんと別れたあとのパ...
モモちゃんとアカネちゃんの本4冊目。 パパとママはおわかれしましたが、「離婚しました。終わり」ではなく、パパもちょこちょこと姿を表します。 パパがどうしていないのか分からないアカネちゃんは家を探します。 そしてある時オオカミの姿のパパに出会います。 アカネちゃんと別れたあとのパパは鳥たちを並べて「あの子はちゃんとオオカミの姿のおれを俺だとわかった。おまえたちもおれの中に飛び込んでおれに喰われておれの歌を歌え」といいます。でも鳥たちは、なにも言わずにじいっと、うっとりと、オオカミパパをみるだけです。 この書き方からしても、松谷さんの元ご主人がどんな人か、松谷母娘にとっては一緒に家庭は作れない人だけど、すこし寂しくて大好きなパパなんでしょう。 パパがいなくなって、ママは一人でモモちゃんとアカネちゃんを育てて、夜までお仕事をしています(離婚前からママさんのワンオペっぽい雰囲気ではあったけど)。 でもかわいいモモちゃんとアカネちゃんには、面倒を見たいです、っていうご近所さんがたくさんいます。 おいしいものが大好きな森のくまさん、アカネちゃんのママになりたいウサギさんやキツネさんたち、クロネコのプー、アカネちゃんのいちばん大切なおともだちの靴下のタッタちゃんとタアタちゃん。 そんなお友達やご近所さんに囲まれて、モモちゃんとアカネちゃんはすくすくと大きくなります。 このタッタちゃんとタアタちゃんの可愛く健気なこと。パパに会いたいアカネちゃんのために遠い道をパパを迎えに行こうとして森の茂みに引っかかってしまったり、チョウチョが欲しいアカネちゃんのために「チョウチョのホテル」になって泊まりにきたチョウチョをアカネちゃんのところに連れ行ったり。 だからこの本の最後で、アカネちゃんが突然タッタちゃんとタアタちゃんとのお別れになったのにはびっくりしたり悲しくなったり。ママが遊びに来たお友達の赤ちゃんに、タッタちゃんとタアタちゃんをあげてしまいました。ママからしたら大きくなったアカネちゃんはもう履けないでしょってことで、やっていることはアタリマエのことだけど…、子供にとってそれがどれだけ大切かを大人はわからないというのは、現実でもよくある姿で、ママにとってもアカネによるにとってもタッタちゃんタアタちゃんにもっても悲しいですね…。 さて、モモちゃんとアカネちゃんは、仲良いのですがたまに喧嘩します。 モモちゃんは私のほうがお姉さん!私はとってもいい赤ちゃんだったって言われてる!アカネは赤ちゃんで聞き分けがなくって私のほうがすごいんだから!っていう気持ちがあります。 そしてところどころ見せる別の世界との繋がり。 ママとモモちゃんとアカネちゃんが、パパのパパとママ、つまりおじいちゃんとおばあちゃんがいるお山に遊びに行った時に雪女に連れて行かれそうになります。でもちゃんとモモちゃんはアカネちゃんの手をつないでいたし、おじいちゃんは雪女とお話しに行きます。 そして死神。パパとお別れしてからママはずいぶん強くなりました。また死神が現れてもむしろ相手をこき使うくらいのことはやってしまいます。でも死神は「あんたの元ご亭主のところに行ったら俺のことを食っちまったから、体に入った時に心臓にサインしてきたよ」なんていいます。 松谷さんの書くお話は、ただのお話ではなくほぼ幻想文学。本当のことを物語としての語り方や、この世と違う世界とのつながりの表現が本当に凄と思います。
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『モモちゃんとアカネちゃん』シリーズ第四巻。「タッタちゃんとタァタちゃんのおわかれ」がものすごく悲しかったな。。。作者は松谷みよ子さん。ずっとおもしろいままなのがすごい。
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タッタちゃんとタアタちゃんがぁあああ!! パパおおかみとか……またまた死神とか…… アカネちゃんもモモちゃんに負けずおてんばさんだな~~
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ある意味思い出の本(シリーズ) 自分が小さい頃 読んでもらった本 大人になって自分の子供が寝る前に 何度も読んで聞かせた本 子供のころは単純にちょっとワクワクのお話 大人になって読み返すと 大人の事情や複雑な親の気持ちが沁みてくる 年代ごと、読み返す度に ちがった想いがに...
ある意味思い出の本(シリーズ) 自分が小さい頃 読んでもらった本 大人になって自分の子供が寝る前に 何度も読んで聞かせた本 子供のころは単純にちょっとワクワクのお話 大人になって読み返すと 大人の事情や複雑な親の気持ちが沁みてくる 年代ごと、読み返す度に ちがった想いがにじむ 《モモちゃんとアカネちゃんの本シリーズ》 ・ちいさいモモちゃん ・モモちゃんとプー ・モモちゃんとアカネちゃん ・ちいさいアカネちゃん ・アカネちゃんとお客さんのパパ ・アカネちゃんのなみだの海
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娘のために図書館で借りてきたもの。確か私も小学生時代に読んだはずだけど、大人になって再読してみて、こんなに深い話だったの?と驚くこと多々。小学生のモモちゃんとまだ赤ちゃんのアカネちゃんと暮らすママは「げんこうようしに字をいっぱい書くおしごと」をしているシングルマザーで、作者の松谷...
娘のために図書館で借りてきたもの。確か私も小学生時代に読んだはずだけど、大人になって再読してみて、こんなに深い話だったの?と驚くこと多々。小学生のモモちゃんとまだ赤ちゃんのアカネちゃんと暮らすママは「げんこうようしに字をいっぱい書くおしごと」をしているシングルマザーで、作者の松谷みよ子さんの分身ともいえる存在。子どもたちを取り巻く夢あるファンタジーのおはなしがあるかと思うと、ママが以前に「ごやっかいになった」という不吉な「死神さん」が出てきたり、別れたパパが狼に姿を変えて、子どもに会いにやってきて、さらにはそのパパが小鳥(パパを慕う女性たちのメタファーとおぼしき)を飲み込んでしまったり、という少し異質な物語も挿入されます。これはモモちゃんアカネちゃんシリーズの第4巻ですが、最後の第6巻にはそのパパの死まで描ききっているそう。全巻完成までに30年を要したという家族の大河物語。そのあたりのことは、松谷みよ子さん自身がのちに自伝風に語った「小説・捨てていく話」に詳しいそうなので、そちらを読んでみたくなり、早速注文した。 女ひとり創作で生活を支えていく苦労と、待ったなしの子育てに挟まれた切なさとか、ふとした拍子に傷つけてしまう子どもの心へのすまなさとか、それでもたくましく情緒ゆたかに育つ子どもに助けられ救われるような思いとかが、行間からにじみ出る。これは大人のための癒しの童話でもあるのかもしれません。「おしごとママは、よわむしママで、くたびれママでした」という文中の言葉に、わが身につまされる思いをする女性は多いはず。
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同じ名前の子が出てくるといって、私が子供の時親がかってきてから何度も読み返してきた本。ゆったりとして甘く切ない本。中でもパパおおかみが出てくる話とスイカズラのおまじないの話が好きでした。後この作品は私の猫好きの原点でもあります。モモちゃんとプーの友情には心が和みます。
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子供の頃、印象深かったのが、姉妹が雪の中で迷子になったかなにかで、モモちゃんがアカネちゃんの冷たくなった手をあっためてあげるシーン。たぶん共感してたんでしょう。自分もそうやって弟のことを小さいなりに気に掛けてあげていたことがあったなって、今わかります。
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アカネちゃんがにがしたチョウチョウを、くつ下のタッタちゃんとタアタちゃんが、モモちゃんのためにもう1回つれて来てくれた。タッタちゃんとタアタちゃんがやさしいと思った。
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むしろ大人になってから読むべき本だと思った‼ 切ないしあったかい。 この作品の文学形態に凄く興味がある。 子供にも赤ちゃんにも、つきつけられる現実というものがあって、それが比喩されたり、怖いものに見えたり、おかしなものに変換されちゃったり、、ママもそうだけど、モモちゃんとアカネち...
むしろ大人になってから読むべき本だと思った‼ 切ないしあったかい。 この作品の文学形態に凄く興味がある。 子供にも赤ちゃんにも、つきつけられる現実というものがあって、それが比喩されたり、怖いものに見えたり、おかしなものに変換されちゃったり、、ママもそうだけど、モモちゃんとアカネちゃんも、そんな悲しくてあったかい世界を必死に生きているんだと感じた。
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