チロヌップのきつね の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作品タイトルは昔から存じ上げていたのですが、読んだ記憶がなかったので手に取りました。 北の海に浮かぶ孤島・チロヌップに暮らすキツネの親子のお話(他に、島に定住はせず漁期だけ滞在する老夫婦も登場)。 豊かな自然の中で暮らすとうさんぎつね、かあさんぎつね、そしてやんちゃなぼうやぎつねと甘えん坊のちびこぎつねに、ある時、人間の銃口が向けられる。 目の前で仔を撃たれる親ギツネの怒りと悲しみや、自身も深手を負いながら、罠にかかって動けない仔に餌を運び続ける母ギツネの必死の姿など、本当に目を背けたくなってしまいました。 突然襲い掛かってきた恐ろしい理不尽を前に、それでも最後まで家族を守ろうとした父親や母親。 この物語を自分の中でどのように消化したものか全く見当がつかず(あまりの極限状態のため「親子愛」の一言で済ませるのが憚られるし、「反戦」も???)、まるで苦くて固い石を飲み込んだような気分です。 本当に苦しい気持ちになる一冊。
Posted by
懐かしさに手に取る。 きつねの親子の愛情の深さに心打たれる。 読み聞かせしたところ、子供達の目には涙でした。
Posted by
題名は知っていたものの、きちんと読んだことがなかったので 手に取ってみた。 とても優しい絵に和みつつも、話はとても切なくて、どうにも 心が痛んだ。
Posted by
戦争に関する本として小4の教科書でも紹介されているが、なんだか美しく、情緒的で、あまり好きではない。 狐が殺されるのは痛々しいが、「ごんぎつね」程じゃないし。 反戦絵本としては「まちんと」や「ひろしまのピカ」ほどのインパクトはない。 そもそも密猟に対する怒りから書かれた本なので、...
戦争に関する本として小4の教科書でも紹介されているが、なんだか美しく、情緒的で、あまり好きではない。 狐が殺されるのは痛々しいが、「ごんぎつね」程じゃないし。 反戦絵本としては「まちんと」や「ひろしまのピカ」ほどのインパクトはない。 そもそも密猟に対する怒りから書かれた本なので、反戦と言うには無理があるんだよね。 まあ、悪くはないけど、子どもに絶対読んでほしいというほどでもなし。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
8歳息子「学校の図書室で読んだことある」と言ってだまって聞いてた。 5歳娘「わなってなに?じぞうってなに?」質問だらけで話がなかなか先に進まず・・・。5歳にはちょっと早かったかな。 きつねの4人家族。 次々死んで、誰もいなくなった。 きつねの親は子どもを守って死にました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
※レビューではなく 自分用のメモです(すいません……) 思い出したように読み返す。 戦争を知らない私が、はじめて戦争を疑似体験した作品でもある。 北海の孤島を舞台に描かれる自然と異質なもの。平和と戦争。動物と人間。キーとなる言葉が幾重にも重なり、読み進めるにつれ、物語は読者たる私の思考深度を増加させる。 チロヌップのきつね チロヌップのにじ そして チロヌップの子さくら アニメ化もされた一作目は重版が未だ繰り返されているが、二作目と三作目は絶版状態なのが残念でならない。
Posted by
北の大地で生きる狐の親子に、危機が。 銃を持った男たちがお父さんきつね、おにいちゃんきつねと殺していきます。 逃げ延びた母きつねとこぎつねでしたが、子狐がわなにつかまって…。
Posted by
どうぶつにやさしいひと,どうぶつをかるひと。それぞれのおもいと,きつねのおやこのあいじょうがえがかれているえほんです。
Posted by
一度読んですごく切なかった本。また読んでものすごく切なかった本。 動物物はよけいに胸に来すぎる…。
Posted by
さいしょにぼうやがしんじゃってお父さんももどってこなくて、じいさんとばあさんが帰ってきたころには、ちびことお母さんもいなくてどこ行ったのかなーって思った。
Posted by