クレーの絵本 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どんなよろこびのふかいうみにも ひとつぶのなみだが とけていないということはない 黄金の魚 かわりにしんでくれるひとがいないので わたしはじぶんでしなねばならない 死と炎 きっと死ぬときにこのことばががよぎるんだろうと思う
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谷川俊太郎の詩って意外と機会がないのであんま読んだことないんですけど、珍しくパウル・クレーの絵に添えて書いた詩集みたいの読んだらすげーな…実に多種多様なんだよ…感情が入り乱れている…それでいて突き刺さる…。
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「死と炎」が好きです この本の中のいくつかの詩を 大学生のときに合唱サークルで歌いました 合唱の本には絵は載っていなかったので 後日購入しずっと家にあります
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すごすぎる。 私も絵を描く人間だけど、こんなに深いイメージは読み取れない。広がらない。 読んでて自分が恥ずかしくなった。
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もし,わたしたちが言葉をもたなかったらクレーの絵のようなものが世界にひしめきあっていただろう でも谷川俊太郎はうつくしくそこねることなく言葉をそえる 「階段の上の子供」 かいだんのうえのこどもに わたしははなしかけることも なにかをあたえることも よぶこともできない つまりわ...
もし,わたしたちが言葉をもたなかったらクレーの絵のようなものが世界にひしめきあっていただろう でも谷川俊太郎はうつくしくそこねることなく言葉をそえる 「階段の上の子供」 かいだんのうえのこどもに わたしははなしかけることも なにかをあたえることも よぶこともできない つまりわたしができることは ないたりしんだりよばれたりすることだけ なんだって 「黒い王様」 おなじひとつのほしのうえで ふたりはなにを考えているのかな 「ケトルドラム奏者」より しずけさはとわにそのうでに 「線」 文字も緯度もほどけるのに 魂はもつれたまま… 「オリエンタルな悦楽の園」とはいわゆるハーレム? 「あやつり人形劇場」 あやつられていることをしっているから わたしはそんなにふざけるのですね 「死と炎」より せめてすきなうただけは きこえていてはくれぬだろうか わたしのほねのみみに
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パウルクレー氏の絵画も、 谷川俊太郎氏の詩も、 正直なところ理解できた気はしないけど、 感情の奥底で納得できるて、 深く深呼吸したような気分になった。
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クレーの絵が好き。色彩と音楽に溢れてます。しかし記憶と題名がちょくちょく異なるんですなあ。訳の違いということかなあ。
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クレーの絵は、ことばにならない憧憬を含んでいる。 谷川俊太郎の詩とあわせてじんわりとくる。 “いのちはいのちをいけにえとして ひかりかがやく しあわせはふしあわせをやしないとして はなひらく どんなよろこびのふかいうみにも ひとつぶのなみだが とけていないということはない”
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本の表紙に使われている作品が小さな頃から大好きだった… 谷川俊太郎のつづる言葉は、とても純粋で、いつもふと読み返したくなる作品がたくさんある。 クレーの描く絵には、さまざまな色彩が小動物のように身をひそめていて、それは時に四角や三角の面になり、時には線になって、カンバスの上に散ら...
本の表紙に使われている作品が小さな頃から大好きだった… 谷川俊太郎のつづる言葉は、とても純粋で、いつもふと読み返したくなる作品がたくさんある。 クレーの描く絵には、さまざまな色彩が小動物のように身をひそめていて、それは時に四角や三角の面になり、時には線になって、カンバスの上に散らばっている。 自分にとってのお気に入りの一冊。
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青でも赤でも茶でも、風合いのある色でただぼおっと見ていたい...そんなクレーの絵が沢山あります(*^_^*)谷川さんの詩も、クレーの絵にリンクして抽象と言うには具体的で、写実では全くなく、慣れていない私には難しい感じ。
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