二分間の冒険 の商品レビュー
児童書を正直読んだことがなかったので、有名な作品を読んでみました。 もっと小学生の頃にたくさんの人本を読んでたら、もっと人生が楽しかったのだろうと思わされました。今でもかなり人生を楽しんでいますが・・・ 二分間の冒険は、人との繋がりの強さを教えてくれる小説だと感じました。 黒...
児童書を正直読んだことがなかったので、有名な作品を読んでみました。 もっと小学生の頃にたくさんの人本を読んでたら、もっと人生が楽しかったのだろうと思わされました。今でもかなり人生を楽しんでいますが・・・ 二分間の冒険は、人との繋がりの強さを教えてくれる小説だと感じました。 黒猫のダレカが主人公の悟の願いを叶え、別世界に連れて行かれます。 確かなものを捕まえないと元の世界へ帰れない・・・ その中で、同級生の村人?と会い、竜の館へ行くことに・・・ 物語自体もしっかりしていて面白かったです。 自分にはなかった児童書の世界を知るのもいいかもです。
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4.5年から。再読。悟が棘抜きを保健室に返そうとする2分間に起きた壮大な冒険ファンタジー。黒ねこのダレカに呼び止められ連れて行かれた世界は、子どもだけの村と老人だけの村…この国の真実を暴くため、竜にナゾときと戦いの勝負を挑む。 本の厚さはあるものの、初めから最後まで物語の世界に浸...
4.5年から。再読。悟が棘抜きを保健室に返そうとする2分間に起きた壮大な冒険ファンタジー。黒ねこのダレカに呼び止められ連れて行かれた世界は、子どもだけの村と老人だけの村…この国の真実を暴くため、竜にナゾときと戦いの勝負を挑む。 本の厚さはあるものの、初めから最後まで物語の世界に浸って読んでしまう。1985年〜2020年で66刷目。イラストに引っ張られない物語自体の面白さを感じたら、児童にはぜひ他の名作も読んで欲しい。
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起承転結の「転」がしっかりあって面白かった。淡々とした物語よりも小さな裏切りがある、こういう物語の方がわくわくする。
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1番確かなものになっている黒猫ダレカを探す悟。 かおりの「確かなもの」に対する考え方に、読んでいてハッとした。自分を見失わないことが大切なんだな。
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子どもの為に買い、読みました。 ファンタジーな世界感の中、二分間の冒険を通して成長してゆく子供達と、謎を通して哲学的な問いを考えさせられるところが良かったです。
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黒猫に誘われて異世界への冒険に少年が旅立つ。ジュヴナイルつながりで積読本から二分間の冒険を読んだ。 素直に読めば淡い恋心と謎解きの面白さを持った楽しい冒険ものでありながら、深く読めばところどころに哲学的な疑問の端緒になるような要素があり、良く出来たジュヴナイルの見本のような作品。ロングセラーとなっているのも肯ける。ただ竜の姿をイラストで見せてしまうのは正体の山椒魚の姿を知った時の驚きが半減してしまうと思うのだが。
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子供向けのファンタジー作品ですが、ラストの方はじーんとして泣きそうになってしまいました。 トゲ抜きが出てきますが、サトルがみんなの心のトゲを抜いていったように思います。 子供だけでなく、大人にもおすすめの作品です。
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★4.0 「ふたつある時間の、伸びたり縮んだりするほう」 時間は伸び縮みするらしい。『いちばんたしかなものは?』不思議な問いの答えを探して、少年は冒険する。 遥か昔子どもの頃読んだ本で、再読したかった本。 児童書なので2時間もあれば読めてしまう。 ヒーローズジャーニー理論がぴっ...
★4.0 「ふたつある時間の、伸びたり縮んだりするほう」 時間は伸び縮みするらしい。『いちばんたしかなものは?』不思議な問いの答えを探して、少年は冒険する。 遥か昔子どもの頃読んだ本で、再読したかった本。 児童書なので2時間もあれば読めてしまう。 ヒーローズジャーニー理論がぴったりと当てはまる、優秀な児童書だった。要約してしまえば、異世界へ行って剣を手に入れて竜を倒し元の世界に戻る、なのだがそんな単純な話では終わらない。 "謎かけ"が重要なポイントなのだが、なんだかいちいちおしゃれにみえる。 「見えているのにけっしてとどかず、生まれてから死ぬ前の日まであるもの。それは何だ。」などなど。 まさかのデカルトを感じる瞬間もあったりする、大人も楽しめる本だった。
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確かなものとは何か。この問いに答えるために主人公悟は何が確かなものかを、不確かな世界の中で確かめる。これは方法序説で語られた「我思う、ゆえに我有り」という自分自身こそが確かな存在なのだという概念と同じことを伝えたかった児童向け哲学書だったのではないだろうか。
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いわゆる児童文学。 見知らぬ世界にとばされて、竜と戦うことになる冒険小説。 大人になった今、読み返しても相変わらず面白かった。
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