図説 江戸っ子のたしなみ の商品レビュー
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江戸礼賛本、ちょい褒めすぎ 黙読という習慣がなかった江戸。 左官、大工、鳶=江戸の三職 年季奉公七~八年、お礼奉公一年、その後独立 猪牙舟の船頭は花形職業
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町ぐるみでの子育て、月夜は終夜営業。トインビーも称賛した江戸庶民の幸福度。持たぬ得に程よい距離感。それにしても、長寿が敬われた理由の一つに、気象台がなかった時代に天気予報が老人の役割だったとは。ボーッと長生きしていちゃいかんのだな。時に亭主より早起きしないのが江戸の女房。ふむふむ。
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江戸時代の庶民と現代の我々を比較して、どちらが幸せな顔をして暮らしているんだろうかと問いかける。江戸時代の庶民にはそれなりの辛いこともしんどいこともあったりはしたろうし、この本の言いたいことばかりが全くその通りだと言うつもりはないが、電車の中でも歩きながらでも、薄い長方形の箱を手...
江戸時代の庶民と現代の我々を比較して、どちらが幸せな顔をして暮らしているんだろうかと問いかける。江戸時代の庶民にはそれなりの辛いこともしんどいこともあったりはしたろうし、この本の言いたいことばかりが全くその通りだと言うつもりはないが、電車の中でも歩きながらでも、薄い長方形の箱を手にそれを熱心に覗きこんでばかりの我々の普段の姿を思い浮かべるにつけ、きっと江戸時代の人たちが見たらなんと不思議な世の中になったものだと驚かれるだろうと思わざるを得ない。 江戸時代の日本を訪れた欧米人の書き残した日本の印象には、「日本には貧乏人はいても、貧困はない」というようなものが多いそうだ。今の安部政権は、そうとは絶対に言わずに、国民を持つものと持たざるものにはっきり分けて、二極化しようと躍起になっている。米国が世界の一番ではなくなって、なんでも真似て取り入れればいいと思う人も減ってきていると思うが、日本人は戦争に負け、その後70年をかけて、それまで何百年と積み上げてきた伝統的な生活の知恵や知識をゴミ箱に叩き込んで忘れ去って来てしまった。 これから我々はどういう社会を目指すべきなのか、どういう生き方をするのがよいのか。 何もない部屋を清潔に保ち、一枚の着物を丁寧に繰り返し洗って、毎日を大事に生きることだけを考えていた、そんな江戸時代の庶民の生き方を豊富な図版でたっぷり紹介して、時々読み返したくなるような本。
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絵や文を引用しながら、江戸っ子の典型的な生き方を伝えようとしている。学術書ではないので、本当の暮らしぶりではなくデフォルメされてもいるだろうが、こういう楽天的な考え方は、のんびりしたい、ストレスから解放されたいと願っている自分の日常から見ると、うらやましい。 「九尺二間に過ぎ...
絵や文を引用しながら、江戸っ子の典型的な生き方を伝えようとしている。学術書ではないので、本当の暮らしぶりではなくデフォルメされてもいるだろうが、こういう楽天的な考え方は、のんびりしたい、ストレスから解放されたいと願っている自分の日常から見ると、うらやましい。 「九尺二間に過ぎたるものは紅のついたる火吹竹」 都都逸 「なんでもかでもずっとよしよし」 国芳うきよよしづくし 「たのしみは春の桜に秋の月夫婦仲良く三度くふめし」 五代目市川団十郎
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パラパラ斜め読み。 絵を読んでいくのかと思ったら、言葉に合わせて絵を飾るような形式だった。 それはいいんだけど内容が薄っぺらい。 題材を知りたいとは思うけれどあまり読みたくない。 江戸をユートピアにしすぎで薄ら寒い。
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