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辰巳八景 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2018/01/19

山本一力の真骨頂とも言える深川を舞台とした時代物短編8編集でした。8編を八景とタイトルでかけているのも粋な感じです。 どの短編も素朴な人情話なのですが、それぞれ違ったテイストで面白かったですね! 最初の忠臣蔵の末後を取り扱った話が特に良かったです!

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2017/10/19

江戸の庶民、職を持った人たちを中心にその暮らし、人との関わりを8つの短編にした作品。江戸っ子らしい気っ風の良さと、最後に主人公が気づく新たな発見は、読んでいて清々しい。2017.10.19

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2013/07/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この方の本は結構好きなんだけど、 やっぱり短編になると、状況や人の説明が文章のほとんどを占めてしまって、 この人の特徴である気持ちの描写が減ってしまうのが難点。。 まぁ長編だと気持ちの描写は長くて楽しめるんだけど、最後の終わり方がうやむやで消化不良。。という事も多いんだけど。。 山本さんの作品はここしばらく読んで来たけど、ちょっとお休みしようかな~。って感じです。

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2012/06/10

深川に実在したであろう場所を舞台にした8つの短編集。いずれも、登場人物の優しさや、心意気、無念さが描かれていて、心地よい読後であった。

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2010/07/11

江戸深川を舞台にした市井時代小説です。「辰巳」とは江戸深川のこと。深川は江戸城の辰巳の方角(東南)にあたるからです。山本一力氏が長唄『巽(辰巳)八景』に材を得て紡いだ八篇の物語です。八編とも極上の物語です。それぞれ味わいが深く、私は一篇読み終えるごとにしばらく心地よい余韻に浸りま...

江戸深川を舞台にした市井時代小説です。「辰巳」とは江戸深川のこと。深川は江戸城の辰巳の方角(東南)にあたるからです。山本一力氏が長唄『巽(辰巳)八景』に材を得て紡いだ八篇の物語です。八編とも極上の物語です。それぞれ味わいが深く、私は一篇読み終えるごとにしばらく心地よい余韻に浸りました。中でも「永代寺晩鐘」と「やぐら下の夕照」が秀逸。

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2009/10/04

深川人情短編集 先入観なしで、素直に読むといいと思います。 佃町の晴嵐は、出来すぎた話ではあるけれど、でも本当にありそうないい話。 ありそうなところが深川人情なんだなぁ

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2009/10/04

長唄の「巽八景」にちなんだ心温まる8つの短編集。 深川を舞台にした江戸庶民の生活が巧みに描写されている。 どの話も新たな人情や自分の気持ちへの気付きで終わる。 個人的に「佃島の晴嵐」,「洲崎の秋月」が良かった。 特に辰巳芸者の心意気を描いた「洲崎の秋月」は良かった。

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2016/08/16

どこか明るさを含む情緒のある作品でした。 ストーリーの作り方が、ほぼ同じパターンですね。導入でクライマックス直前を描き、次に逆戻りしてその背景やそこに至る過程を描いていく。そして最後に一気のクライマックス。この持ち上げ方が、なかなか見事です。時折、そう来るかと思わせるエンディング...

どこか明るさを含む情緒のある作品でした。 ストーリーの作り方が、ほぼ同じパターンですね。導入でクライマックス直前を描き、次に逆戻りしてその背景やそこに至る過程を描いていく。そして最後に一気のクライマックス。この持ち上げ方が、なかなか見事です。時折、そう来るかと思わせるエンディングも混じっていますし。 いかにも江戸の庶民を生き生き描く山本さんという感じで、なかなか良い作品です。

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