円空と木喰 の商品レビュー
なんとも親しみのある仏様だなと写真を 眺めていて、解説を読むと他の人も 感じることは同じなようで 遠くから眺めて拝むのではなく 直接触ったり、仏様の体を削って 呑んだり、病気の人がいれば 仏様を貸し出したり 子供のおもちゃ代わりになったり したのだそう!! そんなことをしたらな...
なんとも親しみのある仏様だなと写真を 眺めていて、解説を読むと他の人も 感じることは同じなようで 遠くから眺めて拝むのではなく 直接触ったり、仏様の体を削って 呑んだり、病気の人がいれば 仏様を貸し出したり 子供のおもちゃ代わりになったり したのだそう!! そんなことをしたらなくなったりしなかったのか と思っていたら、やはり紛失した仏様も ちらほらあったようで、2体足りないとか あるみたい。 夏に川遊びをするとき、浮き輪代わりに 木の仏像を投げ入れて浮かんでみたり 誰が一番早く仏様を捕まえられるか競争 する子供がいたり、仏様の背中を削って 雪そりの代わりにしたりとかなり自由! でも、円空や木喰の願いはそれほど 庶民に近い仏様だったよう。 仏様で遊ぶのをたしなめた老人が病気になり 夢枕に仏様が立って 「子供と遊んで楽しんでいるのを邪魔するとは 何事か。」としかられ、謝ると 老人は元気になったという言い伝えが あるのだとか。 子供のころから身近な存在の仏様は より心のよりどころになるのかもしれないなと 感じた。なにより仏様のお顔が柔らかい。 ところで、木喰さんは 私の住む宮崎でお寺の住職さんをされていた じきがあるそうで、お堂に5体の仏様が あるらしい。それほど遠い場所でもないので 是非直接見てみたい!
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仏像をソリや浮き輪に使ったなんて、驚きました。 円空の、親しみやすい荒々しさや、生成りを活かした躍動感に心を奪われました。 木喰の微笑む仏も素敵。夜に仏間で寝るのは怖いけど、木喰仏が置いてあったら安心して眠れそうです。
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美術館で購入し、折に触れて開いている。 2人の僧たちのそれぞれの像の特徴がよくわかり、入門者に親切だ。 漱石の『夢十夜』に出てくる木彫師たちを思わせる。
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全国を行脚し、数多くの仏像を残した円空と木喰。素朴さの中に優美な表情を湛えた木像が、いまに生きる私たちを癒す理由とは……。
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