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パレード の商品レビュー

3.9

74件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

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  3. 3つ

    18

  4. 2つ

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2024/03/04

あの物語の違う一面を見られる幸せ。 二人の間に流れるゆったりとした時間。 会話の間が秀逸で、引き込まれる。 昔の話を大切な人としたいなと思う。 なんとも言えない絵の表情がまた物語を趣深くしてくれている。 余韻に浸かることができる一冊。

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2024/01/21

「センセイの鞄」から生まれ出たもうひとつの物語。センセイがツキコさんに言う。「昔の話をしてください」。ツキコさんの心にぽっかり浮かび上がったのは少女のころの不思議な出来事。 そうめんでお腹いっぱいになったふたりが、手を重ねてまどろみながら穏やかに過ごしている様子が目に浮かぶよう。...

「センセイの鞄」から生まれ出たもうひとつの物語。センセイがツキコさんに言う。「昔の話をしてください」。ツキコさんの心にぽっかり浮かび上がったのは少女のころの不思議な出来事。 そうめんでお腹いっぱいになったふたりが、手を重ねてまどろみながら穏やかに過ごしている様子が目に浮かぶよう。なんて幸せな時間なんだろう。

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2023/11/12

谷崎潤一郎賞の『センセイの鞄』の二人のある一日が描かれたボーナストラック的な一冊。 「昔の話をしてください」 優しくお茶目なセンセイが、ツキコさんにそうお願いするところから始まる物語。 たぶん、こんな感じだったのだろうと、川上弘美が描く二人の空気感が変わらず漂っている。 ...

谷崎潤一郎賞の『センセイの鞄』の二人のある一日が描かれたボーナストラック的な一冊。 「昔の話をしてください」 優しくお茶目なセンセイが、ツキコさんにそうお願いするところから始まる物語。 たぶん、こんな感じだったのだろうと、川上弘美が描く二人の空気感が変わらず漂っている。 ツキコさんの幼い頃の不思議で苦い記憶が夏の風が吹くなかで語られる。 午睡という言葉が浮かぶのは僕だけだろうか。 『センセイの鞄』読んだ方はぜひ。

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2023/01/31

ううん短い。でも本編では語られなかったセンセイとツキコさんの幸せな時間が垣間見れてよかった。これが本当の世界線であったことを願う。

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2022/07/11

寂しくて、全然ありえなさそうで、いちばん生っぽい。いちばん、生を感じる、好きな人の肌の体温を感じる、そういう息遣いみたいなのが聞こえる話。川上さんの世界の、この不思議。

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2021/06/25

お昼のそうめんでお腹がくちくなり、センセイとてのひらを重ねまどろむうちに、ツキコさんの心にぽっかり浮かび上がる少女の日々。ある日突然あらわれた「モノ」たちとの交わりと、胸の奥が小さく波立った教室でのあのこと。忘れかけていたけれど、ずっと心の底に残っていた不思議な出来事を、愛らしい...

お昼のそうめんでお腹がくちくなり、センセイとてのひらを重ねまどろむうちに、ツキコさんの心にぽっかり浮かび上がる少女の日々。ある日突然あらわれた「モノ」たちとの交わりと、胸の奥が小さく波立った教室でのあのこと。忘れかけていたけれど、ずっと心の底に残っていた不思議な出来事を、愛らしいイラストとともに描く、名作「センセイの鞄」から生まれ出たもうひとつの物語。

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2020/07/02

これは、素晴らしい。 こんな昔話をされたら何だか泣いてしまいそうだ。 あとがきに胸が熱くなった。 これは、パレードをもってしてセンセイの鞄が一段と光り輝く。 センセイとツキコさん。 過ごしてきた時間の一つを大事に心の中へ。 永遠には続かない。 さぁ、夜は長い。 どなたか「昔の話...

これは、素晴らしい。 こんな昔話をされたら何だか泣いてしまいそうだ。 あとがきに胸が熱くなった。 これは、パレードをもってしてセンセイの鞄が一段と光り輝く。 センセイとツキコさん。 過ごしてきた時間の一つを大事に心の中へ。 永遠には続かない。 さぁ、夜は長い。 どなたか「昔の話をしてください」

Posted byブクログ

2019/10/20

センセイの鞄のサイドストーリー 80ページにイラスト多数、文章も字が大きく 行間も広めですぐ読めてしまう内容でした ふむふむな感じで読了しました ツキコの昔の話ってことで子供のころの思い出

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2018/01/28

「センセイの鞄」のセンセイとツキコさんの、夏真っ盛りのある日を描いた作品です。 そうめんを食べてお腹がくちくなったふたりが、畳に横たわっていて。センセイとツキコさんの日々は、こんな感じだったのだろうという、素敵な一冊でした。 ツキコさんの思い出話は不思議でちょっと切なかったです。...

「センセイの鞄」のセンセイとツキコさんの、夏真っ盛りのある日を描いた作品です。 そうめんを食べてお腹がくちくなったふたりが、畳に横たわっていて。センセイとツキコさんの日々は、こんな感じだったのだろうという、素敵な一冊でした。 ツキコさんの思い出話は不思議でちょっと切なかったです。 挿し絵も可愛かった。また、ふたりに会えて良かったです。

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2017/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

センセイの鞄のセンセイにツキコさんが語る物語。 よくわからなかったのが、解説を読んでますますわからなくなった。哲学的に解説してるんだけど、この解説でいいの?作品の良さを引き出していないような気がする。

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