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冷戦期中国外交の政策決定 の商品レビュー

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2012/08/16

革命運動の指導者であった共産党が一国の政策決定者になったことは大きな性格の変化であった。その変化が完了するまでには長い調整過程が必要だった。革命党が政権を取り、長い時間をかけて性格を脱皮していく過程は、多くみられない。政権の座についてからも共産党は長らく革命党としての性格を持ち続...

革命運動の指導者であった共産党が一国の政策決定者になったことは大きな性格の変化であった。その変化が完了するまでには長い調整過程が必要だった。革命党が政権を取り、長い時間をかけて性格を脱皮していく過程は、多くみられない。政権の座についてからも共産党は長らく革命党としての性格を持ち続けてきた。この状況は1980年代まで続くが鄧小平の時代になると共産党自身によって自覚されるようになり、共産党は意識的に革命党から執政党への転換を行っていくことになる。

Posted byブクログ