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マリーゴールドの咲くところ の商品レビュー

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2009/11/02

  主人公の生涯愛した恋人が、姉の死をきっかけに記憶喪失になってしまう。    記憶喪失になった彼女は、少しまれに見る記憶喪失。自分の記憶の容量がわかってしまう。   何か出来事を記憶するたびに、頭の中に数字が浮かんでくるもので、  例えば、自分の頭の中の記憶の要領が100とする...

  主人公の生涯愛した恋人が、姉の死をきっかけに記憶喪失になってしまう。    記憶喪失になった彼女は、少しまれに見る記憶喪失。自分の記憶の容量がわかってしまう。   何か出来事を記憶するたびに、頭の中に数字が浮かんでくるもので、  例えば、自分の頭の中の記憶の要領が100とすると、この思い出は5、この思い出は10。 よって、自分の頭の残りの記憶できる容量は・・・85。   と、自分でわかってしまう。   そんな彼女を支え続ける主人公、そして、彼女の取った行動とは・・・。 何処にでもある、ベタな恋愛小説の流れ。出会いから別れまで、展開が読めてしまう。 読めるからこそ、余計に感情移入してしまう。 不覚にも涙した作品でした。

Posted byブクログ