最終工場 の商品レビュー
私は工場が嫌いです 不気味にそびえる大きな建物が苦手です 壁を這うパイプの気味悪さといったら鳥肌もの それが廃墟となって放置されている 恐ろしい事二乗です 出会いは本屋 いつもは写真集のコーナーなど行く事がないのに この日は何故か足が向いた 「最終工場」 という明らか...
私は工場が嫌いです 不気味にそびえる大きな建物が苦手です 壁を這うパイプの気味悪さといったら鳥肌もの それが廃墟となって放置されている 恐ろしい事二乗です 出会いは本屋 いつもは写真集のコーナーなど行く事がないのに この日は何故か足が向いた 「最終工場」 という明らかにヤバそうな背表紙をみつけ、手に取ると その内容は想像を裏切らずかなりのホラーワールド 美しいと思えなくもない写真が多数あるが やはり先頭に立つ感情は 怖い! である
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著者は90年代初めから、工場や廃墟の写真を撮り続け、これまでに何冊もの作品集を発表している。 今回ももちろん期待を裏切ることなく、すばらしい写真集に仕上がっている。しかも、191点にも及ぶボリュームである。 タイトルの通り、廃工場の写真集である。崩れた煉瓦の壁、パイプ、ダクト、歯...
著者は90年代初めから、工場や廃墟の写真を撮り続け、これまでに何冊もの作品集を発表している。 今回ももちろん期待を裏切ることなく、すばらしい写真集に仕上がっている。しかも、191点にも及ぶボリュームである。 タイトルの通り、廃工場の写真集である。崩れた煉瓦の壁、パイプ、ダクト、歯車、鉄骨、埃まみれの空間、化学変化で変色したコンクリート・・・。 廃工場といえば、ほとんど色のない世界のように思える。しかしこの写真集はカラーで鮮やかなのである。実際に目で見た色はこれほどの鮮やかさをもってないかもしれない。写真に色彩の変調が施されているのかもしれない。意図的でないにしても、レンズを通して写真として切り取り、印画紙に焼き付け、本として印刷される時点で、色の変化が起こる。 さらに、それらよりも大きいのが見る者の知覚だ。何日も部屋に篭った後に外へ出てみると、見慣れた景色が色鮮やかで新鮮なものに写る。あるいは、何やら喫ったり飲んだりして、同様の意識変調を及ぼすものもあるだろう。 この写真集における微妙に鮮やかな色彩は、廃墟のモノクロームの世界に潜む色を引き立てている。それはむしろ廃墟の現場へ意識が没入したときの、自然な効果を再現したイメージなのだろう。ぜひ実際に現場へ行って体験してみたい。
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かなーり素敵な一冊ですよ!!!!! 工場いいよ工場vV あのパイプとかボイラーとか入り組んでるところがとくに!! ハアハア
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