ゲーム産業で何が起こったか? の商品レビュー
発売当時(2007年)の動きに話を集中させていて内容も濃くデータなども出てていいんだけど、どうしても今読んでもなぁ、という印象が残る
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2007年に出版された、ファミ通の元編集長でおなじみ浜村さんの著書。 この頃どういう動きがあったかというと、ゲーム市場規模が1998年を頂点として段々と右下がりになってきたところ、2004年にDSとPSP,翌年2005年にXBOX360,そして2006年にPS3とWiiが発売さ...
2007年に出版された、ファミ通の元編集長でおなじみ浜村さんの著書。 この頃どういう動きがあったかというと、ゲーム市場規模が1998年を頂点として段々と右下がりになってきたところ、2004年にDSとPSP,翌年2005年にXBOX360,そして2006年にPS3とWiiが発売されて一気に史上初の規模を達成している、そんなさなかだったことが冒頭の資料で判る。 (ただ結局、2007年をピークとしてその後は市場規模は減少している) この本の中では、その史上初のピークを産んだ上記の新ハードについて解説、購入層についてやどういう使い方をされているか、をそれぞれ解説してある。 また、海外市場の動きについても解説してあり、各国の市場の背景についての記述はとても参考になった。 そして、将来についての記述も面白い。 「パッケージソフトという概念はもう古い!?」という話題に1章費やしているが、その中ではWii チャンネルやXBOX Liveのダウンロード販売によるCtoCモデルの広がり、携帯電話ビジネスの広がりによりパッケージソフトによるロイヤリティビジネスが崩れるのではないか、という話があった。 実際、そのような流れになってきているのではないだろうか。 ネタ的には古いんだけれども、ゲームのビジネスモデルを考える上では、最初に読んでおくといい本だと思います。 興味がある人は、ここから各論(各ゲームハードの開発秘話等)に入っていったらもっと面白いかも。
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DS、Wii、PSP、PS3、Xbox360について、それぞれの成功要因と敗因が述べられており、論文にとても役立ちそうな内容でした。 図が多いのも嬉しく、データの裏付けが取れそうです。 ただ、情報が2007年のものと古いのが惜しいところですが、図のわかりやすさはとてもよかったです...
DS、Wii、PSP、PS3、Xbox360について、それぞれの成功要因と敗因が述べられており、論文にとても役立ちそうな内容でした。 図が多いのも嬉しく、データの裏付けが取れそうです。 ただ、情報が2007年のものと古いのが惜しいところですが、図のわかりやすさはとてもよかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2008年に書いた本ではあるけど、いまの状況にも当てはまることも多い。 まず、ps3の不振の理由は結局オープン化されてない仕様や開発ノウハウなどが多かったため。 発売前からいろんな情報を公開し、いろいろ作りこまれているxb36に比べて、初期導入のコストがかなり高いこと。 それによりまともなタイトルが発売されてない。 それは不評被害みたいに、事実とは関係なく、ps3が売れてない雰囲気を生み、最終的に各メーカーに同時発売に導く。 つまり、エクスクルーシブタイトルをなくしてしまうため、そのハードの魅力を奪うことになる。 では、xb36が勝利しているかというとそうでもない。 なぜなら、本場であるアメリカの特徴に期する。 つまり、俗にスラムといわれる貧民からセレブまでの格差問題が日本の何倍も激しく、そのなかで一番うれているハードは実はPS2であるらしい。 なぜかというと幅一人層が楽しめるからである。 では、マイクロソフトはその状況をどうみているかというと、実はMSがXBを発売したのは、アメリカでのゲームを楽しめる層が二つあり、PCでやっている層と、リービングでやっている層がある。 そこからリービングでやっている層を統合し、結局はフラットフォームを超えてひとつのゲームを楽しむ層への統合を考えているらしい。 その根源になるのがXNAであり、C2C、つまり、ロイヤリティ・ビジネスからディストリビューション・ビジネスへのシフトを考えていると。 では、そこから日本が生きるには、、もはや技術力からは追いつけない状況ではある。ならば、技術ではなく、デザイン(ゲームデザイナー)として勝負をするべきであると主張している。 あと面白かったのが各国の事情。 ヨーロッパーはそれぞれの国の状況が違うため、流行も違うことや 意識が低いアジア(中国や韓国)では海賊版が多かったため、必然的にネットゲーに走るしかないなと、幅広い事情を説明している。 ちなみに、この本をかいた浜村さんは「天からトルテ」で有名なファミ通の編集長。 桜井政博氏の「ゲームについて思うこと」にたびたび出るけど、知識豊富で、ものことをいろんな面から観察できる人らしい。 見た目はテレンスリーさんにすごく似てるし、、(笑
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Wii、DSのおかげで任天堂が圧勝なのがよくわかります。 すべてデータを基にした話で、グラフやリストが沢山あり、ファミ通の貯めているデータが垣間見れます。 ソフトハウス、つまりゲーム制作側のビジネスの話も出てくるので興味ある人は目を通してみると面白いと思います。 ゲームと成長して...
Wii、DSのおかげで任天堂が圧勝なのがよくわかります。 すべてデータを基にした話で、グラフやリストが沢山あり、ファミ通の貯めているデータが垣間見れます。 ソフトハウス、つまりゲーム制作側のビジネスの話も出てくるので興味ある人は目を通してみると面白いと思います。 ゲームと成長しているユーザーを、国ごとに定義してみているところは興味深かったです。 ちょっとだけステレオタイプな気がしなくもいですが、「だからか。」なんて思うことが多いのも事実です。
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今のゲーム業界の流れ、未来のゲームの展望についての本 今のゲームといえば、任天堂のDS,Wiiの一人勝ちでしょう。今週の日経新聞にも、DSは日本国内で60週間で売上500万台突破したそうです。(ちなみにPS2は66週間かかった。) なぜ、こんなことが起きたのか? PS...
今のゲーム業界の流れ、未来のゲームの展望についての本 今のゲームといえば、任天堂のDS,Wiiの一人勝ちでしょう。今週の日経新聞にも、DSは日本国内で60週間で売上500万台突破したそうです。(ちなみにPS2は66週間かかった。) なぜ、こんなことが起きたのか? PS3はどうした? X box360は? 国によって売れているハードに違いがあるのはなぜか? 各国のゲーム事情、文化というものが、その国の体制などを反映していて面白い。 ゲーム壮年期の日本、青年期のアメリカ、幼年期のヨーロッパ。 ゲームで読み解く各国事情はゲーム好きでなくても面白いです。自分自身、先日DSの脳トレをやりましたが非常に興奮しました。 ゲーム壮年身期だからこそ売れたDS,Wii!! そのソフトの特徴。 PS3とX box360の血みどろの戦いからブルーオーシャン戦略で抜けた任天堂から学べることはたくさあるはず。 そして未来のゲームはハードがなくなるのではないか? 皆がソフトを作る時代が来る?マイクロソフトのX box360発売の真の目的は…
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