千里眼 完全版 の商品レビュー
房総半島の先にそびえる巨大な観音像を参拝に訪れた少女。突然倒れたその子のポケットから転げ落ちたのは、度重なるテロ行為で日本を震撼させていたあるカルト教団の教典だった…。すべてはここから始まった!元航空自衛隊の戦闘機パイロットにして、現在戦う臨床心理士岬美由紀の活躍を描く。
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岬美由紀は元航空自衛隊自衛官だった。 臨床心理士として実績を積み、いまや数え切れないほどの賞を授与され、その能力も高く評価されている。 わずかな筋肉の動きや視線の動きから心理を読み取る。 美由紀の能力が優れている点ははカウンセリングだけでなく、瞬時に何をすべきか判断できる対応力にあるのだと思う。 恒星天球教をまとめる真の黒幕が明らかになったとき、彼女もまた平常心ではいられなくなる。 そんな美由紀を救ったのは、共に行動してきた刑事の蒲生だった。 次々と明らかになる恒星天球教の悪行。 そして、ずっと信じ尊敬してきた人の裏切り。 情け容赦のない身勝手な論理に、美由紀だけでなく蒲生にも強い怒りを覚える。 迫り来る危機を回避するために、再び美由紀は行動する。 たとえ、後になってそれが批難されようとも、いま自分が成すべきことをする。 「千里眼」シリーズの第1弾である。 専門用語も多く、説明描写も多い。 だが、とても読みやすい。松岡さんの筆力の成せる技なのだろうか。 後半部分の緊迫感あふれる展開が新鮮で面白かった。
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「万能鑑定士~」シリーズを読んでいたときから気になっていた作品。この巻の話は元航空自衛隊所属の臨床心理士が、国家転覆をたくらむ宗教団体の悪事に立ち向かうというあらすじ。主人公がおとなしい万能鑑定士シリーズとは違い、主人公の岬美由紀が陸に空にと大活躍。まるでハリウッドのアクション映画を見ているかのよう。現実との齟齬を気にせず、フィクションだと割り切って読めば非常に面白い。恩師だと思っていた人物が実は〇〇で、今後の話の展開にも関わってきそうな予感。続きは手に入れていないが、購入して読んでいきたいと思う。
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自衛隊でパイロットをしていた女性がカウンセラーとなり、色々な事件に巻き込まれていきます。 国内テロと言う、起こらないとは言い切れない事件を題材にアクションを取り入れ、ダイハード的な内容。 主人公がスーパーウーマンすぎて、知的で強い女性が作者の好みなのかしらと邪推。 ずっしりと...
自衛隊でパイロットをしていた女性がカウンセラーとなり、色々な事件に巻き込まれていきます。 国内テロと言う、起こらないとは言い切れない事件を題材にアクションを取り入れ、ダイハード的な内容。 主人公がスーパーウーマンすぎて、知的で強い女性が作者の好みなのかしらと邪推。 ずっしりとした推理小説が好きな方にはお勧めできないけれど、軽く息抜き程度に読むには楽しめる作品だと思います。
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面白い!これはまたいいシリーズに出会ってしまった。ホラーっぼいのかと思ったら全くそんなことはなく、非常にスケールが大きい話。
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クラシックシリーズ1作目 時系列で言うとこれが最初の千里眼ってことになる 再読しても全然衰えないテンポと勢い 松岡作品の女主人公の知性と正義感の強さには毎度驚かされるね。
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千里眼シリーズ第一弾。他出版社から既刊のものに大幅に手を加えたもの。 岬美由紀がかっこいい。最後のアクションはありえなすぎだが、そのあとの結婚式のエピソードで相殺か。かっこよいが葛藤する姿も描かれているのでやや親近感が持てる。しかし、こんなカルト教団、存在してほしくない。
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だいぶ前に読んだ一冊だったが、この本を読んで松岡圭祐さんを知り、その後千里眼シリーズや催眠シリーズを読みふけるようになった。 最近は「万能鑑定士Q」シリーズにはまりつつあるが、今回買った「千里眼 完全版」を読み返すことによってさすがに松岡圭祐ワールドはすごいなと再認識した一冊だっ...
だいぶ前に読んだ一冊だったが、この本を読んで松岡圭祐さんを知り、その後千里眼シリーズや催眠シリーズを読みふけるようになった。 最近は「万能鑑定士Q」シリーズにはまりつつあるが、今回買った「千里眼 完全版」を読み返すことによってさすがに松岡圭祐ワールドはすごいなと再認識した一冊だった。
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こんな稚拙な小説がベストセラーとは驚く、しかも書き直して文章が上手くなったているとは。シリーズ化されて売れているとは!驚くと言うより恐怖。「リアル鬼ごっこ」を読んであまりの酷さに驚いた時以来の驚愕。出張時に持って行ってなければ途中でやめていた。
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角川文庫の『千里眼 The Start 』からシリーズを読み進めてきた。クラシックシリーズは、そこに行く前の話になる。 クラシックシリーズのほうが、スケールは小さいようなので 右肩上がりに盛りあがって読み進めるには、やはりこちらを先に読み『千里眼 The Start 』へ続いたほ...
角川文庫の『千里眼 The Start 』からシリーズを読み進めてきた。クラシックシリーズは、そこに行く前の話になる。 クラシックシリーズのほうが、スケールは小さいようなので 右肩上がりに盛りあがって読み進めるには、やはりこちらを先に読み『千里眼 The Start 』へ続いたほうが良さそう。 この本で、名前だけは知ってたんですけど・・・的な友里佐和子とやっと会えた。 少々食傷ぎみのせいか、作品の質のせいか 読書のスピードあがらなかった。 ( ・_ゝ・)<カルト教団の実態を暴く
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