有閑倶楽部DX(1) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
恋だ友情だでグダグダ悩まれるのが大嫌いなので「少女漫画」と呼ばれるジャンルはほとんど読まずに生きて来たんですが、コレは別格! どういう訳だかりぼんマスコットコミックス版が手元から消え失せていたので、DX版で買い直しました。 バカだけどスポーツ万能の大財閥令嬢。 日本文化の申し子のような大和撫子。 モテることに血道を上げる宝石商の娘。 大病院の院長の息子で武道にも秀でた天才。 機械に強くて不良界でも顔の利く警視総監の息子。 超プレイボーイなスウェーデン大使の子息。 完璧でしょコレ。 こんな6人がブルジョア学園の生徒会を牛耳って毎回ドタバタやるんだから。 しかもドタバタの相手はソビエトの産業スパイから某国の王子王女、延いては心霊現象にいたるまで多岐に渡りまくってるんだから。 登場人物の名前が酒に由来するのは小学生の頃から気付いてたけど、今改めて読み直すと「ズブロッカ様」とか「I.W.ハーパー社」とか他にも色々あったのな。 さてDX版第1巻。 〔Part.1〕 可憐のママがソビエト大使夫人との取引で大変なミス。 「ピジョン・ブラン」が鳩の血の色って意味なんだってこの漫画で知りました。 〔Part.2〕 ロクサーヌ野梨子の受難。 またソビエトが一枚噛んでる。なんなんだソビエト。 〔Part.3〕 美童と可憐がダンス競技会・神無祭で大活躍。 そして悠理の小遣いが3千万円であることがサラッと判明。 やっとソビエト解決した。ソビエトすげーな。 〔Part.4〕 悠理誘拐!身代金は10億!やっと魅録のメカ知識が生かされた。 煙草吸ってバイク乗るだけの不良じゃなかったんだ魅録。 〔Part.5〕 9億5千万持ってラスベガス行くぞ!とは言うものの、ベガスあんまり関係ない。 ラスベガス行きの豪華客船の上で芽生えた、美童の恋の物語。 ちゃんとオチがつくところが流石ですよね一条先生。 〔Part.6〕 悠理が殺人犯に!?濡れ衣を晴らすため奮闘する有閑倶楽部の面々。 そして伝説の警視庁全壊へ……。 〔Part.7〕 幼稚舎時代から始まる、6人の出会いの物語。 中でもやっぱり女3人の確執がおもしろい。 昔は野梨子あんまり好きじゃなかったんですが、こういうツンツンした子も可愛いな。自分から折れてあげた可憐もいい子だし、ぶっきらぼうに「悪かったな」って言う悠理も微笑ましい。大好きな話です。
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母が持っていて、子供の頃に読んだ記憶が。 最近ドラマにもなったんだっけ? 絵柄は、さすがに私が生まれた頃(か、もっと前!?)の作品だけあって、ちょっと古いです。 あれですね。ベルバラみたいな歴史ものだと、古い絵柄やセリフでもなんとも思わないですが、現代ものだと色々……ファッショ...
母が持っていて、子供の頃に読んだ記憶が。 最近ドラマにもなったんだっけ? 絵柄は、さすがに私が生まれた頃(か、もっと前!?)の作品だけあって、ちょっと古いです。 あれですね。ベルバラみたいな歴史ものだと、古い絵柄やセリフでもなんとも思わないですが、現代ものだと色々……ファッションや髪型、セリフにビックリするもんですね。 でも面白いです! 絵もすごい綺麗だし。 少女漫画なんですが、ジャンルはアクションになるのかな? 主人公は6人で、それぞれ億万長者(死語?)の子息子女で、見た目も眉目秀麗。とても高校生には見えないのです。 そんな彼らが、時には悪のシンジゲート(これも死語?)相手に、時には心霊現象相手に、また時にはジェームズ・ボンドもびっくりな国家機密相手に暴れまわります。 ヤクザ相手に素手で、大技の連発(主に飛び蹴り)を極めてくれます。 これでもかとお金を湯水のように使ってくれます。 スカッとします。 今の時代じゃ考えられない感覚ですねコレ。新鮮でした。 アクションあり、ホラーありの、なんでもありなドタバタコメディとも言えるかな。 でも少女漫画だし、キャラクター同士の恋愛が絡んでくるのかなーと期待していたのですが…。 びっくりするぐらい、いさぎ良いぐらいに恋愛要素が希薄でした。(単発キャラとの淡い恋程度) 恋愛好きなのに残念! キャラ同士で熱くこじれた恋愛をしてほしかった(笑 …ので、★は4つです。 個人的には、少女漫画かアクション漫画か、どっちかをトコトン深く貫いていただけたらもっと面白かったかも…とか贅沢を言ってみます。
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