社会学入門一歩前 の商品レビュー
社会学を学び直したくて再読。 社会学の領域で扱われる広範なテーマを分かりやすく紹介しつつ、それらを通じて「社会学する感覚」を掴める内容になっている。社会学の重要な概念やワードも登場する。 自分にとっての社会学とは、 「個人・社会・地球環境、これらの相互の関係性を読み解く」こと...
社会学を学び直したくて再読。 社会学の領域で扱われる広範なテーマを分かりやすく紹介しつつ、それらを通じて「社会学する感覚」を掴める内容になっている。社会学の重要な概念やワードも登場する。 自分にとっての社会学とは、 「個人・社会・地球環境、これらの相互の関係性を読み解く」ことだなと思った。
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2007-10-08 社会学の入門には良いかもしれない. 小難しくかかれがちな文系的な文章が,この本では多少ぶっちゃけ気味にかかれているので,そこそこ易しく読めた.
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小泉純一郎首相時代、就職できない連中は、度力をしてこなかった、自己責任、という言葉。 中東で拉致された4人の日本人に対する、自己責任、という日本中の非難。 その辺りが、今でも心にひっかかっている。答えがでない。 社会学というものが、助けになるような気がして。 普段考えることから、...
小泉純一郎首相時代、就職できない連中は、度力をしてこなかった、自己責任、という言葉。 中東で拉致された4人の日本人に対する、自己責任、という日本中の非難。 その辺りが、今でも心にひっかかっている。答えがでない。 社会学というものが、助けになるような気がして。 普段考えることから、遠いところにある言葉が続く本。だけど、なにか大切なことが書かれている気がする。 なぜ社会について考えるのか?という問いの著者の答えに抵抗なく頷くことができたからか。 「社会学について考えることは、どうしたって生きなくなくてはならないこの社会ーさしあたって私たちは、自分がそこに生み出された社会を生きるほかはないーをよりよくう知ることで、私と社会の関係がこれまでとは違ったものに見える可能性を開き、私たちが生きる社会が抱える問題や可能性に対する、より大きな視界を開いてくれるかもしれないからなのだ、と。」
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一応、社会学のゼミに所属し 曲りなりにも社会学の理論を学んできた身だが、 「入門一歩前」という言葉に惹かれ 今更のように読んでみた本。 「入門一歩前」というだけに専門用語は少なめであるが、 コラムや索引、参考文献も何気に明示されているので ある程度勉強した者でも読みがいのある...
一応、社会学のゼミに所属し 曲りなりにも社会学の理論を学んできた身だが、 「入門一歩前」という言葉に惹かれ 今更のように読んでみた本。 「入門一歩前」というだけに専門用語は少なめであるが、 コラムや索引、参考文献も何気に明示されているので ある程度勉強した者でも読みがいのある内容になっている。 特にマックス・ウェーバーとミシェル・フーコーを あらかじめ読んでおくと面白いだろう。 なお、内容については、 主に言説論、科学論、メディア論、身体論で、 最後には「社会学は役に立つか」という ある意味で教育論的な締めくくりになっている。 身体論以外は割と面白く読めたものの、 著者の専門である都市論が ほとんど出てこないのが残念でならない。 文体が平易なので初心者でも読めると思うが… どちらかというと、社会学をある程度かじっていて 社会学を学びなおしたい人にオススメの一冊である。
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個人的には、第4章「うたっているのは誰?」が好きです。 特に好きな部分を引用すると: 「優れた歌い手とは、他人の言葉をわが言葉としてうたい、 聴く者にもその歌を、まさに我が歌として聞かせることができるものだろう。 そのとき、うたっているのはその歌い手なのだろうか? そ...
個人的には、第4章「うたっているのは誰?」が好きです。 特に好きな部分を引用すると: 「優れた歌い手とは、他人の言葉をわが言葉としてうたい、 聴く者にもその歌を、まさに我が歌として聞かせることができるものだろう。 そのとき、うたっているのはその歌い手なのだろうか? それとも歌が、歌い手の口を借りてうたっているのだろうか?」 ここだけ聞くと、哲学か、文学みたい。社会学の不思議な世界にはまりそう。
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