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どくそせん の商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2022/03/19

萌えに少しエロの入ったイラストに拒絶を示していた古式ゆかしきミリタリー好き友人に「まあ、読むだけ読んでみろ」と貸したら、後日「すげえな、これ」と感想を滔々とのべ始めた一冊。

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2018/10/29

萌え系ミリタリーマニア本の体裁をとってはいますが、非常に豊富な情報量と歴史観への示唆に富む戦史書であります。,人類史上最大の独ソ戦は、「戦争」を感情論抜きで客観的に分析する場合の良質なケーススタディであると結んでいます。非常に的を得ていると感じました。,印象に残ったのが、有史以来...

萌え系ミリタリーマニア本の体裁をとってはいますが、非常に豊富な情報量と歴史観への示唆に富む戦史書であります。,人類史上最大の独ソ戦は、「戦争」を感情論抜きで客観的に分析する場合の良質なケーススタディであると結んでいます。非常に的を得ていると感じました。,印象に残ったのが、有史以来繰り返されてきた勝者の敗者への暴虐(略奪、強姦、虐殺…)の連鎖ですかね。,ウクライナ(独軍)、ワルシャワ(独軍側外人部隊、赤軍)、東プロイセン、ベルリン(赤軍)。,現在の曲りなりにも形成されているグローバル経済下では、世界大戦はあまりにも非効率な結果しか生まれないために、発生には至らないといわれていますが、どうでしょうか…。

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2015/11/08

史上最大の地上戦である、ドイツ第三帝国とソ連の戦いを解説した本。内容は思いのほか真面目に書いてある。4年に渡るこの東部戦線において、双方それぞれ1千万人以上の戦死を出すという、桁外れの戦いだ。世界最強のドイツ陸軍と世界最大の赤軍は当初、人も兵器も優れていたドイツが圧倒するもソ連の...

史上最大の地上戦である、ドイツ第三帝国とソ連の戦いを解説した本。内容は思いのほか真面目に書いてある。4年に渡るこの東部戦線において、双方それぞれ1千万人以上の戦死を出すという、桁外れの戦いだ。世界最強のドイツ陸軍と世界最大の赤軍は当初、人も兵器も優れていたドイツが圧倒するもソ連の冬に負ける。そして無制限に繰り出されるソ連軍に対し、人も兵器も補給の限界を超えて戦うドイツ軍は次第に劣勢に。そしてソ連は戦いの中で急速に成長し、ドイツは急速に練度が低下していく。東部西部の両方を戦うドイツにもはや勝ち目はなくなる。自然(冬)と補給に負けたともいえるだろう。

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2015/02/06

 真面目な人に怒られそう、というExcel大先生のコメントがカバーにあるけれど、確かに純ミリタリオタは結構怒りそうではある。漫画パートの9割がキツめの下ネタだし……。  これだけならタダのイロモノなのだが、しかし、これに内田先生の緻密な独ソ戦の説明が加わることで一級品の戦争解説書...

 真面目な人に怒られそう、というExcel大先生のコメントがカバーにあるけれど、確かに純ミリタリオタは結構怒りそうではある。漫画パートの9割がキツめの下ネタだし……。  これだけならタダのイロモノなのだが、しかし、これに内田先生の緻密な独ソ戦の説明が加わることで一級品の戦争解説書に化けている。当時の各国の政治・経済状況から、軍内部の事情、占領地や同盟国の配置、作戦における攻撃場所や戦略の詳細などが、文章と地図とイラストでひたすらに書き殴ってある。そこら辺の専門書より詳しいんじゃないだろうか。これ一冊で、日本人にはあまり馴染みのない独ソ戦の知識がほとんど回収できると思う。  また、内田先生の言うとおり、独ソ戦は史上稀に見る泥仕合であっただけに、戦争の行き着く先というものを、核戦争とは違った角度で我々に教えてくれるものだとも思う。カテゴリを戦争論にしたのも、こうした事実背景を確認することで、国家論や倫理学がさらに進化するだろうという意図を込めてだ。

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2012/08/11

萌え化軍事モノ本の傑作。 史上最悪の地上戦独ソ戦を始まりから終わりまでをざっとまとめてある本文がメインで、付属の漫画・イラストなどは萌え美少女の絵柄で非常にサブカルパロディの要素が強い。マニアックなネタがだいたいわかってしまう自分が悲しい。 だが、メインである文は読みやすく、豊富...

萌え化軍事モノ本の傑作。 史上最悪の地上戦独ソ戦を始まりから終わりまでをざっとまとめてある本文がメインで、付属の漫画・イラストなどは萌え美少女の絵柄で非常にサブカルパロディの要素が強い。マニアックなネタがだいたいわかってしまう自分が悲しい。 だが、メインである文は読みやすく、豊富な戦況図が丁寧に入っている。陰惨な話はあえて軽く触れる程度で、軍事用語集もあり、このたぐいの本の初心者向けによく配慮されている。 独ソ戦ものの代表作のパウル・カレルの著作では終盤の戦いまでフォローしてなかったし、古い情報も多かった。この本は、後に出版された書籍で発掘された戦いなどがまとまって読めるのはうれしい。参考図書一覧が無いが参考図書がおおよそ想像できる。ハルベの戦いもちゃんとあった。ドイツ海軍の撤退戦もある。 友人からの指摘で気がついたがちょっと高い本かもしれない。

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2009/10/04

クソ緩いとっつきやすい漫画と クソ硬いとっつきにくい文章で 見事に構成されている一品 漫画は基本的に後に来る文章の潤滑油的な存在で パロディが多用されているので分かる人は面白いです 文章に関しては意外としっかりとわかりやすく 独ソ戦の成り行きが詳しく書かれており そういう歴史...

クソ緩いとっつきやすい漫画と クソ硬いとっつきにくい文章で 見事に構成されている一品 漫画は基本的に後に来る文章の潤滑油的な存在で パロディが多用されているので分かる人は面白いです 文章に関しては意外としっかりとわかりやすく 独ソ戦の成り行きが詳しく書かれており そういう歴史に興味がある人なら とっつきやすく読めるでしょう 戦史の入門書みたいな感じです

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2009/10/09

私のような俄かファンには把握しづらい独ソ戦の全貌を、 とても真面目なテキスト&とても不真面目なイラスト・マンガで解説しちゃうありがたくも罰当たりな本。 こういうので知識を蓄えるのもアリだと思いますよ。 「第六軍! 第六軍!」とかパロディのセンスは結構好き。

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2009/10/04

挿絵がなんというか、もう逝っちゃってます。 内容は比較的真面目な概要説明なんで、その落差が楽しい?

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2009/10/04

帰りの電車で『どくそせん』ですよ。 ブックカバー付けずに読んでたらさすがにどうしても危険すぎるので、自前で(部屋にあった同サイズの本からパチッた)書店のブックカバーをつけてますが、うぅむアマゾンはまたブックカバープレゼントとかしないのかしら。 で、内容ですが独ソ戦の混沌とした...

帰りの電車で『どくそせん』ですよ。 ブックカバー付けずに読んでたらさすがにどうしても危険すぎるので、自前で(部屋にあった同サイズの本からパチッた)書店のブックカバーをつけてますが、うぅむアマゾンはまたブックカバープレゼントとかしないのかしら。 で、内容ですが独ソ戦の混沌とした(終盤は混沌どころじゃない)内容を非常に良くまとめてあるなーと感心しきり。 スターリングラード戦まで読み進んだので、ここからは『スターリングラード 運命の攻城戦1942-1943』とかを思い出しつつ読み進めようかなとか。余談だけどアレを足指の上に落とした日にはあなた、Mに目覚めそうになりますってなモンデスヨ? で。 文章の方はそれはそれといたしまして、EXCELさんの描かれてる漫画の方が何といいますかですね、パロネタとか危険なネタが山盛りてんこ盛り最初からクライマックス過ぎてやや動揺。そして爆笑。 でも一番脳に残る単語がこのタイトルの「俺2番ー」なのは一体どうなんだ!!(何 まぁ、もう少し掘り下げて書いてくれればもっと良かったんですけども、これ以上のページ数があると危険なことになる感もあるのでコレはコレでいいかなーとか思います。 奇しくも(むしろ合わせたのか)、MC☆あくしずのVol.6でもスターリングラード攻囲戦をやるようですし。 ついでに言うなら先述した『スターリングラード 運命の以下略』もあることですし、『鼠たちの戦争』『クルスク大戦車戦』『戦火の果て』というロビンスの戦争三部作もありますし、物足りないとか「もっと燃えが欲しい!!」とか言う人はソッチを読めばいいと思うのです。一個のモンに全部を求めちゃいけないぜ?と。

Posted byブクログ