誰が日本の医療を殺すのか の商品レビュー
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「超高齢国家の先駆けとしての日本モデル」、「医療費の半分は医療関連産業に流れる」、「医療プロフェッショナリズム:患者の利益追求、患者の自立性、社会正義」、「混合診療や株式会社病院が全面解禁となった場合、富裕層が国の保健から抜け、国民皆保険制度は崩壊する」、「生活習慣病予防をしても医療費がかかる時期が先送りになるだけ」、「Don't ever give up.」
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米国在住時には、名前を大きな声で呼ばれるようなこともなく、予約通りに受診できていたことを思い出した。ただし、それは普通の医療サービスを受けられない人が沢山いることの裏返しなのかもしれない。 日本の医療サービスは受診側としては平均的に良質なものと感じているが、医師の所得にも十分な配...
米国在住時には、名前を大きな声で呼ばれるようなこともなく、予約通りに受診できていたことを思い出した。ただし、それは普通の医療サービスを受けられない人が沢山いることの裏返しなのかもしれない。 日本の医療サービスは受診側としては平均的に良質なものと感じているが、医師の所得にも十分な配慮がないと、優秀な人材は集まるべくもない。それはそれで今後が心配である。
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医療崩壊が叫ばれた、ちょっと以前の本。 内容的には今では一般的に知られるようになった事。 著者はそれを昔から広める活動に携わっていた様子。 長い道のりだったのだろうが、印象に残るのは官僚の給料と比較するのは大企業の社員給与で医者と比較するのは一般的なサラリーマン給与というくだり。...
医療崩壊が叫ばれた、ちょっと以前の本。 内容的には今では一般的に知られるようになった事。 著者はそれを昔から広める活動に携わっていた様子。 長い道のりだったのだろうが、印象に残るのは官僚の給料と比較するのは大企業の社員給与で医者と比較するのは一般的なサラリーマン給与というくだり。 官は都合の良い嘘を喧伝する。 民衆は踊り、官はそれを見てさらに見下す。 しかしながら、医師会もふがいない。 医師の増員に反対しているのは医師会も同じではないのか。 混合診療はほんとうに経済界の誘導なのか。 裕福な人は完全自費で医療を受けている。 それでもなかなか読めた。
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病院から医師が消える日もそう遠くはない!小児科医、産科医だけでなく、外科医や内科医も激務に疲れ果て、続々と地域の病棟から逃げ出している。 「十年後には医師になりたがる人はいなくなるのではないか」そんな現場の声をよそに、国はさらなる医療費の削減を推し進め、医師の絶対数不足には目もく...
病院から医師が消える日もそう遠くはない!小児科医、産科医だけでなく、外科医や内科医も激務に疲れ果て、続々と地域の病棟から逃げ出している。 「十年後には医師になりたがる人はいなくなるのではないか」そんな現場の声をよそに、国はさらなる医療費の削減を推し進め、医師の絶対数不足には目もくれようとしない。なぜ、日本の医療はここまで追い込まれてしまったのか。そこには、「医療費は高い」という決めつけの下、財政を締め付けられ続けた病院の悲惨な状況が存在した。 「医療崩壊」の最前線から日本の医療の未来を問う。(「BOOK」データベースより)
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現在の医療業界は激務過ぎる。これで医療事故が起きない方が不思議。医療水準を維持するためにも、お偉いさん方は本当の医療現場を知って欲しい。
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[ 内容 ] 病院から医師が消える日もそう遠くはない! 小児科医、産科医だけでなく、外科医や内科医も激務に疲れ果て、続々と地域の病棟から逃げ出している。 「十年後には医師になりたがる人はいなくなるのではないか」そんな現場の声をよそに、国はさらなる医療費の削減を推し進め、医師の絶対数不足には目もくれようとしない。 なぜ、日本の医療はここまで追い込まれてしまったのか。 そこには、「医療費は高い」という決めつけの下、財政を締め付けられ続けた病院の悲惨な状況が存在した。 「医療崩壊」の最前線から日本の医療の未来を問う。 [ 目次 ] 第1章 今、医療現場で何が起こっているのか 第2章 どこを見渡しても日本に医師は余っていない 第3章 このままでは医療ばかりか日本が崩壊する 第4章 日本の医療費は本当に高いのか 第5章 医療崩壊をもたらす国の「甘いワナ」 第6章 日本の医療に明日はあるのか [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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たまには、堅い本も読む。 病院のたらい回し、という記事をを読むと違和感を感じる。ベットが開いてなければ受け入れられないし、当直医が手術にあたっていたら、受けようがない。それなのに、病院が悪いような印象を与えている。 本当の問題点を現場の医者が告発している。劣悪な環境で身を張ってい...
たまには、堅い本も読む。 病院のたらい回し、という記事をを読むと違和感を感じる。ベットが開いてなければ受け入れられないし、当直医が手術にあたっていたら、受けようがない。それなのに、病院が悪いような印象を与えている。 本当の問題点を現場の医者が告発している。劣悪な環境で身を張っている医療従事者に対し、政治も社会もあまりにつらく当たっている。日本の医療は崩壊しつつある。明日の被害者は我々だ。
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著者の愚痴を聞いているような本だった。確かに医療現場には人手が足りていない。だからといって、国の予算を増やして、医学部の定員を増やせば解決する問題ではないだろう。もちろんこの本では書ききれないため、重要であることのみ書いたことも考えられるが。読んでいてとても大変な事態だとはわかっ...
著者の愚痴を聞いているような本だった。確かに医療現場には人手が足りていない。だからといって、国の予算を増やして、医学部の定員を増やせば解決する問題ではないだろう。もちろんこの本では書ききれないため、重要であることのみ書いたことも考えられるが。読んでいてとても大変な事態だとはわかったがその打開策がもって読んでみたかった
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「長寿大国」の医療は、高水準であって然るべき。しかし、それがどのような環境・状況で成り立っているか。私が知っていることと言えば、せいぜいドラマの中に描かれる世界でしかなかった。私は医者は当然儲かっていると信じていたし、だからこそ近年の度重なる医療事故に憤然とした覚えもある。命を預...
「長寿大国」の医療は、高水準であって然るべき。しかし、それがどのような環境・状況で成り立っているか。私が知っていることと言えば、せいぜいドラマの中に描かれる世界でしかなかった。私は医者は当然儲かっていると信じていたし、だからこそ近年の度重なる医療事故に憤然とした覚えもある。命を預かる身で何という…、と。どちらかといえば被害者の側になり得る自分にとって、直接の加害者を責めることに何の違和感もなかったのだと思う。 知るべきは、「なぜそれが起こり得たのか」。本書には、そんな日本の医療が抱えてきた問題と、実際に現場に立ち続ける者の苦悩が綴られている。私達にとっても、もはや他人事ではないのだと感じた。
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全国の勤務医の気持ちを代弁した一冊と言っても過言ではない。 「人の役に立ちたい」と高い志で医師になったにもかかわらず、人間らしい生活さえできない過酷な長時間の勤務、山のような事務書類、モンスターペイシェントへの対応、最近では逮捕・訴訟の恐怖とも戦わねばならない。 心が折れて厳...
全国の勤務医の気持ちを代弁した一冊と言っても過言ではない。 「人の役に立ちたい」と高い志で医師になったにもかかわらず、人間らしい生活さえできない過酷な長時間の勤務、山のような事務書類、モンスターペイシェントへの対応、最近では逮捕・訴訟の恐怖とも戦わねばならない。 心が折れて厳しい現場から立ち去る医師が後を絶たない。 そんな医療崩壊は政府の医療政策の誤りによって引き起こされたのだ、と本田先生は鋭く指摘する。 世界を見渡しても先進国の中で日本ほど医師数の少ない国も珍しい。しかも、世界一の長寿国でこれからますます高齢化が進むというのに、政府は口を開けば医療費の削減、削減、という。その一方で公共事業費、ODAなどへは多額の予算が組まれている。 妊婦がタライ回しされた、と報道されれば「スーパー周産期病センター」を、未熟児がタライ回しされたといえば「各大学病院にNICUを」 って、場所を作って人はどうするの?厚労省の考えることはいつも片手落ちだ。 医療従事者は今こそ闘わねばならない。
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