京都花街の経営学 の商品レビュー
閉鎖的な中に一定の合理性があって、それが長く続く花街を支えるものであるのはよく分かる。ただ、経営学的なモノ言いがしっくりこないのは何故だろう。
Posted by
花街のシステムは分かった。 しかしシステムを存続させるために、 花街にいる人々が、人をどう育てていたか、 これからの世代をどう育てようとしているのかがよく見えない。 「おきばりやす」の一言で片付けられるとは思えない。謎だ。 だから花街は350年も続いてきた、とも言えるが。
Posted by
京都花街をフィールドに、仕組みや人材育成、経営についてまとめた本。花街のことを詳しく知らなかったので、「そうなのかー」と思いながら読みました。 舞妓さん、芸子さんをどうやって育てていくのか、というところが興味深いです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
購入者:堀本(2007.9.9) 京都に長年住んでいながら、私の中でずっと謎に包まれた存在だった「花街」というところがどんなところなのか知りたくて買いました。花街のいろいろなシステムや舞妓さん・芸妓さん日常について詳しく書かれています。 返却:(2007.9.28) 古野:貸出(07/10/27)返却(07/10/30) 貸出:横井(2008.5.19) 返却(2008/5/27) 独特の経営システムを知ることができ面白いです。 貸出:山口(2008.10.21)返却:(2008.10.27) こんな粋な遊びが出来る男になりたいです。 貸出:川端(2008.10.19)返却:(2008.12.23) 京都にいながら、禁断のエリア的な花街ですが、イメージと実際の違いを確認できました。何がそんなにリピーターや常連・口コミにつながるかは実際行ってみないと良さはわからないと思いますが、年をとってから行ければいいな、と思いました。 貸出:宇都宮(2009.8.16)返却:(2009.8.25) 京都に住んでいるので舞妓さんを見かける事もよくありますが、華やかなイメージの奥には努力や経営の仕掛けがあるのだなと思いました。 貸出:丸橋(2012.11.1)返却:(2012.12.25) 日本の文化と伝統としての面ばかり強調されがちな京都の花街を現実的で理論的な観点から述べているのがおもしろい。堅苦しくはないので京都の花街を知る入門書としてもおすすめです。芸妓さんを娼妓と勘違いしている人に教えてあげよう。
Posted by
京都に出張があるとはいえ、お茶や遊びなどは無縁である。祇園や先斗町に足を伸ばす時間も無いし…。ところで京都の花街は五花街とよばれ「上七軒」「祇園甲部」「先斗町」「宮川町」「島原」とよばれる5地区に存在する。本書より一見不合理なシステムだが、別視点ではしっかりと合理的なシステムが存...
京都に出張があるとはいえ、お茶や遊びなどは無縁である。祇園や先斗町に足を伸ばす時間も無いし…。ところで京都の花街は五花街とよばれ「上七軒」「祇園甲部」「先斗町」「宮川町」「島原」とよばれる5地区に存在する。本書より一見不合理なシステムだが、別視点ではしっかりと合理的なシステムが存在する。 「一見さんお断り」がそれである。 本書では (1)長期賭け払いの取引慣行 債務不履行の防止 (2)もてなしというサービス 顧客の情報に基づくサービスの提供 (3)職住一体の女所帯 生活者と顧客の安全性への配慮 という背景があってそれが生まれたとある。 読みやすい本なので京都訪問の際に事前に読むのも良いだろう
Posted by
- 1
- 2