楽天市場公式ネットショップの教科書 の商品レビュー

楽天大学(著者),三木谷浩史(著者)

2021/08/08

楽天市場がサービスを始めて１０年経過した時点で、出店者のためにまとめた指南書。見た目は俗っぽいけど、よく読むと内容は洗練されているように思う。たとえば、「ショップと同様、またはお客様同士のコミュニケーションをベースにモノが売れるようになるので、商品自体の良し悪しだけでなく、製造工程・生産者のディスクローズ（開示）をはじめ、商品の裏にあるストーリーが求められます。そしてお客様は自分が味わった感動を他者と共有すべく、自身の手でそのストーリーをインターネット上に広めていくのです。」とあるが、コンテンツマーケティングという言葉を用いなくても、その要諦が心得られている。読めば当たり前と思われることが書いてあるのだが、いざやってみるとなかなかできていないことが多いということなのだろう。

・インターネットショッピングをしない理由
　?個人情報の漏えいが不安
　?実際に商品を手に取って見たい
　?「仮想店舗」であるための不信感
　?注文の手順がわかりにくい・面倒そう
　?（送料などを含めると）価格が高い

・ページビューと売り上げの相関は、大雑把に見て１日１０００ページビューで月商１００万円、１日１万ページビューで月商１０００万円。

・顧客リスト数はオープン1か月で１０００、半年で一万

・弱みの克服の例
「工場や実店舗がないために在庫が持てない点については、『受注生産による無在庫販売』というビジネスモデルにすることで解決しています。しかも、『手作りだから1週間』というコピーを考え出すことで、１週間かかることを『品質へのこだわり』というウリの一つとしてみせてしまっています。」

・接客三原則の一つ「行動を起こしやすくする」ための演出
「第一の手法としては『使用シーン』をお客様に想像してもらうことです。具体的には、商品を実際に使った使用者がメリット（デメリット）を享受しているシーンまたはそれを想像できるシーンを、イメージ画像などによって見せます。」

・用途提案が行動を起こしやすくする上で、高い訴求力を持つ
「『ウチの商品はギフトに最適です』というメッセージを伝えることも、一種の用途提案になります。」

・購入決定の背中を押すスパイスとなる三要素
　?刺激
　?理由（安い理由または高い理由/その商品が「買い！」な理由）
　?限定（期間、数量、対象）

・フォローメールの例
「パンの材料を扱う『ママの手作りパン屋さん』というお店では、…フォローメールを出すことで、パン作りがうまくいかないお客様にアドバイスができるようにしていました。」

2015/08/10

まさにネットショップ運営のための教科書。

商品をネット上で売るために必要最低限準備すること、考え方、ページの見せ方のこつが説明されています。

楽天などモール型のネットショップを運営されている方はぜひ一読しておきたい一冊。

ネットショップを数年運営されている方でも、初心や基本の原理原則に立ち返るために一度読まれてみても良いかも。

2015/01/31

本を読んで気づいたことは、ネット販売もリアル販売も全く同じ！お客さまを大事にする気持ちと心遣いはリアル以上に必要であるということが一番の発見事項

2014/07/24

こんな人にオススメ
・これからECショップを始めようと思っている方
・モール出店へ興味のある方

ネットショップをビジネスとして運営するのに必要最低限のことが１冊にまとまっている教科書的な一冊。ネットショップこれからやる人は読んで損はない。基礎知識などがしっかり頭に入っていない人にもオススメ。

2012/09/26

初めてネットショップを出店するにあたって、まず何をしたらいいのかはわかる本だった。
それができるかどうかは、やってみてから検証しなくてはいけないけど。

2011/01/29

楽天出店し成功するためのノウハウ本。
楽天店舗ならずとも自社ECサイト、
一般的なリアル店舗でも活用できる本。

知識の蓄積になる。
結局書いてある通りにやると楽天に対し
多大な広告費を供給することになるが、
それでも納得させられるビジネスモデルになっていることに感心した。

この本の内容を
三木谷社長は楽天立ち上げ前から
ある程度想定していたと思うと、
改めて楽天事業の質の高さと
新事業立ち上げの際のシュミレーションの質の重要性を感じる。

結局正しいビジネスでないと絶対に成功しないんだんなー。

2010/11/11

情報は少し古い部分はありますが、楽天大学の授業を受けた者としては、復習の意味でおさらいできました。
楽天サイトを運営していく上でのイロハがつまっています。

2009/10/29

ネットショップをビジネスとして運営するのに必要最低限のことが１冊にまとまっているので、ネットショップこれからやる人は読んで損はないと思うと同時に、いつかこんな本を出したい