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峠の歴史学 の商品レビュー

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2021/03/29

文章がひとりよがりでなく、とても静かで穏やかで、堅実な研究者のハートで書かれているように感じ、読んでいて気分が良い。道のなりたちやそこを行き来する人たちの姿がはっきりとイメージできて、ついうっとりしてしまう本。

Posted byブクログ

2010/07/15

[ 内容 ] 生産地と消費地を結ぶ生活のための「流通の道」。 軍事拠点と前線を結ぶ「軍事の道」。 そして神仏に救いを求めて歩む「信仰の道」。 三つの性格の異なる古代から近代までの歴史的な峠道を歩きながら、道と峠を行き交う人々、峠を守ってきた人々の暮らしを考え、道を辿る人々の心性に...

[ 内容 ] 生産地と消費地を結ぶ生活のための「流通の道」。 軍事拠点と前線を結ぶ「軍事の道」。 そして神仏に救いを求めて歩む「信仰の道」。 三つの性格の異なる古代から近代までの歴史的な峠道を歩きながら、道と峠を行き交う人々、峠を守ってきた人々の暮らしを考え、道を辿る人々の心性に想いを馳せてみる。 なぜ、古道は山の尾根を通るのか? 牛馬の視点から見る道とは? 「あるき、み、きく」歴史学を実践し、ライフワークとしている著者を先達に、歴史を再検討し、読み直してみよう。 古道を歩くことによって、古の面影を実感し、歴史を追体験する。 [ 目次 ] 1 流通の道(中山道―峠の背景) 2 軍事の道(鎌倉街道―すべての道は鎌倉に通ず;二つのザラ峠―佐々成政はどこを越えたのか;相良氏のアゼチ(庵室)道―戦国の山岳軍用道路から西南戦争へ) 3 信仰の道(いまひとすじの熊野道―小栗街道聞書;四国遍路道と地名「旦過」;国東半島・六郷満山峰入りの道―修験者の山道;修験の山―伊吹山とその歴史) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ