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スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎002 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2024/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

旅のお共として。今回は宮部みゆきさんが1971、1981、1991年から選んだアンソロジー。解説だけじゃなく年表もあて、編者によって構成も違うのかと驚いた。雰囲気が分かって年表があるのはすごく良かったけど、解説が宮部さんの熱がちょっと強かった。1話読んでは戻り、しながら読んだわ。森村誠一「企業特訓殺人事件」は忌まわしいST研修が出てきておぉと思った。内容はSTとは違ってたけど。ほんとこんなモーレツな時代があったなんて信じらんないわ。総じてあんまり好きな作品がなかった。残念。

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2022/06/09

宮部みゆき氏をブレンダーに迎えたアンソロジーです。 「一九七〇年代からの30年間、ミステリー界に何が起こったのか?」 日本推理作家協会が1970年以降、毎年刊行している「ザ・ベスト・ミステリーズ」の中から年代を10年ごとに区切って、その年のベスト・オブ・ベストをブレンダーが選ぶ...

宮部みゆき氏をブレンダーに迎えたアンソロジーです。 「一九七〇年代からの30年間、ミステリー界に何が起こったのか?」 日本推理作家協会が1970年以降、毎年刊行している「ザ・ベスト・ミステリーズ」の中から年代を10年ごとに区切って、その年のベスト・オブ・ベストをブレンダーが選ぶという趣向。1970年、1980年、1990年が001で東野圭吾氏がブレンダー。その続き、1971年、1981年、1991年が今作です。 このアンソロ自体、もう12年も前に刊行された代物なのですが。 小松左京「闇の中の子供」。初読は高校生の頃でしたか。 自らの首を胸に抱いて行進する子供の列のイメージが強烈で、とても恐怖した思い出があったのですが、今回再読してみると、きちんとオチもついていて、そんな怖くないじゃんって。むしろ、子どもの哀れさを強く感じてしまいました。自分が母になったからでしょうか。 あとブレンダー、宮部氏の趣味なのか、いわゆる探偵の出てくる話が目立ちましたね。原寮氏の「探偵 沢崎」のシリーズはぜひ読みたいです。 他の巻には無いものもあるようなのですが、宮部氏の各年代の解説やあとがきも 読み応えがあり、面白かったです。 他のブレンダーさんもこのくらいやってくれるといいのに。

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2014/09/24

宮部みゆきって本当にうざい。 こいつのダラダライラつく解説がなければ もう少しスムーズに読めた。 003のが面白く感じたのは こいつのせいかな。

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2013/06/18

宮部さん推薦なら+原尞さんの短編が集録されている、から読んだ。 未読の作家も居たが、短編なのでサクサク読めて、車中に適当な本。

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2012/04/27

なんでしょう。 時代背景が嫌いだったのか、宮部みゆきが嫌いだったのか・・・ ミステリー・・・・? 途中で読むのやめました。 すみません。

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2011/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「男一匹」生島治郎  最後のあざやかななぞ解きが、ゾクっとした。父親の刺青の話もさりげなかったし、短編ならではの必要十分な表現がいいなと思った。 「企業特訓殺人事件」森村誠一 「やみの中の子供」 小松左京 「暗い窓」佐野洋  女子行員が男のために横領するが、自宅の窓が見えるところから電話をかけてくる少年の話から、その男に殺されかけていることが分かる。最初はその少年がでたらめな電話番号でかけてきていることになっていて、窓を見ているとは分からない。窓をみていることをばらされたとき、犯行がその少年にばれてしまう、というドキドキ感があったが、そうではなく、味方と思っていた男に殺そうとしている、と気づかされるところがあざやか。 タイトルもいい。最初は何のことやら、と思っていたのが、最後にははぁ、と分かるところが。 「首くくりの木」 都筑道夫 「歩道橋の男」 原尞 「酷い天罰」 夏樹静子

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2011/01/07

宮部さんの解説がとてもよかった。これがあるとないとでは大違い。最後の夏樹静子さんの1編に母性を感じると書かれていて、確かにそうだなぁと思った。

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2010/11/10

1971年、1981年、1991年の作品計7編を収録。 小松左京「闇の中の子供」(1971)は、『謎001』に収録されていた筒井康隆「母子像」を髣髴とさせる、哀切感漂うホラーかと思いきや、歌舞伎その他における子供殺しの考察が展開され、現実の犯罪の話になる。編者の宮部みゆきと担当...

1971年、1981年、1991年の作品計7編を収録。 小松左京「闇の中の子供」(1971)は、『謎001』に収録されていた筒井康隆「母子像」を髣髴とさせる、哀切感漂うホラーかと思いきや、歌舞伎その他における子供殺しの考察が展開され、現実の犯罪の話になる。編者の宮部みゆきと担当嬢が「絶対002に入れる!」と叫んだというのが納得の充実作。 中盤の考察のくだりは、この手の歌舞伎を見ていつも違和感/憤りを感じていたので、わが意を得たり!だった。

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2009/10/08

001より断然面白かったです! ですが、どの作品が面白かったかなぁと振り返ってみると、、、あれあれ? それは、世相に関連したテーマ設定の上での編み方に寄るのでしょう。 さすがエンターティナー宮部みゆき。 未知のジャンル、未知の作家さんとの出会いが楽しめるのもアンソロジーの好きな...

001より断然面白かったです! ですが、どの作品が面白かったかなぁと振り返ってみると、、、あれあれ? それは、世相に関連したテーマ設定の上での編み方に寄るのでしょう。 さすがエンターティナー宮部みゆき。 未知のジャンル、未知の作家さんとの出会いが楽しめるのもアンソロジーの好きなところです。 今回の収穫は原遼さん。この結末でシリーズ物とは!是非短編集読んでみたいと思います。

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2009/10/04

----- 生島治郎「男一匹」 森村誠一「企業特訓殺人事件」 小松左京「闇の中の子供」 佐野洋「暗い窓」 都筑道夫「首くくりの木」 原りょう「歩道橋の男」 夏樹静子「酷い天罰」

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