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上海迷宮 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2009/10/07

上海と新宿で起きた二つの殺人事件。浅見探偵も世界を舞台に活躍。さすがに世間の空気をよく読んでおられる内田先生としては、最近、何かと話題の多い中国を舞台に設定してくれました。 しかも、浅見探偵(内田さん?)の飛行機嫌いは徹底していて、フェリーで渡航、帰りの便(10日後:週1便で、...

上海と新宿で起きた二つの殺人事件。浅見探偵も世界を舞台に活躍。さすがに世間の空気をよく読んでおられる内田先生としては、最近、何かと話題の多い中国を舞台に設定してくれました。 しかも、浅見探偵(内田さん?)の飛行機嫌いは徹底していて、フェリーで渡航、帰りの便(10日後:週1便で、翌週の帰りの便)の出港日までに事件解決するという大見得まできってくれて、相も変らぬ事件や真相がスラスラ見えててくるご都合小説でした。 巻末の自作解説に、印刷の直前という土壇場になってトリック部分の整合性を手直ししたとありましたが、トリックはともかく、表紙やプロローグで出てくる赤トカゲが、なんでそこまで封印せにゃならんお話だったのか?どうも、もうひとつしっくりきませんでした。 それにしても、フェリーは大阪から約2日間の船旅で、往復運賃が3万円程度とは、後でちゃんと調べたらその通りで、ちょっと驚きでした。いつか経験してみたいものです。 (2007/11/15)

Posted byブクログ