人を殺す、という仕事 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
絶滅動物の紹介が意外と興味深く読んだ。 依頼主は本当にいるんだろうか?自作自演?多重人格では・・と読み進めて最後のミッション成功に驚きとその後の穏やかな生活を想像すると、とても不思議な感覚に襲われた。
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謎の手紙の命令により、全く縁のない人々を殺していく主人公。 手紙の主は誰なのか、なぜ彼なのか、ターゲットはどうやって選ばれたのかなどなど疑問を抱えて話はすすむ。 「殺人」というスリル(というとかなり誤解を生む表現になるが)や、主人公の犯行が露呈するかもしれないというドキド...
謎の手紙の命令により、全く縁のない人々を殺していく主人公。 手紙の主は誰なのか、なぜ彼なのか、ターゲットはどうやって選ばれたのかなどなど疑問を抱えて話はすすむ。 「殺人」というスリル(というとかなり誤解を生む表現になるが)や、主人公の犯行が露呈するかもしれないというドキドキ感はまったく持たせない。 ただ単に殺人を犯し続けるだけではなく、本当に「手紙の主はいるのか」や、頻繁に入る回想などにより長さがある話の割りに飽きない。 各章の冒頭にある、人により絶滅させられた動物たちの小話が悲しく、またはっきり本筋との関係を示されないからこそ考えさせられるものがある。 文章は非常に読みやすいしテンポもいい。 でも特に残るものがない、という感想。 やっぱりホラーってあまり好きじゃないかもしれない。 自分で謎解きはしないくせに、納得いく答えが出ないとイラっとくるわがままさ。
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「指示した人間を殺さなければ、あなたの大事に思っている人を殺します」 そんな手紙が届くようになってから、人生が狂い始めた一人の男の物語。 人間が葛藤しつつも徐々に狂っていって、狂っている自分にも慣れて行く、というところが最大のポイント。 ホラーが大丈夫でも、こういう小説は苦手、と...
「指示した人間を殺さなければ、あなたの大事に思っている人を殺します」 そんな手紙が届くようになってから、人生が狂い始めた一人の男の物語。 人間が葛藤しつつも徐々に狂っていって、狂っている自分にも慣れて行く、というところが最大のポイント。 ホラーが大丈夫でも、こういう小説は苦手、という方も結構いるんじゃないでしょうか。 決してスッキリはしないので、頭が便秘の方はご遠慮ください (笑)
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・ブックオフで105円でタイトル買い。そんなに面白くなかった。何しろスッキリとしないし、娘が強姦されるのは悲惨過ぎる。物語の力が負の方向に働き過ぎてる。最後に黒幕が明かされるミステリかと思ってたのでCがCreatorとかなんか唖然。 ・実は各章の冒頭部分にある絶滅動物の描写が読ん...
・ブックオフで105円でタイトル買い。そんなに面白くなかった。何しろスッキリとしないし、娘が強姦されるのは悲惨過ぎる。物語の力が負の方向に働き過ぎてる。最後に黒幕が明かされるミステリかと思ってたのでCがCreatorとかなんか唖然。 ・実は各章の冒頭部分にある絶滅動物の描写が読んでて一番面白かった。面白かったけど、別にこの部分いらないなと思いながら読んでた。
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作品の紹介 僕のもとにある日届き始めた一通の手紙。そこに書かれた指示に従うことで、僕の人生は驚くほど順調だった。手紙のお陰で、今後も幸福な人生が続くと信じていた。それが「殺人」を命じるまでは。従わなかった結果―母が死んだ。次は妻や娘たちの番だというのだ。あどけない少女、臨月の妊婦...
作品の紹介 僕のもとにある日届き始めた一通の手紙。そこに書かれた指示に従うことで、僕の人生は驚くほど順調だった。手紙のお陰で、今後も幸福な人生が続くと信じていた。それが「殺人」を命じるまでは。従わなかった結果―母が死んだ。次は妻や娘たちの番だというのだ。あどけない少女、臨月の妊婦…僕は次次と手を血に染めていく。邪悪で美しい、傑作「暗黒小説」。
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大石圭ワールド全開。 Cが何を基準にして殺される人間を選んだのか、それだけが疑問。人類を絶滅させるための人選ならば、将来幾千もの人間の命を救う敏腕の医者を殺すなり、巨大客船や飛行機に爆薬を仕込ませるなりすれば良いのに。
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主人公が10歳の頃から届き始めた「C」を名乗る正体不明の手紙。 これに従うことで人生は順調に過ごすことが出来た。 ある日突然「C」から人を殺して欲しいと脅迫文にも 似た手紙が届き従わなかった結果、母が死にその後 妻も死んでしまう。 次に従わなかったら娘が死ぬと言われ...
主人公が10歳の頃から届き始めた「C」を名乗る正体不明の手紙。 これに従うことで人生は順調に過ごすことが出来た。 ある日突然「C」から人を殺して欲しいと脅迫文にも 似た手紙が届き従わなかった結果、母が死にその後 妻も死んでしまう。 次に従わなかったら娘が死ぬと言われ、罪のない少女や 妊婦、国会議員をも殺し続ける・・・・。 うーん・・・読み終わって何ともいいがたい気持ちに なりましたね。 誰からの手紙なのか・・・ドキドキしました。 まぁ、ホラー系ですね。
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書店でタイトルに釣られて購入した小説。 家に帰ってから、あの「呪怨」の著者だと知って後悔した。 「呪怨」のノベライズは、あまりの恐ろしさに全部を通して読むことのできなかった小説だったのだ。 本棚に並べておくことさえ怖かったくらい。 というわけで、本書も、購入してから読み始めるまで...
書店でタイトルに釣られて購入した小説。 家に帰ってから、あの「呪怨」の著者だと知って後悔した。 「呪怨」のノベライズは、あまりの恐ろしさに全部を通して読むことのできなかった小説だったのだ。 本棚に並べておくことさえ怖かったくらい。 というわけで、本書も、購入してから読み始めるまで、結構時間がかかっている。 たまたま、何かの気まぐれで、昨日の昼に手に取ってみただけだ。 全部で10章からなる本書。これに、プロローグとエピローグがついてくる。 各章の冒頭では、人間によって絶滅させられた動物の話が出てくる。オーロックス、ドードー、オオウミガラス、ニホンオオカミ等々。 本文と何の関係があるのかよくわからないまま読み進めていくと、徐々に「あぁ、そういうことか」と納得がいくようになっている。 結局、半日で読み終えてしまった。メモを取りながらでなければ、数時間で読了できていただろう。それだけ、読ませる力はある小説だと思う。しかし、ホラーとしてはどうだろう。それほどの恐怖感は湧いてこなかった。 期待はずれ? いや、ホッとしたのかも。 主人公:橘洋介が10歳の頃、初めて《C》なる者から手紙を受け取る。その封筒には住所も書いておらず、切っても貼っていない。つまりは、直接郵便受けに入れたものだということだ。その手紙によって、洋介とその母は命を救われることになる。 そのあとも手紙は送られ続ける。 内容はいつも洋介の人生を手助けしてくれるものばかり。 そして必ず、家族の誰でもなく、洋介自身が受け取るのだ。 しかし、ある日。 《C》からの手紙の内容が変わった。 人を殺せ、さもないと大事な家族が死ぬことになるぞというものになるのだ。 まぁ、葛藤などがいろいろとありはしたが、結局洋介は《C》の指示に従い、殺人を繰り返す。 これを「仕事」と呼ぶかどうかは疑問が残るが。 妻を守るため、2人の娘を守るため、洋介は殺人を繰り返す。 見も知らぬ他人を殺し続ける。 娘と同じくらいの幼女であったり、臨月の主婦であったり、大物政治家であったり、犠牲者は多種多様。 なぜ彼らが選ばれたのか・・・。 ミステリーではない。 それはわかっている。 答えを求めて得られる類の小説ではない。 しかし、なにかしら腑に落ちない最後を迎えてしまった。 文章は面白い。惹き付けられる。 一気に読み続けたくらいだから。 しかし・・・。 昔、人を殺す夢をよく見た。 寝る前にミステリを読む癖があったせいかもしれない。 その時、現実なのか夢なのか、よくわからなくなることもあった。 殺すときの感触、気持ち、そのあとの恐怖、それらを忘れようとする心。 全てがリアルだった。 その時のことを思い出させる。 そんな一冊だった。
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古本屋で見つけて、最後の方の台詞とCの手紙の文に惚れて買いました。 人を殺すシーンを比喩表現に走らずに(読者にとっての)ギリギリまで細かく書いてあって、最初は食わず嫌いで軽く飛ばしてしまいました…。でも、何回も読んでいると食わず嫌いもなくなってむしろそこだけ繰り返し読んでしま...
古本屋で見つけて、最後の方の台詞とCの手紙の文に惚れて買いました。 人を殺すシーンを比喩表現に走らずに(読者にとっての)ギリギリまで細かく書いてあって、最初は食わず嫌いで軽く飛ばしてしまいました…。でも、何回も読んでいると食わず嫌いもなくなってむしろそこだけ繰り返し読んでしまいました^^ 人を殺すシーンが一番(主人公が)いきいきと書いてあったように思います。プラス思考のいきいきじゃなくてマイナスの意味で、ですが。 私は主人公のしたことが悪いことなのかわかりません。殺された人が良い人だったのかわかりません。でも、唯一わかることはCは何時でも私達を見てるんだなあってことでした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ある日手紙が届き、その手紙にしたがっていれば順調な人生。 と、思いきや、手紙は殺人を命令し、従わなければ、自分の大事な人が殺されてしまう。 自分の子供達を守るため、殺人を続ける。 でも、ある日届いた手紙には・・・。 これ、ホラー小説にカテゴリ分けされてました。 最後まで読んで、「あ、しまった。」って感じ。 ホラーなので、結末が「そうなっちゃいます?」だったんで。(笑) でも面白かったです。 先を、先をと読みたくなって、一気に読んじゃったので。
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