百物語の怪談史 の商品レビュー
アンソロジー、エッセイ、ブックガイドの三部構成により、百物語と本朝怪談文学史との関りを多角的に展望しようとする一冊。語り継がれる中に、警告や民俗学的な暗喩の含まれた古典の方が好みです。個人的に。
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百物語の怪談の歴史をさかのぼる。元祖「百物語」は笑い話集だったこと、本当に百話あるのは「諸国百物語」だけなこと、そのほか「付喪神」「百鬼夜行絵巻」など周辺事項との関連も多数。内容は濃い。
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ホラー/怪談系というよりはその一カテゴリーの解説本というか、〝百物語〟の成立から現代に至る変遷を備に追った、やや学術書的趣すらあり。 同編者による「闇夜に怪を語れば」など、百物語のアンソロジーを読んでおくとより理解が深まるのかも。
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