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沖縄ビジネスウーマン! 〈インタビュー〉 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2022/07/11

【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA82177876

Posted byブクログ

2011/11/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『地域そのものにブランド価値がある』  皆さんは沖縄に行ったことありますか?実は私、沖縄に行ったことがないのです。私もあの、青い海と広い空に囲まれて、沖縄独特の時間の流れの中でまったりしたいなぁ、と憧れています。皆さんも知っている「なんくるないさ~」に表れているように、沖縄の人はまったり、のびのびとしているイメージがどこかありませんか?  そんな沖縄で活躍している女性たちを紹介しているのがこの『沖縄のビジネスウーマン!』です。青い海や空、沖縄人ののびのびとした人柄から忘れてしまいがちですが、戦争やアメリカの統治を経験しているという沖縄の違った一面も忘れてはいけません。そういった経験は沖縄の経営をめぐる環境にさまざまな問題を残していきました。公共事業への企業依存や地域再生などの問題に、スタイルは違うけれど、「沖縄をなんとかしなくては!」とたくさんの沖縄ビジネスウーマンたちが取り組んでいます。島国としてどこか孤立しているような気もするし、文化も違う、基地だってある。しかし、そんな沖縄そのものに付加価値を見出しブランド化することで、沖縄だからこそできるものを彼女たちは生み出しています。これが事業面で成功するにとどまらず、沖縄未来へとつながる一歩となっているのです。  紹介されている沖縄ビジネスウーマンたちの力強い生き方や行動力は読んでいてとても圧倒されます。私が住んでいる地域には有名なアニメーション製作所があるのですが、それを中心にアニメフェスティバルを毎年夏休みに行っています。町にもアニメキャラクターたちの像を置いたりして、町そのものをアミューズメントパークのようにして盛り上げるのです。私も沖縄に負けてられない!と沖縄ビジネスウーマンたちに刺激された私は、このフェスティバルの運営チームへの参加を決めました。私の住んでいる町のブランド化に携われるこの運営チームにて、今年の夏は地域をもっと有名にします!  皆さんの出身地はどんなところですか?暑い・寒い?海がある・山がある?出身地に限りません。この本を読むと沖縄の魅力にはまる人もいるでしょう。その地域ならではを生かしたビジネスはどの地域にもたくさんあります。この本はまさにそんなビジネスを起こした沖縄ビジネスウーマンたちと対話ができる本です。これを読めば、きっとあなたも何かしら行動を起こしたくてうずうずしてくるでしょう。

Posted byブクログ

2011/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おすすめの一言『地域そのものにブランド価値がある』 皆さんは沖縄に行ったことありますか?実は私、沖縄に行ったことがないのです。私もあの、青い海と広い空に囲まれて、沖縄独特の時間の流れの中でまったりしたいなぁ、と憧れています。皆さんも知っている「なんくるないさ~」に表れているように、沖縄の人はまったり、のびのびとしているイメージがどこかありませんか?  そんな沖縄で活躍している女性たちを紹介しているのがこの『沖縄のビジネスウーマン!』です。青い海や空、沖縄人ののびのびとした人柄から忘れてしまいがちですが、戦争やアメリカの統治を経験しているという沖縄の違った一面も忘れてはいけません。そういった経験は沖縄の経営をめぐる環境にさまざまな問題を残していきました。公共事業への企業依存や地域再生などの問題に、スタイルは違うけれど、「沖縄をなんとかしなくては!」とたくさんの沖縄ビジネスウーマンたちが取り組んでいます。島国としてどこか孤立しているような気もするし、文化も違う、基地だってある。しかし、そんな沖縄そのものに付加価値を見出しブランド化することで、沖縄だからこそできるものを彼女たちは生み出しています。これが事業面で成功するにとどまらず、沖縄未来へとつながる一歩となっているのです。  紹介されている沖縄ビジネスウーマンたちの力強い生き方や行動力は読んでいてとても圧倒されます。私が住んでいる地域には有名なアニメーション製作所があるのですが、それを中心にアニメフェスティバルを毎年夏休みに行っています。町にもアニメキャラクターたちの像を置いたりして、町そのものをアミューズメントパークのようにして盛り上げるのです。私も沖縄に負けてられない!と沖縄ビジネスウーマンたちに刺激された私は、このフェスティバルの運営チームへの参加を決めました。私の住んでいる町のブランド化に携われるこの運営チームにて、今年の夏は地域をもっと有名にします!  皆さんの出身地はどんなところですか?暑い・寒い?海がある・山がある?出身地に限りません。この本を読むと沖縄の魅力にはまる人もいるでしょう。その地域ならではを生かしたビジネスはどの地域にもたくさんあります。この本はまさにそんなビジネスを起こした沖縄ビジネスウーマンたちと対話ができる本です。これを読めば、きっとあなたも何かしら行動を起こしたくてうずうずしてくるでしょう。

Posted byブクログ

2010/10/06

皆さんは「ビジネスウーマン」という言葉に対して、どのようなイメージを持っているだろうか?私のイメージは、仕事に対して妥協を許さないような、いわゆる「仕事人間」といったイメージを以前までは持っていた。しかし、本書に登場してくる女性たちはいずれも、「子供のために」、「沖縄のために」と...

皆さんは「ビジネスウーマン」という言葉に対して、どのようなイメージを持っているだろうか?私のイメージは、仕事に対して妥協を許さないような、いわゆる「仕事人間」といったイメージを以前までは持っていた。しかし、本書に登場してくる女性たちはいずれも、「子供のために」、「沖縄のために」といった精神のもと、日々の仕事をこなしている。本から伝わってくる彼女たちに印象はまるで「母親」のようである。実際にこの本は、沖縄のビジネスウーマン17人とNPO法人スタッフ3人、5人の女性たちの座談会の合計25人の女性たちのインタビューで構成されている。どの女性も、素晴らしい志と情熱を持って仕事に励み、活躍されている方たちだ。著者である内海(宮城)恵美子さん自身も、沖縄の那覇市出身であり、仕事とは、生き方とは何かということを、少しでも若い世代に伝えられればと思い、今回このように、沖縄で活躍されている女性たちに聞き取りを行ったそうだ。  この本を読んだ初発の感想は、「女性は大きいな」というものだった。また女性ならではの考え方、アイディアは、自分にも良い刺激となった。特に印象に残っているのは、「あげづば織」という織物を手掛ける上原美智子さんの「本当にやりたい仕事はお金には換えられない」という言葉だ。確かにそうだと私も思う。だが現実問題、そう言っていられないのも事実ではないかとも私は考えていた。しかし、上原さんのように、本当にやりたいことに打ち込んでいる人の話を聞くと「やはりそうなんだ」と思うのも事実である。人の成功のものさしは、お金で計られることが多いと思う。なぜならそれが一番手っ取り早く、目に見えてわかりやすいからだ。でもそうではない。自分自身本当にやりたいことを見つけ、それに全力を注ぐことができれば、きっと豊かに生きていけるはずである。そう上原さんから教えられた。   今まで男性の書いた本を読むことが多かったが、その本はいずれもアドバイスを私にあたえてくれるようなものだったと思う。しかしこの本は、女性たちの素直な気持ち、行動理由が述べられている、ただそれだけなので、どこか感情に訴える部分がある。そのためか、読むというより「感じる」といった本である。皆さんにも、頑張っている女性たちを感じてもらいたい。

Posted byブクログ

2010/09/15

★女性らしさを活かそう!  みなさんは「沖縄らしさ」とは何だと思いますか?私は「観光」だと思いました。しかし、本当の「沖縄らしさ」は違うのです。  著者内海=宮城恵美子氏は高校生まで那覇で過ごし、横浜国立大学大学院修士課程修了後、(財)雇用開発推進機構調査研究部長や琉球大学就職...

★女性らしさを活かそう!  みなさんは「沖縄らしさ」とは何だと思いますか?私は「観光」だと思いました。しかし、本当の「沖縄らしさ」は違うのです。  著者内海=宮城恵美子氏は高校生まで那覇で過ごし、横浜国立大学大学院修士課程修了後、(財)雇用開発推進機構調査研究部長や琉球大学就職センター准教授として活躍しています。また、沖縄の仕事や未来に関する著書も多く手掛けています。  この本は、沖縄ビジネスウーマン17人とNPO法人スタッフ3人へのインタビュー、5人の女性の座談会で構成されています。つまり、著者も含め登場する人が全員女性なのです。  私はこの本を読んで、沖縄ビジネスウーマンには共通点があることに気がつきました。それは「“女性”らしさを生かしている」ということです。化粧品開発・販売や音楽プロモーション、介護福祉など事業は様々なのですが、みんな「沖縄の経済を良くしたい」と思って活動しています。また、男性なら気付かないような心配りや機能性にデザイン性を加えたり、「“女性”だからこそ」気づける事業がたくさんあります。  私は沖縄ビジネスウーマンの方々が「“女性”らしさ」を活かし続けていることに驚きました。よく「社会は男社会」という言葉を聞いていたので、私はその中では「“女性”らしさ」は消えていってしまうと思っていました。しかし、意識して街を歩いてみると、地域ごとのスーパーの安売り情報をまとめたサイトや、電車での乗り換えがスムーズにできる表など「“女性”らしさ」が生かされているものがたくさんありました。  では女性である私が「“女性”らしさ」を活かすには?と考え、実行しました。私は委員会で企画している新入生歓迎会で、オシャレをしてミニスカートや高いヒールを着てくる人もいると考え、段差の多い所でのオリエンテーリングをなくしたり、なるべくしゃがまないで済むように配慮したりしました。すると、参加している新入生から「ミニスカで来ても出来るものが多くて良かったよね」という声が聞こえてきました。その時、私が活かせる「“女性”らしさ」は、気配りだということに気がつきました。この日から私のアピール出来る強みが1つ増えました。  私はこの本を読んで、“女性らしさ”を大切にすべきだと心から感じました。沖縄の未来は女性や地元の力によってどんどん発展していきます。みなさんもこれからの未来を生きるために、沖縄ビジネスウーマンと「対話」してみませんか?

Posted byブクログ