“現代っ子"ノート の商品レビュー
「現代っ子」とは、1962年に教育評論家の阿部進氏によって提唱された言葉らしい。 現代を考える転換点は、明治維新、敗戦、高度成長の3つ。豊かな世界が実現して、物質や選択肢があり余るようになったことが、逆に生きる力を失わせ、未熟な若者を生み出した。 著者は長い経験から、他国と...
「現代っ子」とは、1962年に教育評論家の阿部進氏によって提唱された言葉らしい。 現代を考える転換点は、明治維新、敗戦、高度成長の3つ。豊かな世界が実現して、物質や選択肢があり余るようになったことが、逆に生きる力を失わせ、未熟な若者を生み出した。 著者は長い経験から、他国との学力比較ブームや、ゆとりなどの教育施策の変遷も振り返る。特定の要素だけにこだわる必要がないとも。 成熟社会を生きるため、安易な同調でなく、自己を確立して「付和雷同」し、その上でお互いの信頼感が必要と説く。正論ではあるか。
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