溺れた巨人 の商品レビュー
・バラードの独特な時間感覚に酔いしれました。 ・どの作品もバラード風味たっぷり。たまに無性に味わいたくなる癖の強いラーメンみたいな作品群。 ・『溺れた巨人』、『たそがれのデルタ』、『うつろいの時』あたりがお気に入り。 ・『スクリーン・ゲーム』と『永遠の一日』は難解でさっぱり飲み込...
・バラードの独特な時間感覚に酔いしれました。 ・どの作品もバラード風味たっぷり。たまに無性に味わいたくなる癖の強いラーメンみたいな作品群。 ・『溺れた巨人』、『たそがれのデルタ』、『うつろいの時』あたりがお気に入り。 ・『スクリーン・ゲーム』と『永遠の一日』は難解でさっぱり飲み込めず...。 ・バラードさん、鳥に対する意識が独特すぎるよ。
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初版 180円 訳者 大谷 圭二 カバー 日下 弘・足立 秀夫 逆説的に終わるがそれもまたいい
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前にチャレンジしたときは挫折したのだけど、今回は入り込めた。劇的なシーンは少ない。ぬるぬると、ふわふわと、物語は語られるけど、時が進んでいるのか否かは曖昧。ずっと抜け出せない状況の中で、悲観するでもなく奮い立つでもなく、流されるままに。善悪や幸不幸、狂っているか正常か、そういう判...
前にチャレンジしたときは挫折したのだけど、今回は入り込めた。劇的なシーンは少ない。ぬるぬると、ふわふわと、物語は語られるけど、時が進んでいるのか否かは曖昧。ずっと抜け出せない状況の中で、悲観するでもなく奮い立つでもなく、流されるままに。善悪や幸不幸、狂っているか正常か、そういう判断を超越した、イメージの世界がある。読む者はたゆたうだけ。
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こちらも短篇集。浜辺の情景が美しい。 表題作『溺れた巨人』、『あらしの鳥、あらしの夢』、最後の『ありえない人間』が好み。 特に『溺れた巨人』の冒頭、『嵐の去った朝〜』から始まる一文は何の変哲もない文章ながら強烈な印象を残す。 それにしても、浅倉久志の翻訳はいいよねぇ。
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