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六死人 の商品レビュー

3.4

6件のお客様レビュー

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2019/03/26

クリスティの「そして誰もいなくなった」風の作品(でもこっちが先に書かれてる)ということで気になって読みました。なるほど、そんな雰囲気。閉鎖状況ではないけれど、仲間が順番に殺されてそして誰もいなくなりそうな勢いのミステリです。 志を持ってそれぞれの旅に出た後、再会することになった六...

クリスティの「そして誰もいなくなった」風の作品(でもこっちが先に書かれてる)ということで気になって読みました。なるほど、そんな雰囲気。閉鎖状況ではないけれど、仲間が順番に殺されてそして誰もいなくなりそうな勢いのミステリです。 志を持ってそれぞれの旅に出た後、再会することになった六人の仲間たち。彼らを次々に襲う殺人者、そして減っていく容疑者。サスペンス感もばっちりの作品です。ちなみに「そして誰もいなくなった」を読んでいると、同じようなパターンだし犯人の見当はつけることができるんじゃないか……と思っていたけれど、私は見事に外しました(苦笑)。敗北。

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2017/06/26

五年前、大金持ちになる夢を胸に世界中に旅立った六人の青年たちは、稼いだ金をみんなで(失敗した者も含めて)山分けにする約束をしていた。 そして彼らは再会のためそれぞれ帰国の途に着いたが、一人また一人と殺されていく… 何よりも、ある有名作品の名前が書かれたあらすじ紹介を先に読んでしま...

五年前、大金持ちになる夢を胸に世界中に旅立った六人の青年たちは、稼いだ金をみんなで(失敗した者も含めて)山分けにする約束をしていた。 そして彼らは再会のためそれぞれ帰国の途に着いたが、一人また一人と殺されていく… 何よりも、ある有名作品の名前が書かれたあらすじ紹介を先に読んでしまって、読む前からトリックの見当がついてしまったのが残念。そこは伏せ字にしようよ。 本筋以外の要素が少なく、現代のミステリと比べてかなりあっさりしているし、登場人物の行動が突飛な気がするが、サクサク事件が進んでいくので読みやすかった。 ただ、金をみんなで分けようと約束していたとしても、法律的にこれはどうなるんだろうというのが疑問。

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2012/12/21

某超有名ミステリと同様の趣向で盛り上げる、某長有名ミステリよりも先に書かれた作品。 何をどう書いてもネタバレになりそうなのだけど、序盤からなかなかサスペンスフルで楽しませてくれる。 真犯人の動機やトリックなどもなかなかだし、盲点を突くトリックが使われているのも驚いた。 若干、地...

某超有名ミステリと同様の趣向で盛り上げる、某長有名ミステリよりも先に書かれた作品。 何をどう書いてもネタバレになりそうなのだけど、序盤からなかなかサスペンスフルで楽しませてくれる。 真犯人の動機やトリックなどもなかなかだし、盲点を突くトリックが使われているのも驚いた。 若干、地味で硬質なのだけど、それもまたよし。

Posted byブクログ

2012/09/01

五年後の再会と築いた財産の山分けを約束し世界に旅立った六人の若者たち。やがて月日は流れ、彼らが帰国の途についた時、一人が客船から堕ちて行方不明になったのを皮切りに次々と惨劇が……。 謎解き要素以外を極端に排した淡々したストーリー展開が潔い。メインの趣向は某古典的名作に8年先行とい...

五年後の再会と築いた財産の山分けを約束し世界に旅立った六人の若者たち。やがて月日は流れ、彼らが帰国の途についた時、一人が客船から堕ちて行方不明になったのを皮切りに次々と惨劇が……。 謎解き要素以外を極端に排した淡々したストーリー展開が潔い。メインの趣向は某古典的名作に8年先行ということだけど、そこで作品名を出しちゃネタバレと同じですよ創元社さん。個人的には小ネタ扱いのエレベーターでのトリックのほうが感心したかな。

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2011/07/17

6人の青年たちは5年後の再会を約束して世界に旅立った。お互いが築いた富の分配を約束して。 5年後、再会のために集まる青年たちが1人、また1人と殺されてゆく。 大まかな骨子はクリスティの「そして誰もいなくなった」と同じではあるものの、こちらの方が早く刊行されている。 いわゆるお楽...

6人の青年たちは5年後の再会を約束して世界に旅立った。お互いが築いた富の分配を約束して。 5年後、再会のために集まる青年たちが1人、また1人と殺されてゆく。 大まかな骨子はクリスティの「そして誰もいなくなった」と同じではあるものの、こちらの方が早く刊行されている。 いわゆるお楽しみな部分を省き、事件とその捜査のみに焦点を絞った地味な本格もの。 淡々としていて面白かった。 犯人は予想通り。この手のミステリを読みなれた人になら100%当てることができる。 だけど、肝心なのはこの小説がその先駆者だと言うこと。 確かにこれをいきなり読まされたら当時は驚いてしまうだろう。 「地味な本格」という注文でお薦めしてもらった1冊。満足。

Posted byブクログ

2013/04/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

五年後の再会を約束して旅立った6人の青年たち。5年後約束の場所に集まろうとする彼らが連続殺人の被害者となっていく。ヴェンス警部の推理。 犯人としてはわかりやすいかな、可能性があるのは2人しかいないわけですから。

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