裏窓 の商品レビュー
ヒッチコックの映画の…
ヒッチコックの映画の原作「裏窓」を含む短編集。アイリッシュは「幻の女」のような長編も良いが、短編も素晴らしい。
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収録作の「裏窓」はヒ…
収録作の「裏窓」はヒッチコックによって映画化もされた作品。その他の作品も名品ぞろいです。
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ヒッチコックが惚れこ…
ヒッチコックが惚れこんだのも納得な名品揃いです。貴重な1冊。
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「殺しの翌朝」「いつかきた道」とも幻想的な感じ。その幻想の感じは微妙に違っているが、遡る時間、が鍵ともいえる。ふたつともうまく映像化したらおもしろいだろう。アイリッシュもこんな作品をかくのか、と思ったが、殺人、という行為そのものが、巻きこまれれば、一種の幻覚世界なのかも、と思った...
「殺しの翌朝」「いつかきた道」とも幻想的な感じ。その幻想の感じは微妙に違っているが、遡る時間、が鍵ともいえる。ふたつともうまく映像化したらおもしろいだろう。アイリッシュもこんな作品をかくのか、と思ったが、殺人、という行為そのものが、巻きこまれれば、一種の幻覚世界なのかも、と思った。 「殺しの翌朝」(Murder on My Mind 改題:The Morning after Murder)ディテクティヴ・フィクション・ウィークリイ1936.8.15 俺は真面目な刑事なのだが、今朝はやけにベッドのマットレスの調子が悪い。連絡を受けた殺人現場に行くと、既視感のある建物が・・ しかし微妙に壁の色とかが違っている・・ 読んでるうちに、もしや犯人は? となるのだが、不思議な作品。 「いつかきた道」(Guns,Gerntlemen 改題:The lamp of Memory、:Twice-Trod Path)アーゴシイ1937.12.18 由緒ある家に育った私。先祖の肖像画のある部屋があり、その中でもひときわ目についたのが25歳で死んだという、曾祖父の弟で名前も同じ青年の肖像画。以来私は肖像画とともに大きくなり、家業に就く前に船で世界旅行に出て、とある場所に着いたが・・ 既視感のある風景と出来事が・・ 幻想的。 「帽子」(The Counterfeit Hat 改題:The Hat ;The Singing Hat)カレッジ・ライフ1939.2.18 真面目な勤め人の青年。やっと帽子を新調したが、入ったカフェで隣の人の帽子と取り違えたばっかりに、殺されてしまう。刑事たちの推理と追い詰める様を楽しむ作品。帽子が男性もファッションの一部として定着していた時代の作品なんだなあと感じた。 「だれかが電話をかけている」(Somebody on The Phone)ディテクティヴ・フィクション・ウィークリイ 1937.7.31 妹は電話におびえていた。5回鳴らすと一回切り、また鳴らす。問い詰めるとギャンブルで負けたらしい。兄の俺は待っていろと言い部屋を出たが、妹は窓から身投げした。こうなったら相手をとっちめるまで・・ やったぜ・・ そうなのか?・・ この巻は初出がついていた。 他に、 「裏窓」(It Had to be Murder 改第:Rear Window)(コーネル・ウールリッチ短編集4、ホテル探偵ストライカー に所収)ダイム・ディテクティヴ1942.4 「死体をかつぐ若者」(The Corpse and the Kid 改題:Boy with Boy :Blind Date)(コーネル・ウールリッチ短編集1)ダイム・ディテクティヴ1935.9 「踊り子探偵」(Dime a Dance 改題:The Dancing Detective)(コーネル・ウールリッチ短編集2)ブラック・マスク1938.2 「じっと見ている目」(The Case of the Talking Eyes 改題:Eyes that Watch You ;The Talking Eyes)ダイム・ディテクティヴ1939.9 (コーネル・ウールリッチ短編集別巻6に”眼”の題で、「絶望図書館」に”瞳の奥の殺人”で所収。) 「ただならぬ部屋」(Mystery in Room 913 改題;The Room with Something Wrong)カレッジ・ライフ1938.6.4 (「ホテル探偵ストライカー」に”913号室の謎”の題で所収) 1973.3.30初版 1975.9.12第5版 図書館
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初・アイリッシュ作品。 読めれば面白いが、読みにくい。ミステリというよりサスペンスか。 まだ『幻の女』を読んでないので、この作品だけでは諦めないぞ!
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表題作の裏窓がイイ!ヒッチコックはほぼ忠実に映画化しました。裏窓が好きだという方は是非一読を。他のオススメは「じっと見ている目」
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