フレンチ警部の多忙な休暇 の商品レビュー
1939年発表のフレンチ警部シリーズ第19作目。当時クロフツがハマっていたのか、またまた船が舞台となる。1部で事件発生までの背景や設定が描かれ、2部でフレンチ警部の捜査が始まるのは、お馴染みの光景なのだが、+αの一捻りが加えられているのが上手い。1部で語られるビジネスアイデアとそ...
1939年発表のフレンチ警部シリーズ第19作目。当時クロフツがハマっていたのか、またまた船が舞台となる。1部で事件発生までの背景や設定が描かれ、2部でフレンチ警部の捜査が始まるのは、お馴染みの光景なのだが、+αの一捻りが加えられているのが上手い。1部で語られるビジネスアイデアとその実行方法もシンプルに面白く、クロフツの創作能力の高さに改めて感動する。トリックの凝り具合、鮮やかさも安定の出来なのだが、それでもやや物足りないのは、たぶんフレンチ警部の捜査が短いから。もっと「退屈」が欲しい体になっている。
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フレンチ警部シリーズ。偽名を使って乗り込んだ賭博船で、殺人事件が起こる。殺されたのは敵の多い高齢の船主。失敗しながらも、いつものように粘り強い捜査を展開する。派手さは無いが、落ち着いた振る舞いのフレンチ警部に、読者も安心して読み進められるだろう。
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フレンチ警部シリーズ 旅行会社から船舶運営の旅行業へ転身したモリソン。共同で仕事をする弁護士ブリストウ。出資者のストット老。賭博船としての旅行を開始したエレニーク号。賭博船の捜査の為に偽名で乗り込んだフレンチ夫妻。殺害されたストット。ストットの義理の息子のボタンとモリソンの残し...
フレンチ警部シリーズ 旅行会社から船舶運営の旅行業へ転身したモリソン。共同で仕事をする弁護士ブリストウ。出資者のストット老。賭博船としての旅行を開始したエレニーク号。賭博船の捜査の為に偽名で乗り込んだフレンチ夫妻。殺害されたストット。ストットの義理の息子のボタンとモリソンの残した足跡。証拠の写真に隠された秘密。 2010年2月18日購入 2010年6月12日読了
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